>人民日報は「勿謂言之不預」と警告した
「人民日報」は昨日(29日)「米国は中国の対抗能力を過小評価すべきではない」と題する記事を発表し、米国が自らの開発権と利益を保護する中国の能力を過小評価しないように警告した。 。この記事は、米国が中国の発展に対抗するために中国の希土類製品の輸出を使用したいと望んでおり、中国の人々が決して同意しないことを強調している。
「CNBC」は、1962年の中国とインドの国境戦争の前と1979年の中国とベトナムの戦争の前に、「偏見を持たない」という言葉が人民日報の歴史の中で2回出現したと報告した。中米貿易戦争の対策としての希土類資源の供給の停止は、中米貿易戦争が悪化する可能性があることを意味します。
5月29日中国「人民日報」は、物騒な警告をアメリカに対して発しました。
「勿謂言之不預」
なんと言ってるの良くわかりません。
聞いてないとは言わせない!
警告したからな!
というような意味だそうです。
これは中国共産党が戦争を始める前に相手に対して出す警告のようです。
過去に3度ほどあったそうです。
1962年中印国境紛争から事実上の戦争へ発展したとき、次は1969年中ソ国境であるアムール河の支流ウスリー川の中州であるダマンスキー島の領有権争いから戦争に発展したとき、そして1979年カンボジアのポルポト政権を崩壊に追いやったベトナムに、カンボジアと友好関係にあった中国が「恩を忘れた裏切り行為」だと激怒し、56万人の中国軍がベトナムに侵攻した戦争、中国軍は無残にも敗北、撤退した中越戦争と、中国が重要な戦争を起こす前に必ず警告してきた檄文、それが「勿謂言之不預」です。
さて記事を読みますと、今回の「勿謂言之不預」警告には、武力と言う言葉がありません。
その代わりに「中国の希土類製品」なんていう言葉が出てきます。
アメリカと軍事的に対決する自信はさすが中国にもないのでしょう。
問題の発端は、トランプ大統領によって引き起こされた米中貿易戦争です。
経済戦争ですから対抗手段も経済であれば、まだ手はあるぞと。
そこで中国は「希土類製品(レアアース)」を、持ち出してきたというわけです。
アメリカだけに禁輸しても日本などから迂回されてしまっては意味ありませんから、当然アメリカの同盟国向けも止めるんでしょうね。
しかし、前回日本のこともありますしアメリカも日本も馬鹿じゃありませんから、十分対応策は考えているでしょう。
日米とも1、2年の備蓄はあるでしょうし、備蓄を使い切るまでには中国以外の国でレアアース確保するめど立てるでしょうから、中国の思惑が成就する可能性は無いでしょう。
レアアースを必要とする日米が、中国の禁輸で本格的に中国に代替するレアアース確保に動き出せば、中国のレアアースはゴミ扱いされる運命を辿ることにもなりかねません。
もし本当に中国が「レアアース砲」をかませば、アメリカはこれまで以上に中国に対して厳しい制裁が打ち出しやすくなります。
中国がこれまで「勿謂言之不預」と警告を発して始めた戦争で、勝ったためしがないというのも、先行きを暗示しているような気がします。・・orz
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