育つ葉

「育つ葉」

真っ白なキャンパスに向かって、何を描こうか。

素材は何にする？色は何色がいい？

それって、どうやって決める？

君たち若者はまだ素材も色もまだまだ決まっていない。

高校生までは海や山、そしてそれらが持つ色を見てきたんだ。

海のもつイメージと色がクロスし、それが全体としてシンボル化する。

君たち若者はそれら沢山のシンボルを情報ではなく、知識として身に

つけている。まだまだ、シンボル化していないものも勿論、あるよね。

君たちの耳、目には多くの情報が入り、ある時は知識となり定着し、

また、ある時は情報という削除メールや削除ファイルとしてデスクトップの

ゴミ箱に入っているんだ。だから、君たちの体験してきたことは決して

無駄なものはない。必ず、どこかにある。君たち皆、同じ時間を生きてきたよね。

そのゴミ箱に入っている情報を使えるようにするために学ぶんだ。

そして、この木のように秘められた才能が一枚々々、緑の葉っぱになる。

結果として、大きな木という素材と色を持つ一つのシンボルとなるんだよ。

君たち、真っ白なキャンパスに向かって、何を描こうか。

素材は何にする？色は何色がいい？それって、どうやって決める？

答えは簡単だね。教育って自分の持つ才能をカタチにすることなんだ。

　　

本日から「木村浩のもう一つのコラム－知への招待－自然・社会アーカイブ」

の幕開けです。

このエッセイ知っている人も中にはいると思います。

沢山のメディアに掲載して参りました。

2002年に私の作った会社のエッセイロゴです。

年をとると人の心のキャンパスは真っ白ではなく、

真っ黒になっている気がします。

中年になってパラダイムは出来上がってしまっても、

パラダイムシフトする能力を持つ必要があると感じます。

若い頃はパラダイムを作ることが大切だから、

「育つ葉」なのです。

年をとるにつれて違うアングルからの「育つ葉」を

持ちたいものです。

本日はこのエッセイでデパーチャー。

自然界を知る、即ち、神を知ると同値です。

わかりますか。

神というのは「自然の摂理」ということは元祖「知への招待」

で説明してあります。

我々はこの自然界を散策し、驚き、感動し、美を脳に創造する

ようになります。美とは綺麗な法則性です。

真理とは何か。美です。それは普遍的な法則だからです。

天動説と地動説は軍配は地動説に上がりました。

なぜ、地動説には美しい楕円という幾何学的な法則があったからです。

森羅万象、正統は「神」（自然の法則）です。

これには誰も逆らえません。

社会における「法」は人間の権利や生活を脅かすようなら、

浄化されます。法曹は法（条文）を自然の法則と考えることなく、

当てはめていると、必ず行き詰まり、カタルシスされます。

商売で人を法を使い、詰めていると必然的に己もその法に

もしくは自然の法（摂理）に詰められてしまいます。

いつかは病の如く、誰しもが出くわす問題です。

自然という美を土台に私たちは生きています。

毎日、人間模様を作っています。

これからその「美」を求めて、虚偽社会を自然社会に

変えて参りましょう。