お邪魔な日韓議連

　いわゆる“徴用工（元朝鮮半島戦時労働者）判決”で、日韓政府間の関係は事実上断絶されたも同然。
１０月２９日判決が出て、今日で４０日が過ぎた。
日本政府も賠償を命じられた日本企業（「新日鐵住金」）も支払いを拒否し、韓国政府に支払い責任があるとして、韓国政府が対処すべきと表明している。

　一方、韓国政府は行政の立場として、韓国大法院（日本の最高裁に該当）の判決を支持し「尊重する」と言っただけだ。

　以降、日韓とも政府間の交渉を持たない、ゆえに断絶状態に陥ったままだ。

　判決に対して日本政府は韓国政府が善処すべきとボールを韓国側へ投げ返したが、韓国政府はそれに対して一向に態度を表明せず放置したままだ。

　韓国が態度表明しない限り、日本としても次の行動を取りようがない。
だからと言って、日本政府もいつまでもこうした状態を放置して置くわけには行かず、年内をめどに国際司法裁判所への提訴や、もし日本企業の資産差し押さえを韓国側が強行すれば、対抗策を打ち出すための準備をしておく必要がある。

　こうした状況は日韓断絶を双方とも表明していないが、事実上その方向に進行しているということだ。
特に問題なのは、文在寅大統領が解決する気が全然ないということ。
日本との関係は壊れてもかまわないぐらいにしか思っていないのかもしれない。
こうした現実を日本側もしっかり認識して置く必要がありそうだ。

こんな折、媚韓だけが取り柄の額賀日韓議連会長が率いる３０人あまりの議連議員が、訪韓します。
ソウルで日韓議連の総会に出席するためです。
ついでに文大統領を表敬訪問する予定だそうです。

　こんな微妙な時期によりによって韓国命の額賀氏訪韓。
額賀訪韓に先駆け、安倍首相は官邸に額賀氏を招き会談しました。
要はダメだしです、安易な妥協発言は厳に慎めと、その上で韓国最高裁判決について、日韓請求権協定に反し認められないと、また一連の判決や、慰安婦を巡る財団の解散決定を受け「韓国が適切な対策、考え方を整理して示してほしい」と伝えました。

　安倍首相は総会への祝辞は出さず、文大統領に親書も出さないとのことです。
これだけ厳しく安倍首相から注文をつけられた額賀氏が、韓国でどう振舞うのかこれも興味のあるところです。

そういえば先日、城内実議員が日韓議連を退会しました。
「こんなことする国なんて、聞いたことがない」
「日韓議連」は友好関係促進が目的ですが、友好関係は、互いが約束やルールを守ることが前提にあります。韓国との友好関係促進は現在極めて難しいものと感じます。

はてさて、河村建夫議連幹事長「こういう時だからこそ、みんなでしっかり話をしようと思っている」と関係修復に意欲的です。

私バカよね、おバカさんよね、と言ってるようなものです（わらい

　国家間の約束を簡単に破るような国は信頼に値しない。そもそも、韓国は近代国家なのか？　城内氏は次のように語った。

　「韓国では、司法権の頂点に位置する大法院（最高裁）が『司法権の独立』を守らず、時の政権の思惑に沿った判決を下している。これに対し、日本では１８９１（明治２４）年の大津事件で、ロシアのニコライ皇太子を暗殺しようとした巡査に対し、政府は天皇陛下や皇族に適用する大逆罪を類推適用させようと司法権に圧力をかけたが、大審院（最高裁）院長の児島惟謙（これかた）は法治国家の立場から、これをはね付けて無期懲役とした。日本では１９世紀に『司法権の独立』が守られたが、韓国では２１世紀になっても『法治主義』から無縁のままだ。そんな国を近代国家といえるだろうか」

日韓議連は余計なことをするんじゃないぞ！
約束も守れない国と話し合いして何の意味があるんか？
そんなに、日韓議連はおいしいニカ