ミャンマーで大変なサイクロン災害が発生しています。しかし、昨今の報道に、私は非常に違和感を覚えます。
それは、ミャンマーが軍事政権であるから被害が拡大し、人災であるかのように報道されているということです。
確かに政情は日本が安定しているし、経済力のあると思いますが、日本もデルタ地帯に人口が集中する台風(ミャンマーで言うところのサイクロン)大国であることが見過ごされています。
最近中央防災会議では、「大規模水害対策に関する専門調査会」を設置し、大規模水害発生時の応急対策等の検討を行うため、利根川を題材に、利根川が氾濫して大規模な水害が発生した場合に想定される死者や孤立者の数、浸水想定時間に関する被害想定をとりまとめしました。
なんと
a)排水施設が稼動しないケースでは、死者数は約3,800人
b)排水施設が全て稼動するケースでは、死者数は約3,500人
そして、1/200年確率という数値に惑わされてはいけません。昭和22年のカスリン台風なみの台風は、毎年来る可能性があるのです。
この記事で示した画像はNASAが公表したものですが、カスリン台風時や伊勢湾台風時の被災時は似たいような状況だったかも知れません。
洪水の繰り返しによって平野ができている限り、メカニズムは同じなのですから。
地震だけが防災ではありません。
それは、ミャンマーが軍事政権であるから被害が拡大し、人災であるかのように報道されているということです。
確かに政情は日本が安定しているし、経済力のあると思いますが、日本もデルタ地帯に人口が集中する台風(ミャンマーで言うところのサイクロン)大国であることが見過ごされています。
最近中央防災会議では、「大規模水害対策に関する専門調査会」を設置し、大規模水害発生時の応急対策等の検討を行うため、利根川を題材に、利根川が氾濫して大規模な水害が発生した場合に想定される死者や孤立者の数、浸水想定時間に関する被害想定をとりまとめしました。
なんと
a)排水施設が稼動しないケースでは、死者数は約3,800人
b)排水施設が全て稼動するケースでは、死者数は約3,500人
そして、1/200年確率という数値に惑わされてはいけません。昭和22年のカスリン台風なみの台風は、毎年来る可能性があるのです。
この記事で示した画像はNASAが公表したものですが、カスリン台風時や伊勢湾台風時の被災時は似たいような状況だったかも知れません。
洪水の繰り返しによって平野ができている限り、メカニズムは同じなのですから。
地震だけが防災ではありません。
準備する余力がどこまであったかということで、軍事政権という批判の元では、防災に金が回らなかったという論調になっているのでしょう。
被災した後では、そこに生き残った人を助ける能力が問われます。死体も処理せずに転がらせていたら、二次的被害も拡大するでしょう。
まあミャンマー・・・ビルマの場合は、背後の中国に睨まれているため、援助を受け入れられない状態になっているように見えますが・・・
ビルマ国境を越えれば、チベットか・・・色んなものがくすぶっている一帯になってきましたね。
あのあたりの政情はとても不安定で、アジアのバルカン的(この表現もどうか?)になってきたので、このブログの意味からしてもコメントは避けました。
しかし、昨日のテレ朝の番組といい、マスコミがいかに興味がなく、語る知識がなく、幼稚かということです。
ご指摘の衛生面の悪化による二次被害の心配も、報道されませんからね。
今度は四川省でM7.8の地震だそうです。
あの辺り・・・祟られているのでしょうか・・・