眼力Blog

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中国 今日(12日)も人民元1.6%引き下げ

2015年08月12日 | 中国情勢

>人民元、1・6%切り下げ 2日連続で大幅安誘導 輸出振興が狙いか
2015.8.12 11:09 産経にゅーす

 中国人民銀行(中央銀行)は12日朝、同日の人民元取引の基準値を1ドル=6・3306元と、11日の基準値より1・6%元安に設定した。人民元を2%近く切り下げた前日に続き、大幅に元安へ誘導した。

 中国は11日、対ドル相場の基準値の算定方法を変更したと発表し、元を切り下げる異例の措置を実施した。中国経済の減速を受け、輸出を振興する狙いがあるとみられている。

 中国は為替相場を厳しく管理している。対ドルの人民元相場は、人民銀が毎朝発表する基準値から1日当たり上下2%の変動しか認められていないため、基準値自体を大きく下げた。

(共同)
http://www.sankei.com/economy/news/150812/ecn1508120019-n1.html



  昨日に続いて今日も人民元1.6%引き下げ

アメリカから文句言われる前に、駆け込み引き下げか(わらい

文句言われても10%引き下げまでは権兵衛決め込みか

いわんこっちゃない。

鼻から西欧基準なんて守る気なんてないんだからさ

中国には言葉でなく、制裁を課さなきゃダメのなさ。

以上は、今日のお昼に追加しました。


   朝の速報
 今朝のニューヨーク市場は-1.21% 17,402.84 -212.33

アメリカ市場は当然嫌気がさしています(わらい

 人民元を2%引き下げに、
普通だったら、えーっ!それってなあに?と思うことです。

だって中国は世界第二の経済大国を自負しているんですよ。

外貨準備もアメリカの国債も、日本と同等以上に保有しているリッチ度最高ランクの国です。

その国が変動相場制じゃなくて、管理為替の国なんですかと驚くでしょう。

驚かない?(わらい

一応中国の人民元は、2005年7月から管理フロート制(管理変動相場制)とか言うですけど、実態は中国の管理下にあって人民元が急激に上がるのを防ぐ狙いで、管理変動相場制なんて呼んでるわけです。

ところがアメリカが幾ら人民元を引き上げろと忠告しても聞き耳持たず、輸出に都合よい様に為替を操作して来たんです。

アメリカも文句言いながら、手を貸していたんですから、どうってこともない。

ここ数年、世界も中国の経済も激変しつつあるんです。

成長神話を謳歌してきた中国も経済がおかしくなり出すと、輸出も国内経済も金融政策もすべてがおかしくなってきた。

急成長していた不動産事業もバブルがはじけだして有り余る投資資金の行き場もなくなり、国外へ資金逃避が起き、逆に海外からの投資資金が減少する、困った政府は株市場に目をつけ、官主導で不動産投資に代わって株投資に誘導し出した。

これが見事に当たって1年も経たずに中国株は2.5倍も値を上げた。

国が推奨するとなれば、庶民も我先に株投資に走るのは中国人民の決まりごと(わらい

あっという間に1億人近い俄か投資家が誕生した。

株のいろはも知らない投資家は儲かることだけが目的だから高いレバレッジもなんのその。

鉄火場と勘違いし、張った張ったと煽る国の囃子に調子に乗って持ちカネ全てをかける。

経済状況が悪いのに株が上がる現象を不思議に思わない方がおかしい。

2.5倍にも値を上げた株価はある日を境に急激に売られだした。

1カ月も経たずに30%も株価が下落、にわか投資家も焦るが、それ以上に焦ったのは政府当局。

自ら演出した株高がこけると、中国経済の先行きは暗黒のトンネルに突入してしまう。

下手をすると共産党統治の終焉にもなりかねない。

そこで株式市場を事実上当局の管理下に押さえ込んでしまった。

やっと株価下落は押し留めているが、株価買い支えに要した資金も大変な金額。

年金資金や証券会社が出し合った資金、中央銀行から都市銀行を経て投じられた資金。

こうした資金で買い支えた株価は、それでも現在の経済ファンダメンタルズからすると相当に高い株価にある。

どの道いつかは適正な株価へ値を下げざるをえない。

そうすると買い支えで投じた莫大な資金の多くはバブル破裂とともに消えてなくなる。

それでは困るので、政府は経済を活性化し今の株価に見合う経済にしてしまおうと。

そこで中国は最後に残されたカードを切った。

それが人民元の引き下げだ。

昨日はわずか2%の引き下げだ。

なぜ、わずかかと言えば安倍政権誕生後だけでも円に対して人民元は60%も割高になった。

日経あたりはこれでも結構敏感に反応していた様で、午前と後場では様相を一変した。

中国経済にとって、2%程度では輸出にも大した影響はでない、でも気分的には楽にはなる。

輸出に活路を求めるには、10%以上まで人民元を引き下げなくては効果は出ないだろう。

となれば、今後も小刻みに人民元を下げていくつもりだろう。

それで中国の輸出がまた伸びるかというと必ずしもそうとはならないのではないかと思う。

中国の経済構造も1997年当時と今では雲泥の差があって、今の中国輸出企業の工場は最先端工場となっていて、伸び代は殆どないところまできてしまっている。

それでも溜まった在庫品を捌くには人民元引き下げは干天の慈雨だろう。

問題はアメリカがどこまで容認できるかだ。

アメリカのイエレンFRB議長は今年中に利上げをしたいと言っている。

急激に人民元が引き下げられていくなら利上げは諦めざるを得なくなる。

>中国、経済崩壊に焦り? 異例の人民元2%引き下げ 輸出低迷で「元安」誘導か
2015.8.11 12:46 産経ニュース

 【上海=河崎真澄】中国人民銀行(中央銀行)は11日、外国為替レートの対ドル基準値を前日に比べ約2%切り下げる異例の措置を取った。成長エンジンだった輸出の低迷が続いている中で「元安」方向に誘導することで、国内の製造業などを支援し、景気を下支えする狙いがあるものとみられる。人民元の国際化には逆行する通貨保護的な政策だが、成長鈍化への対応策として踏み切った形だ。

 人民銀行は外国為替市場で営業日ごとに基準値を示し、1日あたり、その上下2%以内での変動しか認めていない。11日の基準値として人民銀行は100ドル=622・98元と発表。公式ホームページで人民銀行のスポークスマンの発言として、「基準値の算出方法を変更する」と公表した。

 1日あたりの切り下げ幅としては過去最大級だ。基準値は、2013年4月以来の安値となっている。

 人民銀行は05年7月21日に、それまで事実上の固定相場だった人民元に管理フロート(変動相場)制を導入し、同時に約2%切り上げた経緯がある。その後は欧米の元安批判などを受けておおむね元高傾向が続いてきた。しかし7月まで5カ月連続で輸出入総額が前年同月比でマイナスとなるなど、「当局内では行き過ぎた元高批判があった」(市場関係者)という。

http://www.sankei.com/world/news/150811/wor1508110023-n2.html
http://www.sankei.com/world/news/150811/wor1508110023-n2.html

 



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