食品のカラクリと暮らしの裏側

食品の安全・安心が総崩れ、また政治・社会の矛盾や理不尽さも増大
暮らしの裏側の酷さやまやかし、危険性・不健全さに迫る!

成形肉は原価が安く調理手間が要らないので店は二重儲けができる/食品のカラクリ・食肉3

2014年03月03日 | 食肉・揚げ物・玉子
Ntpkarakuri

食品のカラクリシリーズ 成形肉を使った飲食店・スーパー等/食肉
成形肉は原価が安く調理手間が要らないので店は二重儲けができる
法律的には合法でも不健全な成形肉は市場から排除しよう

R103200510011533261 写真は本物肉

■成形肉は廃牛や肉質が悪くて市場で売れない肉だから安い
「成形肉」は安くて脂が乗っているから、庶民の味方と言う人間がいます。だいぶ、論点がずれています。成形肉は、素性の知れない牛脂と本来なら不要な食品添加物を大量に使っているからです。JAS法では成形肉の存在を認めていますが、飲食店や持ち帰り弁当店などには表示義務が及びません。それをいいことにお客に明かさずに売っていることは、まさしく偽装・ニセモノなのです。

ただでさえ現代人は脂肪や食品添加物を摂りがちで、成形肉に使われる食品添加物には発ガン性やアレルギーが指摘されています。普通の肉でも安く食べられるにも関わらず、ことさら激安で売るのは長期在庫肉や廃牛肉など、質が悪く市場で売れないタダ同然の肉を成形肉に充てるからです。けっして消費者の要望で成形肉を作っているのではなく、製造者や飲食店の儲けのためです。

原価が低い成形肉を、普通の肉として売れば“ぼろ儲け”です。ステーキ店では業者に、ハンバーグのように指定の大きさに“成形”を依頼します。経営者が調理人に求めることは、厨房では手間が掛かる調理をさせないことです。成形肉なら冷蔵庫から出してきて厨房でただ焼くだけなので、原価と店内の手間が省け二重の利益が上げられるのです。 

■法律の整備・強化以前に消費者が成形肉の危険性を知るべき
飲食店の理解不足や騙しのせいで、成形肉の大腸菌の多さから食中毒が多発しています。しかしマスコミ(TV)は、CMスポンサーに気を遣って成形肉に好意的です。成形肉を使っている大手飲食店や弁当チェーン店が、いくつもCMを打っているからです。弁当店のトンカツも成形肉です。

こんな不衛生で健康に良くない成形肉は、食べるべきではないと思います。でも残念ながら、どんどんと販路を拡大しています。それにしても、いつから日本人は人を騙しても平気になってしまったのでしょうか!個人食肉店は正直に一生懸命商売をされていますが、大きな企業ほど偽装や衛生管理に手を抜いて、儲けばかりに向っています。成形肉を使い出したら、本来のブロックになった牛肉を調理することはバカバカしくなるのでしょうね。

JAS法・食品衛生法の緩さに呆れます。JAS法に至っては、元々が業者の発展振興のためにあるようなものです。農水省はその立場にあるので、そんな人間が業者を取り締まること自体が無理です。これから消費者庁へ移管されるとしても、なかなか前には進まないでしょう。法律の整備(一本化)と強化が求められますが、それ以前の問題として私達消費者が成形肉の存在と危険性を知るべきです。

Sankoua
前号/ドロドロ牛脂で作る成形肉のニセモノ・ステーキ肉と焼肉の危険性
次号/成形肉は大腸菌の温床、食中毒を起こして当然の危険な食肉

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