防災ブログ Let's Design with Nature

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週間防災格言より

2010年03月03日 | Design with Nature
地味なニュースほど重要な鍵を握っていることがあります

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週間防災格言より

南米チリでM8.8の大地震が発生する2月27日(土)同じ日の早朝、沖縄近海でM6.9の地震が発生した。
この沖縄本島近海地震では、沖縄県糸満市で震度5弱を記録。
沖縄本島で震度5以上の地震が記録されたのは実に1911年6月以来99年ぶりという。

地震による人的被害は軽傷2人。その他、文化財(世界遺産)の勝連城跡で城壁の一部が崩壊するなど130件以上の住宅。非住宅被害があったという。
心配されていた津波は、地震が津波の発生しにくい横ずれの断層だったこともあり、幸いにして、10cm程度の津波を確認したものの大きな津波災害は起こらなかった。

私(店長)は、この日の朝に、嫁さんから「沖縄で震度5弱の地震があったみたいだけど、ほとんどニュースでやってないので良くわからない」と連絡を受けた。
確かに、朝8時頃、テレビをつけてみても、インターネットで見ても、沖縄の地震に関連するニュースは見当たらなかった。

一時、気象庁から沖縄などに津波警報や注意報が発令されたものの、早朝5時半の地震発生だったため、警報・注意報は午前7時までに全て解除されたこともニュースが少ない理由なのだろうか・・・。

不幸にもこの後、チリで1960年以来の大地震が発生した。南米チリでは戒厳令も布かれる大被害となった。翌日には日本の太平洋岸を中心に日本全国の沿岸に最大1.4mの津波が襲来した。
そして、本来なら大手テレビ局でも報道されるべき沖縄地震のニュースが、関東ではほとんど見られることはなかかった。(ちなみに私は一度も沖縄地震のニュースをテレビで見ていない)

ちょっとした実験をしてみた。私の住む首都圏で2人ほど知人に「沖縄で震度5の地震あったの知っているか?」と聞いてみたら2人とも知らなかった。

沖縄本島を99年ぶりに襲った震度5の地震は忘れ去られてしまった。

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