「おまけに雨ばかり。ぱっとしない気候だわ。」
「でも酒を飲むにはいい季節だよ。」
「飲んで世の中や政治のイヤなことを忘れるとするか。」
「そんな国になってきたなァ。(笑)飲まなきゃ耐えられないような。」
「凋落国家(ちょうらくこっか)ニッポンにカンパーイ🥂🥂」
「笑えるねえ、悲しいねえ。」
「取り柄(え)だったGDPもいまや一人当たりGDPは世界33位。国民の幸福度は世界62位。その他の指標も軒並(のきな)みOECD加盟国中最下位に近い数字だ。」
「(笑)いやいや、まだニッポンには世界一の数字を誇るものがあるぞ。」
「何かあったっけ?」
「国会議員の報酬。これはダントツの世界一位だ。あと府県や市の首長や地方議員さんの報酬。公務員さんの給料も世界一。」
「おおー。パチパチパチ。まだまだこの国はスゴイな~。スゴイ~な、っと。(笑)」
「その反面、年金制度はOECD加盟国中最悪(さいあく)級。それをさらに悪いほうに持って行っている。日本は年金改悪のトップランナーなんだ。
社会保障、福祉の削減、切り捨て度も世界のトップじゃないかな。」
「おーそれもスゴイなー。(笑)」
「しかし、安倍政権になってから老人への差別虐待がヒドイな。
このあいだyoutubeで低年金を嘆くお年寄りの動画がおススメに出てきたんだが、その動画に対するコメントがムゴイの。
ジジイが、とか、こいつとか、まあ自業自得というコメントが主流だったかな。
安倍政権は残酷な政権だったってことだな。
スガ内閣はそれをそのまま引き継ぐんだと。(笑)」
「へっ。笑うしかないわ。日本人も落ちたもんだよ。」
「老人切り捨ては国の政策だよ。」
「最近の若者は長生きしたくないのだとか。」
「そうだろうなあ。(笑)しかしそれも想像力の欠如だ。30歳過ぎれば60なんてあっという間だって。」
「老人だけではなく障がい者や非正規労働者などの社会的に弱い立場にある人たちへの差別、虐待(ぎゃくたい)もヒドイぞ。」
「若者の自殺もうなぎのぼりだとか。」
「ニッポン国は一部の人たちしか大事にしません。GOTOキャンペーンなんかにも如実(にょじつ)に現れているじゃないか。
あとは切り捨て、奴隷の境遇を強制される、と。」
「経済は相対的に世界で最も沈んで行っているのに国民間の経済格差は開く一方なんだからさ。この国はもはや世界有数の格差国家になっている。」
「奴隷の境遇の日本人だけど、政府やタケナカへーぞーさんたちの目指す方向は生存権の無い奴隷国家だからな。」
「おお、言ったな。カンパーイ🍻(笑)」
「(笑)私は自民党や維新やタケナカ平蔵さんたちの目指すものがだんだん見えてきた気がするな。」
「ほほう。聞こうか。」
「何が見えた?」
「このあいだタケナカヘイゾウ氏が突然ベーシックインカムで国民に一律7万円なんて言いだしただろ?あれでわかったよ。ベーシックインカムを言った目的がさ。」
「ナニ?」
「憲法25条の破壊なんだよ。国民の生存権と、生活の保障を無くするためにベーシックインカムを持ち出した。」
「うーむ。」
「いったい何のためにそんなことをする?」
「アベ政権からスガ内閣への流れを見れば、まず、この国を戦争をする国へと変えるためだろうね。戦争をする国にとって国民の生存権とか健康で文化的な生活の保障なんて条文は邪魔だから。」
「それはありうるな。」
「そして憲法を破壊したあとは日本の破壊。」
「なんだそりゃ?」
「ちょっとコーラちょうだい。頭を冷やそう。(笑)」
「これまでの日本を破壊してしまう。そして日本の体制、社会構造を完全にアメリカ化する。これがタケナカへイゾウ氏の大きな目標だと思うんだよ。」
「なぜそんなことをする?」
「これは外国の大きな支配勢力がやっていることだと思うんだ。日本を支配している宗主国と言われるアメリカも支配している勢力。タケナカヘイゾウ氏はその手先だよ。最終的に日本という国と民族を滅ぼすためのヘッドクウオーターだと思う。その下に橋の下トール氏やイソジン府知事や財務省官僚さつき氏のような小泉チルドレンといった人たちがいるんだと思う。
当然、スガ首相もその一味だよ。」
「お、アタマがくらくらしてきたぞ。」
「さすがに飲むと妄想が膨(ふく)らんでくるねえ。」
「〇〇さんはウーロン茶しか飲んでないぞ。」
「うん、私はお酒が飲めないんだ。」
「しかし、そういった人たちはなぜそんなことをするかのな?日本を滅ぼしておいて自分たちだけは生き残ろうって魂胆かい?」
「それに近いね。だから自分たちは金儲(かねもう)け蓄財(ちくざい)に必死。格差を広めているのもそういった人たちだから。」
「そうするとオレタチは滅ぼされるってわけか。」
「滅ぼされるというより植民地奴隷にされてしまうってことかな。使えるうちは使っといて役に立たなくなればポイ捨てされる。
社会保障・福祉廃止に向けた7万円のベーシックインカム構想なんてまさにそれだよ。」
「コイズミ、アベ、スガといった傀儡(かいらい)政府の路線はまさにそれだな。そんな政府ほど国民の支持率が高くて長続きするという。(笑)」
