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権力を目指す歪んだ半生に見る「女帝小池百合子」著者石井妙子氏インタビュー記事/少数派

2020年07月02日 | 政治情勢1
Ns170minoritytp 少数派シリーズ/政治情勢
権力を目指す歪んだ半生に見る「女帝小池百合子」著者石井妙子氏インタビュー記事

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■出版理由は人として疑問を持ち「どういう人物かを知るべきだ」と考えた
投稿者の前説/ノンフィクション作家・石井妙子著「女帝 小池百合子」の紹介の3回目です。しんぶん赤旗に、著者・石井妙子氏がインタビューに応える記事がありましたので掲載します。石井氏は、これまで男性優位の日本人社会で、努力と研鑽(けんさん)を積んで一事を成した近現代の女性たちの評伝を書いてきました。今回、「女帝 小池百合子」を出版し、なぜ小池百合子東京都知事を対象としたのかは、前回、都知事選挙の対立候補・ガンを乗り越えた鳥越俊太郎氏を「病み上がりの人」と病的誹謗し、人として信頼できるか疑問を持っていたこと。都知事として、また将来、女性初の総理になるかもしれないことを鑑み、国民は「どういう人物かを知るべきだ」と考え執筆したそうです。3年半を掛けて100人以上の関係者を取材、小池氏の著作・発言録、新聞・雑誌記事など大量の資料を読み精査しました。なお小池氏にも、3回、取材を申し込みましたが、全て断られたそうです。
*タイトル付け、文章の省略化、補足は投稿者によるものです。

<プロフィール> 石井妙子 1969年神奈川県生まれ 白百合女子大学卒
同大学院修士課程修了 著書「おそめ」 「原節子の真実」(新潮ドキュメント賞)
「日本の天井 時代を変えた「第一号」の女たち」 他

■カイロ時代の同居女性は「嘘の人生をやり直して本当の人生を」と願う
ここからがインタビュー記事/「裕福な家庭に生まれ育った芦屋令嬢、外国語に堪能な才女」といった生い立ちと経歴を売り物にした小池氏ですが、この自分語りの矛盾は数え切れません。国立カイロ大学を日本人女性で初めて、しかも首席卒業、という学歴詐称疑惑は、過去を塗り変えてきた氏の半生を象徴する一例です。

私のもとに、氏とカイロで2年間同居していた早川玲子さん(仮名)から、「(小池氏は)カイロ大学では1976年の進級試験に合格できず、従って卒業はしていません」と記された手紙が届いたのは2018年2月でした。私は早川さんが住むカイロへ行き、面会を重ね、当時の手帳、日記、手紙など全て譲り受けました。小池氏より10歳ほど年上の早川さんは「生きているうちに、百合子さんが嘘によって現在の地位を得たことを公にしなければ、自分も罪を抱えたまま死ぬことになる」と言い、「きちんと当時、注意しなかったことを後悔している」と自分を責めていました。そして「今からでも遅くない。人生をやり直してほしい。本当の人生にしてほしい」と。

小池氏は「卒業証書も卒業証明書もある。カイロ大学も卒業を認めている」と繰り返しますが、証書の矛盾や疑問点も本書で触れています。エジプトには日本から、氏が国会議員だった2016年度まで無償資金協力1568億円を含む多額のODA(政府開発援助)が投入され、カイロ大学にも一部が渡っています。こういった事実と併せて、読者に判断を託したいと思います。

■弱者や女性への冷酷な言動と仕打ち・孤独の中で生き抜いた女性の哀しみ
小池氏には社会的弱者や女性への冷酷な言動も顕著です。阪神・淡路大震災後、地元芦屋の被災女性たちが氏を訪ねて窮状を訴える中、マニュキュアを塗り続け1度も顔を上げず、「もうマニュキュア、塗り終わったから帰ってくれます? 私、選挙区変わったし」と言ったこと。小池氏も参加した北朝鮮拉致被害者家族の会見が終わった後、バッグがないと慌てて会場に戻ってきた氏が「あったー、私のバッグ。拉致されたかと思った」と叫んだこと。小泉政権で環境大臣だった時は、水俣病患者とアスベスト被害者の救済には無関心でした。

前回(2016年)の都知事選で、東京五輪や築地市場移転の利権と癒着の構造を追及し「ジャンヌ・ダルクになる」 「崖から飛び降りる」と訴え支持を集めながら、就任後、築地の女将さんが「負けないで築地を守ってください。私たち小池さんをジャンヌ・ダルクだと思ってます」と声を掛けると、「ジャンヌ・ダルクはね、火あぶりになるからイヤ」と突き放したといいます。「政治家としてやりたいことはなく、ただ政治家がやりたいんだと思う」 「政治哲学も信条もなく、ただ注目を浴びたい。だから時の人気者や実力者にぱっぱっと乗り換える」といった証言は多くありました。過去には自民党批判をしながら、自民党入りする時には「自民党を外から壊すのではなく、内から壊すほうが早いと思った」と言う。上を目指しているだけで、理由は後からつけられます。

なぜ小池氏はここまで上りつめたのか。ミニスカート姿で自身を「政治改革のチアリーダー」と称したりする新奇さに飛びついて、氏が語るままを検証もせずに報道してきたメディアの罪は大きい。女性議員を、お飾りや広告塔のように利用する政治のあり方も問題です。本質を見ないで、上辺のファッションやパフォーマンスにつられて投票する有権者にも責任があるのではないでしょうか。小池氏の半生から社会の歪(ゆが)みも見えてきます。権力を握れば、人は寄ってくるし思い通りになる。人を信用できない荒野のような孤独の中で、ひとり生き抜いてきた女性の姿も浮かんできて哀しみを覚えます。

Sankoub
都民はまた「緑のたぬき」に騙されて今後も4年間“♪小池にはまってさあ大変”状態に
「女帝小池百合子」石井妙子著・カイロ大学首席卒業の「小池の嘘」が暴かれていく
松尾貴史コラム◇小池都知事のカイロ大学首席卒業?学歴詐称疑惑と「女帝」本

Ntopkeiji

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