実践コミュニケーションの第2回目は、「偏愛マップ」によるワークを中心としたものであった。このワークは、斉藤孝の『コミュニケーション力 (岩波新書)』に紹介され、詳しい方法としては『偏愛マップ―キラいな人がいなくなる コミュニケーション・メソッド』で詳述された方法をもとにしている。一枚の紙に、自分が愛する物や事をできるだけ細かに具体的に記入する(方式は自由)。二人あるいは数人でそれを見せ合って、そこから自由に話題を選んで話すというシンプルなものである。しかし、これを行うと教室や会場がみごとに盛り上がり、これでいままで失敗したためしはないとのことである。
私も、読んで非常に興味をもったし、互いに話したこともあまりない学生たちもいるクラスで最初に行うには最適だろうと判断した。
以下は学生たちに渡したプリントから。齋藤のものを元にして私なりにアレンジしてある。
《「偏愛マップ」によるワークのやり方》
①「偏愛マップ」の作成
右のシートを使用。自分が偏愛するもの(好きなもの)を適当なジャンルごとに書き出してみよう。描き方のルールはないが、相手が見やすく、共通項を見つけやすい描き方がよい。
②座席の近くの人とペアを組む。互いにまだよく知らない人がよい。
③お互いの「偏愛マップ」を交換する。どちらが最初に質問する人になるかを決める。質問する人は、相手の「偏愛マップ」をじっくりみながら、自分と共通する部分、あるいは興味のある部分について質問をしていく。(5分ほど)
④ペアの役割を交換し、同じことを繰り返す。(5分ほど)
⑤ペアを変えて③・④を繰り返す。(以上は、斉藤孝『コミュニケーション力』『偏愛マップ』などをもとに作成)
《ワークのねらい》
①コミュニケーションがうまくいく基本は、相手の好きなことが何かを知り、それに耳を傾けること。相手が興味も関心もない話題を選んでも、相手は楽しくないし、盛り上がらない。興味のあるところから始めて、徐々にコミュニケーションを深める。
②自分が日々出会う人たちが「何を愛し、何に関心をもっているか」に関心をもつことは、相手をより深く理解することにつながる。相手が心の中にどんな「偏愛マップ」をもっているのか、つねに意識して関心をもち、それを、コミュニケーションを深める手がかりとしよう。
③互いに共通する「偏愛」が発見できれば、一気にコミュニケーションと理解が深まる。
《「偏愛マップ」を用いたワークの全体としての感想》
★人と会話するのは楽しいと思った。その人のことが少しでもくわしく知れた。
★すごい盛り上がりました。自己紹介よりもくわしく、相手の好きなことがわかって、意外と自分と同じものを好きだったりして、話が広がりやすかった。
★共感できる人がいて話をしていて楽しかった。このマップを通じて、今まであまり話さなかった子とも仲良くなれた気がする。共通のものに関して今度はなしてみたいと思った。
★好きなもので初めて話す人のこともよくわかったので楽しかったです。
★結構仲の良い人とペアになったりしたが、意外と知らないことともありました。真剣にそして笑顔で自分の話を聞いてくれて嬉しかった。好きなことがかぶっていたりすると、それもまた嬉しくなる。
★聞くと、好きなことだから色んなことをしってて話してくれたので楽しく出来ました。
★仲良くない人とも仲良しになれた気がした。質問しあうことでコミュニケーションがとれた。
★全く話したことのない人たちと話してみて、とても色々なことや意外な共通点があったりして楽しかったです。
★お互いに、好きなものの話は楽しいと思うし、好きなものが一緒だと、もっとうれしいと思う。普段しゃべったことのない子でも、偏愛マップを見せ合いながらだとしゃべることができた。
★いつも話しかけずらいと思っていた人とでも、ペアになると意外と話せた。相手の好きなことを聞くと私も楽しい気分になれた。
★話はどんどん広がるんだと思いました。友達の知らない部分が見れてうれしかった。
★話したことがある人とでも知らなかったことがたくさんあってとても面白かった!ちょっと仲良くなれたような気がする。意外に共通点があって盛り上がる点がって楽しかった。
★そこまで親しくない友達の好きなもの、考えることが知れてよかった。意外な共通点や違う意見などの交換が楽しかった。
★みんなの、見ているだけでは分からない所を知れて楽しかったです。他の人とももっとやってみたいです。
★自分とは違う趣味を持っているけど、話が盛り上がった。他人に関心を持つことは大切。
