>戦略家ジョセフ・ヨッフェ氏
オバマ外交は「自分自身を封じ込めている」
なかなか刺激的な見出しですね。
ですが、言い得てますね~
こうした意見がアメリカから出るようになってきたんですね~
アメリカの保守系シンクタンクなどは、中国封じ込めの強硬な報告書をこれまでも出していたんですが、マスコミがあまり取り上げませんでした。
>挑戦的な「あの国」利する? オバマ外交は「自分自身を封じ込めている」の痛烈批判
2015.5.24 18:00 産経ニュース
米欧で活躍してきた著名な戦略家ジョセフ・ヨッフェ氏は怒りのあまり、オバマ外交が「この6年間、何も学んでいない」と嘆いた。安全保障、自由貿易、航行の自由を阻害する秩序の破壊者を放置し、「挑戦国を封じ込める代わりに自分自身を封じ込めている」と米紙で痛烈に批判している。(SANKEI EXPRESS)
70年前の米国も第二次大戦に疲れ、2年以内に米軍を欧州から撤兵させる方針だった。しかし、トルーマン大統領が就任するとすぐに冷戦が始まる。トルーマンは撤兵をやめ、直ちに対ソ戦略を練り上げた。
きっかけは、ジョージ・ケナンによる警告である。モスクワの米国大使館にいたケナン代理大使はソ連の拡張主義を警戒する長文電報を本国に送り、1947年には「X論文」を発表して対ソ「封じ込め戦略」を提起した。
ヨッフェ氏はいま、「オバマ政権のホワイトハウスがX論文を読んでいるとは思えない」と米紙ウォールストリート・ジャーナル(12日付)で叱りつけたのだ。オバマ政権が「自分を封じ込めている」とは言い得て妙だが、事態は深刻である。
国際秩序への挑戦者は、まず“辺境”に手を出して敵の出方をうかがう。ロシアはクリミア半島を併合してウクライナに手を伸ばし、中国は大陸から遠く離れた南シナ海の岩礁を押さえて、「秩序の擁護者」の出方を探っている。
オバマ大統領が「米国は世界の警察官ではない」と発言をしたからだけではない。2014年にオバマ大統領が米誌『ニューヨーカー』1月24日号で、わざわざ「私にはいま、ジョージ・ケナンのような人物を必要としていない」と語って、グローバル戦略を拒否していたからである。
オバマ政権が寛容さを示せば、挑戦国はそれが弱さの証明であると考える。中国からみて陸の辺境はチベットであり、新疆ウイグルであるが、海の辺境は南シナ海の島(とう)嶼(しょ)にあたる。オバマ政権の「アジア回帰」が口先だけとみるや、南シナ海の7つの岩礁をひそかに埋め立てた。
この動きを衛星写真が察知した。国防総省が8日に発表した中国の軍事力に関する年次報告書によれば、埋め立て面積は昨年12月以来、4カ月の間に4倍にまで拡大していることが明らかになった。しかも、驚くべきことにサンゴ礁をダイナマイトで一気に破壊していた。
埋め立てによって長大な滑走路がつくられ、南シナ海の全域が中国空軍機の活動範囲になる。東シナ海と同じように中国の防空識別圏が設定されれば、海空の航行の自由が侵される。
太平洋軍司令官のハリス提督は、北京がスプラトリー諸島に「砂の長城」を建設しようとしていると発言し、ようやく国防総省も先週、南シナ海の島嶼を偵察するため米軍の艦船、航空機を派遣することを検討していると発表した。
しかし中国の習近平国家主席は米国の“本気度”をはかるように、訪中したケリー国務長官に「広い太平洋は2つの大国を収容できる空間がある」と、なおも挑戦的だった。
戦争を回避する勢力均衡は、強制的な執行者がいてこそ成り立つ。ヨッフェ氏は論考の終わりに、「自分で自分を封じ込めてしまえば、相手からの信頼を得ることなどできはしない」と積極介入するよう鼓舞した。(湯浅博・東京特派員)
http://www.sankei.com/premium/news/150524/prm1505240020-n1.html
>オバマ外交が「この6年間、何も学んでいない」、安全保障、自由貿易、航行の自由を阻害する秩序の破壊者を放置し、「挑戦国を封じ込める代わりに自分自身を封じ込めている」
オバマが、中国をすっかりその気にさせてしまったという論調です。
戦後70年アメリカが苦労して確立した超大国としての覇権。
それが中国よっていま露骨に脅かされているのです。
訪米した安倍首相は米議会でアメリカに覚醒するよう促しました。
安倍首相とオバマ大統領との会談で、日米両政府は自衛隊と米軍の役割分担を定めた防衛協力の指針(ガイドライン)の改定に合意しました。
日本が整備を進める安全保障法制で自衛隊の活動内容拡大をにらみ、世界の安定のために両国が協力を深めることを強調しています。
日本とその周辺の安全確保に主眼を置いてきた日米同盟は、地理的範囲、内容ともに大きく広がり、新たな段階に入ります。
