家庭用品の危険シリーズ ■新幹線・自動車の電磁波/屋外
JRが口を閉ざす“のぞみ号”の凄まじい電磁波は安全数値の300倍
電磁波は新幹線は窓側、クルマは後部座席が異常数値
■のぞみの窓側は安全数値の300倍の300ミリガウスも
旅行やビジネスで、新幹線は欠かせない乗物です。でも全く見えない「電磁波」は、家庭用品や屋外の鉄塔(高圧電線)だけでなく、新幹線でも深刻です。のぞみの車内では、通路側は数ミリガウス程度にもかかわらず、窓側は非常に高く、何と瞬間的には300ミリガウスを越す凄まじい量です。
モーター部分から発射されるためで、別の実験の三島-東京間のこだまでも、瞬間では200ミリガウスが検出されました。乗車時間56分間の平均は、28.5ミリガウスの強さだったそうです。こんなことは、JRは一言も言わないのです。
こうした電磁波は、特に妊娠女性や子供に害が及びやすく、普通は1ミリガウス以下ならOKとされるレベルです。2003年の国立環境研究所の調査では、部屋の磁場が4ミリガウス以上の環境で生活している子供は、1ミリガウス以下の子供に比べて、小児白血病が2.63倍、急性リンパ性白血病が4.73倍も罹りやすいことが分かっています。
さらに8歳未満に限定すると、7.25倍にも達します。別の調査機関からは、16ミリガウスあると妊娠女性が流産する恐れが指摘されています。新幹線は、短時間とは言え相当な数値のため、これからは乗るなら通路側です。
■妊娠女性や子供はタイヤが真下にある後部座席は座らない
自動車はどうでしょうか? トヨタ・プリウスの実験では、値が高いところで10ミリガウスあったようです。またスウェーデンの自動車専門紙の調査では、ボルボ・V70ステーションワゴンの運転席が最大180ミリガウスの強い電磁波が確認されました。自動車の場合、車種によって相当なバラツキがあります。
しかし意外にも電磁波の最大の発生源は、何とタイヤなのです。タイヤの中のスチールワイヤが製造段階で磁化されるため、高速で回転すると磁場が生まれるからです。飽くまで電磁波の観点だけでみるならば、タイヤが真下にある後部座席にはできるだけ妊娠女性や子供は乗らないことです。
■■危険への対策■■
新幹線は、現時点では防ぎようがないため、できるだけ通路側に座るか座席指定席も通路側を
予約することです。特に妊娠女性や子供は、注意をはらう必要があります。
自動車は、電磁波の点でみるなら、妊娠女性や子供は後部座席には座らないことです。
部屋内や屋外でも、できるだけ電磁波源は使わない、近づかないことしか対策がないのが現状
です。