「やることをやらせる必要があるから。
ほんとうは国民の多数が支持してきたわけじゃないけどね。
岩波書店から出ている世界の11月号読んだ?」
「いや、まだ。」
「・・・。」
「誰も読んでないんだ~。
・・・そこに、誰が安倍政権を支えてきたのか、という記事が載っていてね。
それによると、安倍政権には岩盤支持層(がんばんしじそう)というのがあって、それは新中間層を中心とする新自由主義右翼ともいうべきクラスターでそれが国民の10%くらいいるというんだね。
それが選挙には必ず行ってアベ前政権やスガ政権を支えて日本の右翼化を進行させているという。」
「新自由主義右翼か。的確な言葉だな。たしかにそういうのが出てきたわ。小泉政権のころからかな・・・。」
「世界のその記事は読んどいて。長いものではないから。」
「さすがウーロン茶。アタマ冴(さ)え冴(さ)えだな。」
「さえているということじゃないけどね。(笑)その記事は必読だと思う。日本国民を政治意識から3つのクラスターに分けていてね、
そのひとつが新自由主義右翼で国民の10.2パーセント。あとふたつは穏健(おんけん)保守38.9%とリベラル50.9%。」
「われわれはリベラルだな。
ナンダ、少数派かと思ったら日本人の半分はリベラルじゃん。」
「穏健保守もね、じつは新自由主義右翼よりもリベラルの方に近い。この穏健保守が従来の自民党支持層なんだよ。
そういった人たちの代表である自民党議員さんが始末、消されてきたのが、小泉政権→第一次安倍政権→民主党政権→第二次安倍政権といった傀儡政権の流れ。」
「おっと民主党もその流れに入れるわけか。」
「政権交代時の鳩山、小沢内閣は違うと思うけどね。しかしその後の管内閣、野田内閣を見るとね、ものの見事に国民ははめられたという気がする。
この政権交代時に落選させられて消えた自民党議員さんは従来の穏健保守に属する人が多かったから。」
「その前に小泉郵政選挙もあった。
ここで抵抗勢力として刺客(しかく)などを送られて落選させられたのが従来の保守というべき自民党議員さんたちだったわけか。なるほど。」
「そう。だからいまの自民党議員はほとんどが新自由主義右翼で占められているわけ。
自己責任論者で、貧乏人は怠け者と考え、恵まれない人への福祉を充実させる必要はないとし、かつ、とくに中国や韓国に対する排外主義的な傾向を持ち、憲法を変えるべしと主張するグループ、というかクラスター。
こういったものが権力者とつるんで日本を支配しているんだよ。」
「すまん。だんだん頭がついていけなくなった。
ウーロン茶強し。(笑)」
「(笑)またこれについては私のブログに書いておくよ。
読者のほとんどいないブログだけど、みんなは読んでね。」
「しかし、自分たちだけよければ他(ほか)の国民は滅んでもいいなんて考える者がそんなに多いのかねえ。」
「この体制で上昇した新中間層と、外国の支配勢力の手下として巨富を築く支配層ね。
落ちてバラバラになって行く日本で格差を広げ、自分たちだけは大金持ちとして上昇して行こうという。」
「なんだかな。ワシにはタケナカ、ハシシタ、イソジン知事、財務省さつきといった新自由主義者さんたちは同じような人たちというか同種の人たちに見えるんだがねえ。
ちょっと一般の人たちとは違うというか。
一般庶民や弱者に対する冷酷ぶりが異常な気がするのだが。」
「そういった人たちは権力者にはとことん媚びるんだよな。(笑)」
「日本の歴史と日本人一般に対する憎悪・・・。」
「そこまで踏み込むとヤバイ。(笑)」
「敵は90%の庶民か。」
「前の民主党もね、野田政権のとき、100年から前の戸籍を廃棄させちゃったんだよね。
ハシシタ氏はそれを継(つ)いで、戸籍を廃止しろと主張している。」
「日本人のルーツを消す。失わせる。
民主党系も同じ穴のムジナなんだよな。敵は90%の日本人。」
「俺たちか。(笑)」
「まあ、われわれは10.2パーセントの新自由主義右翼のお仲間には入(はい)れないというか、入(い)れてもくれないわな。(笑)」
「それにしても同じ民族に対してそこまでやるかねえ、新自由主義右翼。」
「ナチスドイツでのユダヤ人状態なのかな、いまの日本人は。
アウシュビッツなどの強制収容所に送られるユダヤ人の人選の一部を担(にな)っていたのはユダヤ人の支配組織だったっていうからね。」
「おいおい、もうやめとこ。」
「削除決定。(笑)」
「ヤバイヤバイ。」
「〇〇さんいいなあ、ウーロン茶でそこまで酔えるんだから。」
「少しでいいからウィスキーの水割りでも飲みなよ。
気持ちが楽になるよ。」
「そうだね。」 ←(・・・あとで大変なことになりました。)
「まあ、なるようにしかならんよ。」
「そうだそうだ。」
「秋の夜のいい酒にはふさわしくない話題だったな。」
「今回はイヤなことを忘れるために集まったんじゃなかったっけ。」
「〇〇さんが悪い。(笑)
おっ、飲んだ。」
「笑」
「何歳になってもみんな若いねえ。昔を思い出したよ。」