忘れえぬ体験-原体験を教育に生かす

原体験を道徳教育にどのように生かしていくかを探求する。

実践コミュニケーションをめぐって(2)

2011年12月14日 | 実践コミュニケーションの講義をめぐって
以下は、Noboruの「実践コミュニケーション」の第一回目の内容の紹介である。すでに一回目から、相互の自己紹介をかねたかんたんなワークを学生同士でやってもらった。そのワークを行っての感想を、時間の最後の10分ほどで書いてもらったので、それも紹介したい。

まずは、私の手短な自己紹介をする。そのあと、学生相互の自己紹介をしてもらったのだが、ふつうの自己紹介ではでは面白くないので次のような形にした。(学生同士はある程度知り合っており、自己紹介も何度か行っているかもしれないので)

《ワークのやり方》

「なりきり自己紹介」
①AさんがBさんに自己紹介、BさんはAさんにインタビューしてさらにAさんの情報を得る。立場を入れ替えて逆も行う。

②グループの中でAさんはBさんになったつもりでBさんの紹介をする。BさんはAさんになったつもりでAさんの紹介をする。Cさん、Dさんも同様に行う。
 ※できるだけ、話し方、言葉遣い、しぐさ、態度なども似せて行う。

③グループの中で、この「なりきり自己紹介」を行っての感想を述べ合う。

《ワークのねらい》
インタビューをすることで、相手が言おうとすることを相手中心に聞き取る訓練、相手が話しやすいように聞く質問しつつ聞き取る訓練、相手の立場にたって聴く訓練などになる。また、他の人が自分になりきって自分の紹介をしているのを見て、自分を客観視、自己理解につながる。

《「なりきり」自己紹介を行って全体としての感想》(一部)
★自己紹介の内容がそれぞれ面白かった。自己主張が強い人や自分のことをしっかり把握している人は自己紹介の内容が濃いと思った。
★普通に自己紹介するより楽しかったです。盛り上がったー。
★みんなにむかって一人の人のことを紹介するコトは難しいけどたのしいことだと思った。いろんな人の話が聞けてたのしかった。
★他人が自分の自己紹介をするのを見るのは恥ずかしいけど、みんなもきっとそんな感じなのだと思った。コミュニケーションって大事だと思った。
★自分の自己紹介をするよりも、難しく感じた。でも、これで、相手が自分をどう思っているかがわかるから良いと思った。
★実践コミュニケーションだけあって、あまり知らない人話すのは緊張するけど、社会に出る練習として今日は良かったと思います。

《私自身の感想》
第一回目ということもあり、私自身かなり緊張した。学生もみな真面目に取り組み、一人終わるごとに拍手が出たりして盛り上がりもあった。この調子なら今後もうまくいきそうだと、次回からが楽しみになった。


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