食品のカラクリと暮らしの裏側

食品の安全・安心が総崩れ、また政治・社会の矛盾や理不尽さも増大
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吉野家「生娘」騒動から見えるもの・既に吉牛戦略に国民全体が洗脳されてしまった/食品のカラクリ・食肉16

2022年04月25日 | 食肉・揚げ物・玉子
Ntpkarakuri

食品のカラクリシリーズ 吉野家の牛丼/食肉
吉野家「生娘」騒動から見えるもの・既に吉牛戦略に国民全体が洗脳されてしまった
経営陣自ら牛丼は不味いと言っている、所詮「やすい・はやい」だけの食べ物?

R1164655485_s 牛丼/フリー素材

■「安さの代償として食材の悪い食べ物を仕方ないこと」と受け止めさせる販売戦略
吉野家の常務が講演会で発した、『生娘をシャブ漬け戦略』(牛丼リピート策)。「田舎から出てきたばかりの若い女の子を、生娘なうちに牛丼中毒にする。男性に高い飯を奢ってもらうようになれば、絶対に食べない」という趣旨の発言だ。人権・ジェンダー関係者から痛烈な批判、経営専門家からも経営者失格の烙印を押された吉野家。さてこれから申し上げる投稿者の文章に、牛丼愛好家に限らず99%の方は反論されると思われる。でもでも、敢えて上から目線で申し上げておかねばならぬ。投稿者として、ジェンダー以上に発言の本質・問題性は他にあると考える。解任された常務は、吉野家など牛丼業界の味や質の悪さを言い当てている。“高い飯”は高級料理を言うものだけではなく、「本当に美味しく」「食材品質が良い品」を指していると考えられる。「生娘」を、失礼ながら地方や都市部は関係なく「国民」や「若者」に置き換えると、吉野家の安物牛丼マーケティング戦略がよく見えてくる。平成の30年間の長期不況により、質の悪い飲食チェーン店などの味に慣れてしまって、気の毒だが若い方は「本当の美味しい味」を知らずに暮らしている。吉野家など様々な食品や飲食チェーン店は、「安さの代償として食材の悪い食べ物を仕方ないこと」と客側に受け止めさせる販売戦略だ。そうしたことに、国民全体が既に「洗脳」されてしまっていると考える。

廃棄しても不思議ではない牛肉を、堂々とメニュー化したのが吉野家牛丼の実体だ。既号(下記リンク)のように吉野家の牛丼は、米国人が全く見向きもしない牛の下腹部の安い脂身肉ばかりが盛られている。「吉野家スペシャル/ジャパニーズカット」と呼ばれるクズ肉ショートプレートで、米国人が冷笑する捨てて当然・タダ同然の牛肉を、吉野家が年間300万トンと大量に買い付けている。現地の方は、日本には安くて美味しい牛肉・健康的な肉が溢れているのに、なぜ「クズ肉」ばかりを買うのかと不思議がる。牛丼にキムチやチーズ乗せなど多種のトッピング化は、まさしく牛肉そのものの旨みがない証拠。さて話を広げて格安ステーキ店やチェーン店のとんかつ・かつ丼は、「成形肉」(これもリンク参照)と呼ばれる硬くて食べられそうもない廃棄牛の断片肉を集め、別牛の牛脂と結着剤・多量の食品添加物で張り合わせてステーキやフライの形の肉にする。回転寿司ネタもニセモノ魚・深海魚が使われ、旨みがない分を脂や大量の「味の素」を添加する。大方の答が「安いんだから仕方ない」~質の悪さを隠すため、濃厚味や脂ぎった味しか「美味しい」と言わないほど、飲食チェーン店のヤスモノ戦略に「味の洗脳」がされてしまっている。日本には美味しいものが沢山あるのに、一向に手を出そうとしない。

■食の洗脳の代表例はマクドナルドハンバーガー戦略と戦後GHQが行った給食のパン食化
ここからは、過去、日本人が知らないままに特定の食べ物に洗脳されてしまった例を2つ。マクドナルドハンバーガーは、今や子供からお年寄りまで食べる国民食。その始まりは、1971(S46)年7月に、銀座三越の1階にオープン、若者をはじめとする客が押し寄せ大成功だったようだ。その日本マクドナルド株式会社の創業経営者が、藤田田氏(故人)。彼の発言は様々なところで物議を呼んだが、投稿者が印象的(本で読んだ)だったのは、「4・5歳の子供の頃からハンバーガーを食べれば、一生、ハンバーガーを食べ続ける」の名言? 当時、国民のほとんどがハンバーガーたるものを知らず、また珍しかったケチャップ・マヨネーズ主体の味が、日本人に合うのか懸念された。それは杞憂に終わり、彼の予言?通りこれも「食の洗脳」の1つ。子供の頃に覚えた味は、死ぬまで忘れない。そして親になって子供にも食べさす、言わば味の世代間・連鎖スパイラルで、食べ物の国際戦略の成功例だ。因みに、「田(でん)」という珍しい名は母親が付けた。息子が敬虔(けいけん)なクリスチャンになるよう、言葉を発する「口」という字の中に「十字架」を加えたのだという逸話がある。投稿者は、氏が多弁だったのは口に「プラス」の字を入れ込んだせいと思える(笑)。

食べ物に洗脳された例の2つめ。戦後まもなく米国占領下、GHQ(連合国最高司令官総司令部)・マッカーサー元帥が強力に進めたのが給食のパン食化。日本人が子供の頃からパンを食べる習慣を付ければ、未来永劫、米国は日本へ小麦粉(小麦)を売りつけることができるとした策略だ。戦後80年近く、案の定、日本人のパン食化が強まり今やお米を越えてパンの消費金額が上回った。日本人の主食はもはや「パン」であって、貧乏人は米を食え!という事態。(半世紀以上前、池田勇人首相が「貧乏人は麦を食え!」失言のパロディ)。関連話で、GHQが日本人とりわけ子供の栄養失調に驚愕し、本国から豚の餌に使われていた脱脂粉乳を緊急輸送。ご年配の方はご存じのように、この頃の給食は脱脂粉乳を牛乳の代わりにした。給食パンの味を覚えた日本人は、パンと牛乳の洋風化(米国化)が進んだ。朝・昼パン食は当たり前になり、夜もパン食の例えを「晩ごはん」ではなく“パンごはん”と言うそうだ。余談だが、「食パン」の語源は「主食パン」の略。明治以降、餡パンなど菓子パンが先行したことによる対抗語。まとめとして、やはり子供の頃からの「食の洗脳」は怖いと思う。多くの飲食チェーン店や様々な業界、菓子・飲料・その他の商品で、虎視眈々と国民への「食の洗脳化」(無意識のまま特定商品を食べ続けさせる戦略)が進められている。

Sankoua
吉野家の牛丼は米国人が全く見向きもしない脂身肉ばかりが盛られる
ネーム|吉野家|明治の頃に開いた店主の出身が大阪・吉野町だったことから
ドロドロ牛脂で作る成形肉のニセモノ・ステーキ肉と焼肉の危険性

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