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曰く、「山は征服するためにある。」曰く、「山の数ほどある。」
というわけで、次から次へと「征服すべき」山が現れるため、二度三度と同じ山に登ることは少ない。何度も登りたくなる山もそれこそ「山の数ほどあるのだが…
そんな中、何十回登ったか、定かでない「山」が一つある。それが今回登った「岩古谷山」だ。地元設楽町に30年近く住んでいたのだから、当たり前のことなのだが。
しかし、地元に住んでいながら、岩古谷の北にそびえる「平山明神山」には2度しか登っていない。理由は二つ。一つには、麓の登山口から1時間で登れてしまうお手軽山なのにアプローチが取りづらいこと。もう一つは岩古谷からの縦走路が「危険道」と教え込まされてきたため、縦走が「心理的に」難しかったこと。
要するに、私にとって「岩古谷山」から「平山明神山」への縦走は長年の宿題であったのであります。切り立ったナイフリッジが立ち塞がり、深々と茂った藪が行く手を阻む… それこそ「大キレット」級の難所が待ち受けていると思いこんでいました。本当にそうなのか?今回確かめるべく、連休中日の5月3日、故郷田口に車を走らせました。
堤石トンネルの脇に愛車「DAHON」号を置き、2キロほど離れた「平山明神登山口」へ。

登山開始は午前7時43分でした。

明神山頂着は8時34分。
10分ほど休憩して、いよいよ縦走開始。山頂直下の分岐で岩古谷からやって来た単独行の登山者とすれ違ったので、どんな様子か伺うと、「道もちゃんとしていて、特に危ないところもなかった」とのこと。ちょっと…がっかり

でも、本当に肩すかしを食らったような縦走路でした。確かに「ナイフリッジ」もありましたし、ロープ場も何カ所かありましたが、「恐ろしくて引き返したくなるような」難所はなし。テープやら道標やらがしっかり付けてあって、道に迷うこともありませんでした。

平山明神(手前)と三ツ瀬明神(中央奥)

これを見たときは、緊張しました。

確かに、山慣れしていない人は立ち入らない方がいいでしょう

鹿島山(左)と大鈴山(岩古谷山頂付近より)
10時23分、岩古谷山頂着。

山頂より田口方面を望む
いつもながらの絶景です。
ちょっと休憩してから、堤石トンネルへの道を下りました。

11時07分、トンネル横着。
愛車に跨り平山明神登山口へ。

山麓より望む明神山
登山口着は11時26分。お疲れ様。