オバマ大統領は覚醒したのでしょうか。
>南シナ海問題 中国にバイデン米副大統領が警告「たじろがず立ち上がる
産経新聞 5月23日(土)9時17分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150523-00000511-san-n_ame
22日、バイデン米副大統領は、メリーランド州アナポリスの海軍士官学校で行われた卒業式の演説で、中国が南シナ海で人工島を建設していることなどを列挙し、「公平で平和的な紛争の解決と航行の自由のために、米国はたじろぐことなく立ち上がる」と述べました。
バイデン副大統領ですが、アメリカは中国と対峙する覚悟を決めたのでしょう。
「米国が(中国の)領有権の主張に特権を与えることはない」と強調しました。
米軍は南シナ海で偵察活動を開始しました。
中国がどう出るかによりますが、米中冷戦は避けられないでしょう。
>習近平氏が招いた「米中冷戦」
石 平氏も米中冷戦を予測しています。
アメリカも日本もその時に備えた手を打ちつつあります。
12日には、ケリー国務長官が電撃でロシアを訪問し、プーチンと膝詰め談判した結果、ウクライナ停戦をロシアが守ることを条件に、制裁を解除することを約束しました。
イラク・シリア問題でも話し合いは進展し合意に達しています。
ケリー長官は休む暇もなく、17日には中国の習近平主席と会談、中国による南シナ海での岩礁の埋め立てに「懸念」を伝え、東南アジア諸国との緊張を緩和するため自制を求めました。
ケリー国務長官と習近平主席の会談を受けて、米国務省のラスキー報道部長は18日の記者会見で、「米国はいかなる一方的な領有権決定に反対する。当事者は外交的に国連海洋法条約を含む国際法に従って解決する必要がある」と述べました。
さてロシアのプーチン大統領ですが、日本訪問が決まったようです。
ロシアのプーチン大統領側近のナルイシキン下院議長と、安倍晋三首相が21日に会談
ナルイシキン下院議長は、プーチン大統領が訪日することは既定だと述べた。
オバマ・安倍会談で、安倍首相はプーチン・ロシア大統領を日本へ招待することを表明しています。
関係筋の話では、オバマ大統領は当初不愉快な感じだったそうですが、安倍首相が提起する中国封じ込めのセキュリティー・ダイヤモンド構想にロシアを加える中国全方位包囲網を説きオバマ大統領もプーチン訪日を、承諾したと言われています。
講釈師のようですね(わらい
安倍首相の地球を俯瞰する外交が、真骨頂を発揮しています。
中国とロシアを引き離す。
もともとロシアと中国は仲が悪いのです。
米国がロシアのクリミア侵攻で制裁したため、14年訪日が霧散してしまいました。
安倍首相も残念でしたでしょうが、プーチンは、もっとがっかりしたと思います。
そのためロシアは頼る寄る辺が中国となったわけですが、ウクライナ問題でアメリカとロシアが和睦すれば、ロシアもアメリカも元の鞘に納まるわけです。
割を食うのは当然ですが中国です、それを狙ったものですから日米の思惑通りです。
もし中国がこれ以上拡張政策を推し進めれば、やがてアジアからアメリカは追い出され、次に狙われるのロシアの極東地区。
ここは清朝の頃は清朝の版図で外満州と呼ばれていた地方です。
ウラジオストクもそう、ロシアは清朝から極東地区を割譲で獲得し、日本海への出口を確保したのです。
中国が覇権国家になれば、アメリカ同様今後退潮していくであろうロシアは、今度は中国に極東地区を奪い取られてしまうだろう。
ですから、中国封じ込めにはロシも加担することは明らかです。
日本もロシア極東地区の開発やサハリンからの天然ガス輸入等、政治案件として押し進めてもいいのではないでしょうか。
だからと言って、北方4島を諦めると言う話ではないことは当たり前のことです。
人集めに断られまくり、やっとゼネコンなどを拝み倒して
参加させたようです。
でも中国のネットでは「帰れ!」が多いようで二階さん、お疲れさまです。
Ganrikiさまのカムバックが嬉しくて一気にたくさんコメントしてしまいました。
どうぞご無理をなさいませんように。
嬉しいですね、Gannrikiさまどうぞお大事になさってください。
韓国のときは1400人ですか、今度は3000人凄すぎます(わらい
政治家はパーティーで政治資金集めるのが慣わしみたいですが、これは新手の資金集めではないんでしょうか。
単純に参加費用お一人様30万円としてざっと9億円
手元にどれほど残るんでしょう。
そういえば、先鞭つけたの小沢一郎でしたね。
二階め、俺の真似したなと思ってるかもですね