★相手の知らなかった意外な一面を知ることができた。共通点もあって話しがとてももりあがった。いろいろオススメしてもらえてためしてみたいものがたくさんできました。
学生に配布したプリントは、以下を参照のこと。実践コミュニケーション(2)
私も、読んで非常に興味をもったし、互いに話したこともあまりない学生たちもいるクラスで最初に行うには最適だろうと判断した。
以下は学生たちに渡したプリントから。齋藤のものを元にして私なりにアレンジしてある。
《「偏愛マップ」によるワークのやり方》
①「偏愛マップ」の作成
右のシートを使用。自分が偏愛するもの(好きなもの)を適当なジャンルごとに書き出してみよう。描き方のルールはないが、相手が見やすく、共通項を見つけやすい描き方がよい。
②座席の近くの人とペアを組む。互いにまだよく知らない人がよい。
③お互いの「偏愛マップ」を交換する。どちらが最初に質問する人になるかを決める。質問する人は、相手の「偏愛マップ」をじっくりみながら、自分と共通する部分、あるいは興味のある部分について質問をしていく。(5分ほど)
④ペアの役割を交換し、同じことを繰り返す。(5分ほど)
⑤ペアを変えて③・④を繰り返す。(以上は、斉藤孝『コミュニケーション力』『偏愛マップ』などをもとに作成)
《ワークのねらい》
①コミュニケーションがうまくいく基本は、相手の好きなことが何かを知り、それに耳を傾けること。相手が興味も関心もない話題を選んでも、相手は楽しくないし、盛り上がらない。興味のあるところから始めて、徐々にコミュニケーションを深める。
②自分が日々出会う人たちが「何を愛し、何に関心をもっているか」に関心をもつことは、相手をより深く理解することにつながる。相手が心の中にどんな「偏愛マップ」をもっているのか、つねに意識して関心をもち、それを、コミュニケーションを深める手がかりとしよう。
③互いに共通する「偏愛」が発見できれば、一気にコミュニケーションと理解が深まる。
《「偏愛マップ」を用いたワークの全体としての感想》
★人と会話するのは楽しいと思った。その人のことが少しでもくわしく知れた。
★すごい盛り上がりました。自己紹介よりもくわしく、相手の好きなことがわかって、意外と自分と同じものを好きだったりして、話が広がりやすかった。
★共感できる人がいて話をしていて楽しかった。このマップを通じて、今まであまり話さなかった子とも仲良くなれた気がする。共通のものに関して今度はなしてみたいと思った。
★好きなもので初めて話す人のこともよくわかったので楽しかったです。
★結構仲の良い人とペアになったりしたが、意外と知らないことともありました。真剣にそして笑顔で自分の話を聞いてくれて嬉しかった。好きなことがかぶっていたりすると、それもまた嬉しくなる。
★聞くと、好きなことだから色んなことをしってて話してくれたので楽しく出来ました。
★仲良くない人とも仲良しになれた気がした。質問しあうことでコミュニケーションがとれた。
★全く話したことのない人たちと話してみて、とても色々なことや意外な共通点があったりして楽しかったです。
★お互いに、好きなものの話は楽しいと思うし、好きなものが一緒だと、もっとうれしいと思う。普段しゃべったことのない子でも、偏愛マップを見せ合いながらだとしゃべることができた。
★いつも話しかけずらいと思っていた人とでも、ペアになると意外と話せた。相手の好きなことを聞くと私も楽しい気分になれた。
★話はどんどん広がるんだと思いました。友達の知らない部分が見れてうれしかった。
★話したことがある人とでも知らなかったことがたくさんあってとても面白かった!ちょっと仲良くなれたような気がする。意外に共通点があって盛り上がる点がって楽しかった。
★そこまで親しくない友達の好きなもの、考えることが知れてよかった。意外な共通点や違う意見などの交換が楽しかった。
★みんなの、見ているだけでは分からない所を知れて楽しかったです。他の人とももっとやってみたいです。
★自分とは違う趣味を持っているけど、話が盛り上がった。他人に関心を持つことは大切。
★相手の知らなかった意外な一面を知ることができた。共通点もあって話しがとてももりあがった。いろいろオススメしてもらえてためしてみたいものがたくさんできました。
学生に配布したプリントは、以下を参照のこと。実践コミュニケーション(2)
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