杞人之憂(きじんのうれい)
という中国古典の片言隻句があります。
略して「杞憂」(きゆう)とも言うが、むしろこちらの二字句の方が有名でしょう。
ご周知のように、「無用な心配、取り越し苦労」といった意味。
『列子』の次のような話が出典になっている。
むかし、杞という国のある男が、いまに天と地が崩れたらどうしようかと、
心配で心配で夜もねむれず、食べ物ものどに通らない。
周りの人が崩れる心配などないと言うと、
じぁ、日や月や星は落ちてこないだろうかという。
大丈夫だから心配するなというと、男はようやく安心した。
「杞人之憂」(杞憂)とは、遠い先の起こるか起こらないか、わからないようなことを、あれこれ気に病んでいる人間を
笑ったことばです。
人生様々な場面に出くわします。
様々な決断をしなくてはなりません。
そこに杞憂は付物です。
成功(合格)と失敗(不合格)が表裏一体であるように。
決断力のない人は人生の大切な時間を無駄にしています。
決断力がない=決断する判断知識がない。
決断がつかず、人生の時間を無駄にしているようです。
人生何事も石橋を叩き過ぎて、石橋が壊れてしまう。
壊れたら渡れません。
杞憂はあって当たり前。進んでいくうちに杞憂に遭遇すれば
一つ一つ対策を取っていけばいいのです。
新型インフルエンザのように。
杞憂しても回避不可能でしょう。
自然の大原則です。選ばないと機会は与えられません。
進活(進学活動)?、就活、婚活、転活(転職活動)?
決めかねて、遅れていませんか。
人生が商品化され、この商品を購入していいのだろうかと、
現代は選択肢が多過ぎるのだと考えています。
故に選べない。
無職、独身、気持ちの入っていない仕事、我慢して仕方なく
仕事をしている、いつもこの道でよかったのだろうかと迷っている。
決めたら、とことん継続的にやり進む。
その時に熱中していたら、それが天職でしょう。
熱中できていなければ、人生他の道もあると考えることも必要でしょう。
人間誰しも、経営者です。自己の経営者。
生きていく戦略を考えて下さい。
社会に大きく貢献できる人、必要とされる人は
無意識にでも戦略を持ち合わせているということです。
自分の選んだ道を嘆く(愚の骨頂)のではなく、
切り拓き、次の岐路を作ることが人たる人格者になる
意思があるなら、感傷に陥るのではなく、選んだ道は
絶対に後悔することはやめることです。
今の自身が真実ですから。
GESプレップスクール
■自然界の法則と人間界(社会)の法則
人は汗水流して幸せを稼ごうとしている
人生の岐路そして決断
-人生最も怖いのは、自分で選べないこと-
What do you live and work and study for ?
幸の輪