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現代を読み解くカラクリ 

2009-05-31 05:11:14 | 学問

学習から学問、そして実学へ。

これらが一体、どのようなカタチに変貌するのか。

社会構造の劇的な変化に適応し、改編、改編、また改編。

法治国家における法改正。

只、自然には法改正は1世紀単位ですらない。

自然の摂理に沿った人間の生き方、社会つくり。

これを逸脱するとカオス、カタルシスが起こる。

ここからの逸脱はあり得ない。

第4回「国家の氾濫②」       2003.03. 29放送

発端はなんであったのか?

それは神から開放されたいと願う人間の自由への希求ではなかったか。

しかし、この自由への希求はそのまま冨への希求へ進み、

自由を求める声は、そのまま人間を殺戮(さつりく)する

近代戦争に変貌するまでに至った。

 神からの開放が、人間の自由を喧伝し、そしてその自由が国家へと

回収される近代というシステム。底にあったものは拡張への欲望であり、

なかったものは貨幣から逃れ、少数者、弱者に対して共感する価値観である。

勿論19世紀末期に現れた開放の哲学、社会主義もこの枠組から逃れていない。

本来社会主義というシステムは人間の協同性を練り上げるというシステム

であったが結局それは資本主義と動揺し、世界の拡張へと乗り出すことになった。

 現実の世界に現れた社会主義の挑戦は人を資本主義の軛(くびき)から

解放するのではなくやはり国家へと同調させる統制をためらうことは

なかったのである。


現代文を読むカラクリⅩⅢ-世界の正常化-

2009-05-23 18:56:37 | 国際・政治

ソ連の崩壊後、冷戦が終り、米帝国が成立、しかし、

世界は混乱している。上手く血液が体を循環していない。

なぜか。細胞一つ一つが、正常に働いていない。

細胞間(細胞内の遺伝子/人間、国家)の情報伝達が

スムースに行われていなく、中枢である脳(政府、国連)が

狂った。調整できないのか。

細胞(人間)が正常に働くことだ。

早く、正常な人間を作れ。

誰もが自分は正常、他人は異常だと思っている。

大人も子供も正常か異常かのどちらかだ。

しかし、社会が異常だということは、人間が異常という

ことになる。「心のマグネット」が弱っている。

今、なすべきことは、大人にも子供にも、新しい

パラダイムを注ぐことだ。

社会を正常にする人間つくりだ。

助け合いの心が、今は最も大事だろう。

第3章「国家の氾濫①」  2003.03.22.放送

19世紀はテクノロジーの爆破を見る時代である。

内燃機関の発明は動力に向けられるエネルギーを

格段に拡張させ、人々を林立する工場へと囲い込んだ。

農村は打ち捨てられ、人は都市の集い、

そこで資本にまみれる道を選んだのだ。

一方、次のエネルギーの拡張は、植民地への誘惑を

西欧列強に掻き立てる。当然、争いは拡張されたエネルギーに

歩調を合わせるように、戦力戦として熾烈を極め、戦車による

蹂躙、戦闘機による無差別殺人まで許容するようになった。

例えば、日本に訪れた黒船の欲するところもこの文脈で

理解されねばならない。

黒船の欲するところは帝国の拡張への意思であり、

人はこのような状況を目にする時、その時代を声を潜めて

こう呼ばねばならない、「帝国主義」の時代だ、と。

すでに帝国主義の時代の求める水路は様々な形で用意されていた。

例えば、テクノロジーの爆発によって作られすぎた商品を

売りつける相手が必要であったこと、また国内の階級や民族間の

対立への視線を逸らすために排外的なナショナリズムが喧伝されたこと、

れらすべてが間違いなく、帝国主義、近代の総力戦争へと、

国家を、人を導いたのである。

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