眼力Blog

反日国の動向をウォッチしています。
自滅する韓国を看取るブログです。
政治、時事問題なども扱います。

韓日が未来に向かえば得るもの大=ジョセフ・ナイ

2015年06月04日 | 靖国神社

ナイ氏の本音は、アメリカの気持ちでもあります。

蝙蝠外交をする韓国ですが、実態は朴槿惠氏が習近平氏の磁力にグイグイ引き寄せられている、そんな感じですけど。

アメリカも苛立っていますからね。日本と韓国が仲良くなればとの思いはアメリカに強い。

しかし、韓国は反日を国是に成り立っている国ですから、日韓が共に未来に向うの至難のことです。

韓国大統領自身が千年恨むと言い募っているんですし、その前の李明博氏にいたっては言葉もありません。

こんな国と一緒に未来に向うと、どんなことが起きるんでしょうね(わらい

それでも、ナイ氏の立場からすればアメリカの国益上仲良しになれと仰る。


4月にお亡くなりになった栗山 尚一氏、2、3年前まで宮内庁参与しておりました。

栗山 尚一(くりやま たかかず)氏は、ガチガチの外務官僚で、外務省のエリート中のエリートでした。

外務省事務次官まで上り詰め、駐米大使も務めた外務省の顔みたいな人でした。

10年ぐらい前に、この栗山尚一氏がこんなことを言っていました。

「日本の総理が靖国神社を参拝するのは大東亜戦争が侵略戦争でなかったことになり、アメリカは絶対に承服しない。戦争の歴史は常に勝った側が書き、それを日本人が受け入れるべき」

外務官僚として、至極尤もなことを言っているつもりなんでしょう。

こうした考えを実践した人でも有りますから、小生はこの人を評価しませんけどね。

この人は、その後宮内庁参与となり、天皇陛下の相談役を務めました。

宮内庁参与の方が、世間では知られているかもしれませんね。

小生には、天皇陛下の心の内は計り知り得ませんが、どう思われていたんでしょうか。

栗山氏は完璧な戦勝国史観(自虐史観ともいいます)に囚われた考えの持ち主だったんです。

従米外交の立役者でもあったわけです。

これは栗山氏だけでなく、今現在も外務官僚の内規みたいなものでしょう。

元外務官僚と言えば、最近マスコミで目立つのは孫崎 享(うける)氏ですか。

鳩山由紀夫氏の外交アドバイザー的役割を担っていた人です。

鳩山由紀夫氏と聞けば、程度のほどは知れてますけどね(わらい

戦後の高級官僚にしろ政治家にしろ、出世した人たちは、総じて戦勝国歴史観の持ち主が多いです。

戦勝国歴史観を持つ者を見分ける基準に靖国神社参拝があります。

戦勝国史観に囚われた人は、高級官僚であれ、保守系と目される政治家であれ、靖国神社参拝を忌避するか、参拝そのものに反対しています。

栗山氏が典型的な人でした。

前振りが長くなりましたが、6月1日の朝鮮日報ジョセフ・ナイ氏インタビューが載っています。

韓国では、仇なす親日家と思われているジョセフ・ナイ氏

>ナイ氏「日本に謝罪求める韓国、終止符はどこ?」

韓日国交正常化50年、ジョセフ・ナイ氏インタビュー
「韓日が未来に向かえば得るもの大」

「20世紀前半にあったことのせいで21世紀に未来に向かって進めないのは、韓日両国にとって不幸だ」と述べ、「非正常の正常化」を求めた。
(詳細はリンクをクリックして読んでください。
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インタビューで、ナイ氏が語っていることは、別に親日家としてでは有りません。

この人はアメリカの国益を最優先に考えている人です。

ですから、インタビューはアメリカの国益に沿った発言であり、日韓が友好でなければ米日韓の絆が保てないと言っているだけです。

インタビュアー:歴史問題、特に日本軍の慰安婦問題が障害だが、米国はどう考えるか。日本政府は最善を尽くしたと思うか。

ナイ氏: 「安倍首相が今回訪米した際、日本軍の慰安婦の強制性を認め、植民地支配に対して謝罪した河野談話、村山談話を再確認した。米国人の全てではないが、安倍首相がここまで述べたならば、今は未来に向かって進むべきときではないかと考えている」

インタビュアー:韓国人は日本のこの程度の謝罪を受け入れなければならないのか。

ナイ氏: 20世紀初めの日本は、韓国にひどいことをした。しかし、その後日本は70年間、平和を維持してきた民主国家だ。多くの日本人は何をしても全ての韓国人を満足させられないと不満がっている。韓国人はさらに深い謝罪を依然求めている。ならば、この問題にどこで終止符を打つべきなのか。これからいつまで過去が未来に得られる利益を制約しなければならないのか」
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ナイ氏は戦前の日本と戦後の日本をはっきり区別しています。

戦前の日本が韓国に酷いことをしたと言っている。

これこそが、アメリカの戦勝国歴史認識の極みなのです。

戦前の日本は極悪非道だった、だからアメリカが懲罰したのは正しいことだと正当化しているわけです。

こうした歴史観を戦勝国歴史観と言うわけです。

そう決め付けなければ、アメリカが正義の戦争とするアメリカの歴史観に疑問が生じてしまいます。

実際は、アメリカの経済封鎖によって日本は戦争に追い込まれた、戦前の日本は韓国を植民地扱いなどしていないし、韓国から搾取するどころか、日本国民から徴収した税金の20%を韓国のインフラ・教育などへ莫大な投資を35年間にもわたってしてきた。

これが極悪非道をおこなった証しと言えるのでしょうか。

ナイ氏はサラッと何の戸惑いもなく「韓国にひどいことをした」と言っているが、これこそアメリカ人の戦勝国歴史観と言うものなのです。

アメリカ政府をはじめアメリカの主要な人たちの殆どが一致した見方でもあるのです。

ですから日本のマスコミや中韓が右傾化し戦争したがっている安倍首相とのプロパガンダに、アメリカ政府や要人は騙され警戒感を持ってしまうのです。

安倍首相のアメリカ議会演説で、安倍首相を見る目が変わってきましたが、油断しているといつでも足元すくわれます。

ナイ氏が、日本だけでなく韓国でも親日家と思われているのは、戦後の冷戦構造のもとで、ロシアや中国と対峙していく上で日本の協力が必要だったからでしょう。

冷戦終結後は中国の台頭と共に、今度は日韓関係がギクシャクすることで中国を利することになる、これはアメリカの国益にとって得策ではない。

だから韓国は、もう日本へ謝罪求めるのやめて未来志向へ向えと、諭しているつもりなんでしょうね。

ナイ氏は単なる親日家とは程遠い戦勝国歴史認識の持ち主なのです。



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