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チコ情報◇音楽室の音楽家の肖像画は元々楽器会社の「おまけカレンダー」だった/少数派

2021年03月01日 | 文化・文芸
Chicoptb150 少数派シリーズ/文化・文芸
チコ情報◇音楽室の音楽家の肖像画は元々楽器会社の「おまけカレンダー」だった

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■音楽の先生に大好評・肖像画を音楽室に次々と張り、後に音楽教材になった
NHK「チコちゃんに叱られる」を参考に、投稿者がまとめた文章です/あなたが小中学生の頃、音楽室に飾ってあるクラシックの大音楽家の肖像画は、かなり印象深かったのではないでしょうか。ベートーヴェンやモーツァルトなど、何人ぐらい思い出しますか? この肖像画、元々は、1955(S30)年頃、楽器・クラシックの楽譜会社の「全音」(下記参照)が、カレンダーをおまけとして全国の音楽の先生方に配ったのが始まりです。当時、学校教材の楽器販売にも進出すべく、カレンダーの企画を考え出しました。今と違い当時は音楽家の名前は知っていても、専門家でも「顔」を知っている人はほとんどおらず、最初のベートーヴェンの肖像画が先生方に大好評だったのです。そこで2年目にバッハ、3年目がヘンデルと続けました。先生方は、年が変わったらカレンダーの日付部分だけを捨て、肖像画の部分を次々と音楽室に張っていったのです。その後、現場の声を生かし、1967(S42)年、文部省が肖像画を音楽教材として「世界大音楽家肖像画集」(同参照)を認定したのです。今ではちゃんとした大勢の肖像画が、全国の音楽室に飾られているのです。

当時の社長がアイディアを出し知人の洋風画家・大貫松三氏に、まずベートーヴェンの肖像画の作成を依頼しました。とは言え画家も顔を知らず、書籍や文献を調べ3枚の絵を描きました。うち2枚は、ベートーヴェンの若い頃の海外の元絵をアレンジしたものです。しかしベートーヴェンの交響曲第5番「運命」のイメージに合わず、残り1枚のヨーゼフ・カール・シュティーラーが描いた絵を基にしたものが、今日、皆さんがご存じの「いかめしい顔」のベートーヴェンに決まったそうです。別の絵だったら、日本人全体がベートーヴェンへの印象も違っていたとのことでした。ここからは番組から離れますが、ベートーヴェンは精悍な顔ではなく太っていたとの説がありますが、今では何とも不明です。日本語の読み方が少し前は“ベートーベン”でしたが、最近はベートーヴェン表記です。笑ってしまうのは、ドイツ語の発音では「ベートホーフェン」に近いそうです。これでは運命やその他の曲を聞いても、締まらない感じがします(笑)。ジャジャジャ・ジャ~~~ン「運命」も昔は演奏時間が40分でしたが、最近は30分台で演奏する指揮者もいて、クラシックの世界もスピード化です。

▽資料1 全音製「世界大音楽家肖像画集」 (B3判/カラー/36枚組) 価格13000円+税
収録作曲家: パレストリーナ/コレッリ/ヘンデル/J.S.バッハ/グルック/ハイドン/モーツァルト/ベートーヴェン/ウェーバー/ロッシーニ/シューベルト/ベルリオーズ/メンデルスゾーン/ショパン/リスト/ワーグナー/ヴェルディ/グノー/ブルックナー/ブラームス/ビゼー/サン=サーンス/チャイコフスキー/グリーグ/リムスキー=コルサコフ/フォーレ/プッチーニ/ドビュッシー/シュトラウス/ラヴェル/ストラビンスキー/滝 廉太郎/山田 耕筰/中山 晋平/弘田 龍太郎/宮城 道雄

▽資料2 「全音」 (株)全音楽譜出版は、河合楽器の完全子会社

NHKの同番組を参考に、投稿者(5歳+〇〇歳)がその他の内容
を付け加えました。従って番組のイメージとは異なります! バカ~!


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