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投手を潰さないために高校野球も早くタイブレーク制を導入しよう(実施決定・追記あり)/少数派

2019年03月20日 | スポーツ
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投手を潰さないために高校野球も早くタイブレーク制を導入しよう
*実施が決定したため、一部追記あり

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ブログを移転したため、投稿日と記事の日時・状況と整合性がありません。
2017.9、2018.1追記] 高野連がやっと重い腰を上げ、大幅にタイブレーク制に踏み切りました。延長13回から、無死、走者1・2塁、打順は前の回から継続とするとしています。2018年春の選抜大会・夏の全国選手権・地方大会からです。但し甲子園・地方予選の決勝戦は従来通りです。

■全加盟校アンケートでは5割の支持も高野連は時期尚早の態度
高校野球は、延長戦による名勝負が数々ありました。1958年・徳島商(あの坂東英二)-魚津、69年・松山商-三沢(太田)、98年・横浜(松坂)-PL学園、2006年・早稲田実(斎藤)-駒大苫小牧戦など、あなたはどれが印象深いですか?さて「タイブレーク制」とは、ご存じの方も多いと思いますが、例えば延長10回(12回、15回後からの案もある)からの攻撃は、得点が入りやすいように1死満塁(無死1・2塁)などに設定して始めるルールです。現在、世界のプロ選手が参加するWBCや国体、高校野球でも明治神宮大会などは既に実施されています。投稿者は、早期にタイブレーク制を導入すべきと考えています。

高野連が全加盟校に、選手の健康管理に配慮した方法についてのアンケートを行った結果、5割(49.7%)の高校がタイブレーク制を選択したそうです。投球数制限(12.0%)、投球回数制限(10.7%)を遥かに上回った結果でした。しかし高野連は、“甲子園”に繋がる大会は時期尚早としています。導入反対あるいは賛成者の中の意見でも、「タイブレーク制は野球本来の姿ではない」「野球の醍醐味に欠ける」「我慢や根性が薄れている時代だからこそ高校野球が訴えるものがある」「全員が卒業後も野球を続ける訳ではないので最後がタイブレーク制だったら気の毒」などの答があったそうです。

■プロ野球・メジャーに羽ばたけるよう若い時代に肩や肘に無理をさせないこと
しかし投稿者は、タイブレーク制が野球本来の本質ではない意見に疑問を持ちます。なぜなら日本中が熱狂したあのFIFA・ワールドカップでも、最終的には「PK戦」で決着を付けています。コインやくじ引きで決める競技さえあります。それに比べたら、あるいはPK戦よりも、タイブレーク制のほうが遥かに“野球の形”に近いと思います。反対者は、極めて大人の勝手な論理であって、かつ情緒的過ぎます。また勝負至上主義に走り過ぎています。延長戦は観客・TVで見る側は面白くても、投げ過ぎによって若き高校生の肩や肘が耐え切れず、将来を有望視された大物投手が野球人生を断念せざることが度々起きています。

監督なら選手を潰さないことが正しい指導であり、投げ過ぎを防止する上で速やかにタイブレーク制を導入し、選手が将来も野球ができるように配慮すべきです。選手(生徒)あっての、高校野球・プロ野球と思うのです。但し監督らの3/4が、何らかの対策が必要と答えていることに安堵します。それに比べて、時期尚早と言っている高野連の「能天気さ」に呆れます。そうしたことから、敢えて高校野球ファンに失礼な言い方をします。選手が“たかが高校野球”で留まる(故障による断念)ことなく、プロ野球、はたまたメジャーリーグに羽ばたけるように、若い時代に肩や肘に無理をさせないことを望みます。

■張本氏のコメント「投げ過ぎなかった投手のほうが確率的にプロでは活躍する」
張本勲氏のコメントは、「野球選手で見た場合、まだ肉体的に成長していない16や17歳の高校生に、連日、数百球も投げさせたら壊れないほうがおかしい。あまり投げ過ぎなかった投手のほうが、確率的にプロでは活躍する。」(高野連に喝!) 私も、そう思いますね。なお先程の投球制限については、多くのチームが投手1~2人で回しているので、制限されたら試合にならないと回答しています。投手が潤沢なチーム-VS-“投手1人の弱小校”が立ち向かうことが多々見られます。タイブレーク制があれば、弱小校は長い延長による持久戦で負けることなく、勝利のチャンスを『平等』に持てます。このほうが、高校生らしいではないですか!


少数派シリーズ/時事川柳  【2018.8.22放送分】
川柳は、TBSラジオ「荒川強啓デイ・キャッチ!」より
説明部分は、投稿者による見解です。

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連覇より 連投好む 日本人
大阪桐蔭高校が、史上初の2度目の春夏連覇を果たした
しかし注目されたのは、準優勝の秋田代表の金足農メンバーや吉田投手ばかり

100回を迎えた甲子園野球は、多くの課題を残した
タイブレーク制が採用されたが、やはり1人で投げ切る投手の球数の多さ
熱投もいいが、投げ過ぎによる故障・選手生命が断たれることを防がねばならぬ

決勝戦途中まで1人で頑張った吉田投手は、肝心なところでフラフラだった
秋田県民を始め高校野球ファンの感動・喜びも分かるが
高温注意情報発令の中、炎天下の熱投(多投)を美談にしてはならぬ

Sankoub
前号/高校野球開会式・選手が戦前の旧日本軍の握り拳行進するのは相応しくない

Ntopkeiji

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