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夏山登山2010~中央アルプス・空木岳~前編

2010年08月26日 | 登山記録
アルペンガイド11 中央アルプス 御嶽山・白山 (ヤマケイ・アルペンガイド)
津野祐次・島田 靖・栂 典雅
山と溪谷社

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 歳をとったことを実感させられた今回の山行… レポートさせていただきます。
 まずは行程の紹介から。
 一日目(8月24日)・・・駒ヶ根菅の台に車を置いて、バスにてしらび平~ロープウェイにて千畳敷カール~極楽平~檜尾岳(2728m)~檜尾避難小屋(泊)
 二日目(8月25日)・・・檜尾避難小屋~熊沢岳(2778m)~東川岳(2671m)~空木岳(2864m)~池山尾根経由で菅の台
 
 新城を出発したのが午前6時15分。新城は土砂降りの雨… ネットで調べたところ、このころ東三河には発達した雷雲がかかっており、目的地である駒ヶ根周辺は曇りだったので、大丈夫だろうと判断して出発。果たして新城を抜けると雨は降っておらず、一安心。
 8時40分に駐車場着。(料金500円)9時過ぎのバスでしらび平まで30分。(料金1980円・ロープウェイ代込み・片道)ロープウェイも20分待ちですんなり乗れて10時10分には標高2612mの千畳敷に立っていました
 中央アルプスの縦走は8年ぶり。越百岳~南駒ヶ岳を歩いた以前の縦走時には、下りで大難渋を経験し、その山行から帰ってすぐに『登山用ステッキ』を購入した思い出が残っています 
 今回の山行は歳のことも考え無理のないものにしようと、ロープウェイで千畳敷まで上がり、楽々尾根歩きで小屋泊まりという「軟弱プラン」を立てたつもりでした。少なくとも千畳敷を出発して極楽平まで登った11時の時点までは、我が計画に一点の曇りもありませんでした。ま、惜しむらくはガスがかかっていて展望がイマイチだったこと。
   
  極楽平に登る途中、千畳敷方面を撮す

 極楽平で空木から縦走してきたご夫婦から情報を仕入れ、「ピクニック気分よ。空木から下ったところにある水場の水はすごく美味しいから楽しみにね。」との言葉に気分良く出発。ガスの切れ間から見える中央アルプスの峰峰を撮影しながら、檜尾岳を目指しました。今回持っていったのは「LUMIX LX3」。「E-620」に「9-18mm」をつけてとも考えたのですが、荷物を出来るだけ軽くしたかったので諦めました。極楽平から1時間半ほどにある濁沢大峰までは割と順調でした。が、ここから計画に狂いが… 楽々峰歩きだったはずが、息が上がって歩けない… 15分おきに小休憩を取らないと進めない… おかしい… 「ま、今日は檜尾の小屋までだから、ゆっくり行くさ。」と、同行のS氏と笑って誤魔化しながら進む… 明らかにトレーニング不足+老化による体力低下のせいなのだが、この段階では「まだ認めたくない。」と思っていたのでした。
   
  宝剣を望む 
 
 檜尾岳着14時15分。ガスのため展望もきかず、早々に小屋へと下る。山頂から小屋までは10分ほど。小屋は無人の避難小屋ですが、トイレ完備、銀マットや寝袋まで備え付けられています。大人10人ほどで一杯になってしまうほどの小さな小屋ですが、この日は我々2人と他3人の計5人だけでしたので、快適そのものでした。また気密性も良く、寝袋に入って寝ていると暑いくらいでした。これで宿泊料は1000円ぽっきり。入り口土間に「協力費入れ」のポストが備え付けられているので、そこに入れます。
   
  檜尾避難小屋
   
  小屋から見た空木岳。この先にどんな難渋が待っているかもしらずに…

 到着後、早速祝宴。下界から持ち上げたビール2缶とS氏持参の泡盛「残波」を飲み干したところで夕食を取り、暗くなる前には大いびき… 同宿の方々にはご迷惑をおかけしました
 


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