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現代文を読むのカラクリⅦ

2007-08-17 21:31:17 | 学問
模試、受験で点を取りたい、
ならば、何をすべきか。
短絡的な単語・熟語・文法暗記で
よいのですか。違いますね。
それは勉学ではありません。
いかに沢山働いたか、という「量」に過ぎません。
「質」的な勉学法はほんの一握りの生徒しか、
行っていません。
「高校-大学-就職」という人生の構図。
FPも必要です。
只、それで、社会はうまく繋がっていくのですか。
一部の人たちしか、日本、世界について考えていません。
「木を見て、森を見ず」になり過ぎ、
身近な「家庭」「会社」「地域」または「家庭」「学校」「地域」
、またそこから逸脱した第4世界に足を踏み入れた平成10年以前、
それ以降は、NEET・FREETOR・PARASITEに第4世界は
置き換えられたと私は考えております。

「現代文のカラクリ」と題して、哲学について語っていますが、
もう頭は飛んでいったのではと懸念しています。
「心ここにあらず」は残念です。
今、そうなっている諸君は眼鏡をかけ替えて下さい。
眼鏡が合っていないのです。見える眼鏡を私が差し上げます。
抽象的眼鏡ですが。

「倫理」には西洋哲学・東洋とありますが、
「哲学-宗教-科学」という流れで、
「近代科学」が確立されたのです。
今、キミたちが学んでいる学習は
元祖は「哲学」だったのです。

倫理-科学から政治経済へと人間文化に
まで倫理は影響を及ぼしています。

哲学(科学)なくして、真の学問がありえましょうか。
本気、真剣に人生を生きていくなら、真の学問を
やるしかないのです。

国語・英語・数学・理科・社会と教科は
複数ありますが、只、与えられた課題に
受動的に取り組む姿勢は、人生無駄です。

積極的人生は、受験テクニック等には走りません。
哲学(科学)は複雑な世界を簡素化してくれています。
キミたちは模倣するだけでいいのです。
今は何も発明はできません。
公式を知り、只、演繹的に使うだけ、といった
作業を繰り返しているのです。(演習)

これも勿論、大事です。
しかし、私の言っていることは、帰納です。
公式の根源、一般化の根源のことです。
見なくてはならないにはここです。
こうすることで、自然、社会を見る目が出来るのです。

受験勉強は模倣。学問は智慧(内から出てくる抽象物)です。


-哲学への挑戦- 
近代の彼方へ 第3章   

浪漫主義から実存主義の系譜(けいふ)は、
暴虐(ぼうぎゃく)の限りを尽くす資本と科学と
産業に対する反論の拠点であった。
しかし、それらはすべて挫折した。
20世紀の後半は、資本と産業の暴虐を意識しながら、
しかし、それに対する反論を見出せない時代であったのだ。
有為(ゆうい)な拠点はないのか。
哲学は資本と産業を乗り越え、
克服する新たな力を私たちに与えてはくれないのか。
その答えはまさに、この現在において、
かすかな光があるに過ぎない。
それはまず、抑圧する権力を外にあるものではなく、
私たち自身の内面を侵食するものであるとみる視点、
そして次にその権力を構造と関係性によって
とらえようとする視点によって得られるものだと規定できる。
宗教でもなく、貨幣でもなく、人間がその生を満たされたもの
として位置付けるために、新たな価値観を構築するものとして
指名されるのはやはり哲学しかないのだ。
だから私たちは、今身に付けている価値観を脱ぎ捨てる
準備をしなければならない。
自らの自明の価値観を抑圧装置として捉え直さなければならない。
求められているのは、
それ故に、自らを救うことではなく、自らを壊す行為に他ならないのだ。

 2003.05.17.SAT      (493字)

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