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「おちょやん」浪花千栄子・本名は“南口キクノ” シャレでオロナイン軟膏CMに抜擢/少数派

2021年01月25日 | 文化・文芸
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「おちょやん」浪花千栄子・本名は“南口キクノ” シャレでオロナイン軟膏CMに抜擢

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■幼い頃から苦労し波瀾万丈、一時代をきらびやかに生きた浪花千栄子さんだった
NHK連続テレビ小説「おちょやん」が放送され、人気を博しています。杉咲花さんがヒロイン役ですが、ここでは彼女やドラマを追うのではなく、番組のモデルとされる浪花千栄子(なにわ・ちえこ)さんについて説明します。大正から昭和にかけて大活躍され、喜劇・芝居はもちろん、映画・ドラマに多数出演し、「大阪のお母さん」と親しまれました。上方喜劇女優の草分けと言え、ひと言で言えば波瀾万丈の人生でした。1907(M40)年、現在の大阪・富田林市に生まれます。10歳前から道頓堀の料理店で奉公し、その後、旅回りの劇団に、10代の終わりから映画で頭角を現します。48(S23)年に松竹新喜劇を旗揚げし、看板女優になります。その後の54(S29)年から、NHK大阪ラジオ局放送の漫才師・花菱アチャコ氏との「お父さんはお人好し」が大人気。ますます勢いを増し、TV「番頭はんと丁稚どん」 「細うで繁盛記」、NHK大河「太閤記」、映画は黒澤明監督の「蜘蛛巣城」(くものすじょう)など、映画・TVに多数出演。1973(S48)年、66歳で亡くなりました。

幼い頃から苦労し、夫の不倫、離婚、新喜劇退団、行方不明など、苦労の連続の人生でした。投稿者として現役時にTVでよく見ており、上品な女性・関西風の笑い・母親役・ヤクザの役など、何の役でも演技が上手いなあと思いました。浪花千栄子さんは苦労しながらも、一時代をきらびやかに生きられました。朝ドラの杉咲花さんをただ見るのではなく、こうした彼女の人生を事前に知って視聴したら味わいが出るでしょう。ここからは、余談です。年配の方なら全国の至る所の民家の壁に貼られた、和服姿の浪花千栄子さんの「オロナイン軟膏」の“ほうろう看板”をご存じと思います。彼女の本名が“南口(なんこう)キクノ”であることから、「軟膏が効くの(よ)」というダジャレでCM抜擢された逸話が残っています。ところでほうろう看板と言えば、眼鏡がずり落ちた大村崑ちゃんの「オロナミンC」、松山容子さんの「ボンカレー」、美脚を披露した由美かおるさんの「アース渦巻(蚊取り線香)」などが印象的です。今ではすっかり姿を消しましが、ローカルならまだ残っているかもしれません。

Ntopkeiji

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