信じられない高松市選挙管理委員会の不正投票用紙水増し事件
>白票水増し事件 こんな不正が起きるとは
2014.7.17 03:34 [主張]
開票時に白票を水増しし、隠蔽(いんぺい)を図るために封印された箱を開けて票を移し替える。実際にそんなことが可能なのかと驚くばかりの事件だ。
昨年7月の参院選の開票をめぐり、高松市選挙管理委員会の当時の事務局長ら6人が公職選挙法違反(投票増減)の罪などで起訴された。
投票用紙の配布や集計をめぐるミスは選挙につきものだが、このような作為的で悪質な行為は聞いたことがない。選挙の公正さへの信頼を根底から失わせるもので、絶対に許されない。徹底解明し、再発防止策をとる必要がある。
きっかけは、比例代表の投票数が交付した投票用紙より約300票足りないと勘違いしたためだったという。つじつまを合わせるため、まず白票を300票余り水増しした。
その後に300余りの自民党候補への投票がみつかったが、票数が増えてしまうのを避けるため、これは集計しなかった。
さらに、選管職員らとともに数回にわたって有効票の箱、無効票の箱の封印を破り、票の移し替えや白票への書き込みなどの工作を繰り返したという。
疑問の一つは、投票の点検や投票用紙の封印などを行う開票立会人がいたのに、どうしてやすやすと不正が行われたのかだ。
また、選挙終了後は箱に入れて厳重に保管される投票用紙に隠蔽工作が行われた。封印があっても、現実にはノーチェックに等しいことを示していないか。
公職選挙法は投票増減罪を犯した選管関係者に対し、一般人よりも重い5年以下の懲役もしくは禁錮などの罰則を設けている。公正な選挙実施という重い責任を考えれば当然だが、そういう立場を顧みず有権者の「清き一票」を無にし、不正に不正を重ねていた。
事件は、得票をカウントされなかった衛藤晟一参院議員の高松市での比例得票がゼロだったことなどから表面化した。数字がゼロとならないよう、より巧妙に操作されていればどうなっていたか。
不正の背景に党派性や政治的思惑がなかったかどうかも厳しく調べるべきだ。
どの選管でも、その気になれば同じ不正が行われる。そんな不信感が有権者に広がってはなるまい。各地の選管や総務省も重く受け止め、チェック体制の再点検と綱紀粛正を図ってもらいたい。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140717/crm14071703340001-n1.htm
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開票時に白票を水増しし、隠蔽(いんぺい)を図るために封印された箱を開けて票を移し替える。
そんなことが可能なのかと驚くばかりの事件だ。
選管委員会が組織でやろうと思えば、どんな不正でも出来るという見本。
選挙管理委員会を監視する国連選挙監視団みたいなものが日本にも必要なのか。
これほど酷い不正行為がおかなわれていたと信じ難いが事実なのだから一層驚かされる。
見過ごしには出来ない重大な不正事件だ。
民主主義の根幹を成す選挙の不正に関与したとして選挙管理委員会の委員たちが揃いも揃って連座して検挙された。
投票過程が公正におかなわれても、選挙を管理する側の選挙管理委員会の委員が不正行為をしていては、投票結果の信憑性が根底から崩れ去る。
にわかには信じ難い事件だ、だが事実不正は行われていた!
そして他の選挙区でもこのような不正が行われていないか検証する必要が生じたとも言える。
選挙は民主主義の根幹を成すものだ、公正に管理すべき選挙管理委員会が自ら不正をしていたのではどうしょうもない。
この不正事件が発覚した端緒は、高松市での衛藤晟一参院議員の比例得票がゼロだったことで発覚した。
衛藤晟一参院議員の比例得票がゼロではなくより巧妙に操作されていればどうなっていたか。
そうなれば、この事件が明らかになることはなく、関係した者が口を噤めば闇に葬られていたことになる。
もしかしてこれが氷山の一角だとしたら、それこそ見過ごしには出来ない。
それだけにマスコミは真剣に真相を追究してほしいが。
なぜなのか不思議でならないのは、新聞テレビがこの問題を真剣に論じる風がないことだ。
娯楽と話題性だけでジャーナリズムを放棄して久しい新聞・テレビでは、もう明日はないのかもしれない。
※正統性揺るがす
香川大法学部の堤英敬教授(政治学)の話
逮捕容疑の通り白票を再度入力させたという事実があるなら、選挙の正統性を揺るがす事態。他の選挙の信頼性にも影響を及ぼしかねない。ましてや選管という正統性を担保する立場の人間が故意に行ったのだとすれば、非常に悪質で憂慮すべきことだ。
保守系候補が不利になる票の操作なら目をつぶれと、そんな気がしてくるマスコミの不熱心ぶり。
右であれ左であれ、こんなことは民主国家の崩壊につながる大事だと、高松市には大いなる警告を発したいものです。
選管委員の5 ねん以下の刑だって、小さすぎます。現実には執行猶予がついて、結局は責任がもやもやとなり、犯罪者は何の反省もしないということにつながります。
責任ある立場にある者には、プライバシーの主張が制限されて当然です。事後経過の報道をマスコミは是非やって欲しい。
社会の木鐸、社会の公器として。
民主主義の原点は自由意志で選挙権を行使できることです。
選管ぐるみの不正行為ですから、ことは深刻です。
現実に各方面で選挙の不正を見聞きしていた者として、そのまさかが現実となりました。
私の組織でも、まさかの事務局が現執行部に組して、投票箱の開閉、投票用紙すり替え、総会出欠席通知の偽造(委任状を自分達のものにするため)(長年欠席続きの会員名を事務局職員が手書き )これらは、これに携わった者が私に告白したものです。
公職選挙法に関係がないからと現副会長に在る者が私に語ったことが有る。日本の国は上から下まで腐っている。 政治の腐敗がこんなところに影響している例です。
改革未だ為し得ない私の組織ですが、私の執念で不正を追放する、意気軒昂、いたって元気、みなさんの国を思う愛国心を心の糧にしております。
高松市選管不正、断じて許してはならない。
選管や教育委員会など独善的で閉鎖的だから、こういうことが起きるのでしょうね。
もっと組織として透明性が無いとダメです。