岳遊のひとり言

日々の暮らしに農作業や好きな山登りのことなどを伝えていきたいです。

桟俵とおでん

2010-02-10 22:36:20 | 日々の暮らし
昨日の暖かさとうって変わって寒い一日となった。 早朝、雨の中を意を決して畑へ向かう。

寒い今夜はおでんだ。 それにはりはり漬けも残り少なくなり準備をしなくちゃならないからね。

       
雪の中から掘り出し、身を切るような冷たい川に入り大根を洗う。 我作ながらよく出来て旨そうだ(笑。

加工小屋のストーブにカミさんが支度してくれた土鍋を乗せ、静かに日が暮れるのを待つ今夜の主役達。

       
僕が加工小屋で一日過ごす間には友達や近所の方々に仕事関係の人達など様々に寄っては休んでいかれる。

今日訪れた近所のYさんは80歳。 今年の大雪から38豪雪の想い出を語られた。 
昔はこの辺では山手の人たちのようにカンジキを持ち合わせておらず、腰まで浸かる雪に桟俵をカンジキ代わりに履いたものだが、それでも股下まで潜ったぐらいに雪が深かったと言われた。

僕も38豪雪は記憶にあり、村の人たちが隊列を作って学校に迎えに来てくれたりした事や、雪が屋根まで届き家の中がとても暗かったことなど、それから、屋根まで届いた雪で屋根の上からスキーで滑った事などを想いだし、暫し豪雪談議に花が咲いた(笑。

昔の大雪を懐かしむわけではないが、物が溢れてる今より決して豊ではなかったが、人も食べ物も温かかったように思う。

子供の頃に今時分だが、学校から帰るとお腹が空いて、硬くなった餅をかじって食べたものだ。 母が作ってくれた棒鱈の煮つけやおでんなどの味も忘れられない。

春を待ち、桟俵を編みながらお年寄りと語るとき、自然とこういった昔の事を思い出させてもらい懐かしくなる。



       
2月も10日に入り少しづつ暖かくなって、3週間も干せば思いの出来に仕上がるだろう。
ゆっくりと昔を懐かしんでいられるのもこの大根が干しあがる頃までだね(笑。
       


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2 コメント

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こんばんは。 (エー)
2010-02-11 21:25:36
寒い夜には、「おでん」と言うのもグーですね。
朝から、しっかりと煮込んたものは、さぞかし味がしみてて美味しかったと思います♪
私たちが子どもの頃は、家に入ってくるのに雪の階段を数段おりてきました。
で、休みの日には、家族やご近所総出で雪片付けをしていました。
岳遊さんちの作業小屋は、みなさんの「いこいの場」って感じでしょうか???
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Unknown (エーさんへ)
2010-02-16 20:35:42
こんばんは、出かけておりまして返事が今になりましたことをお詫びいたします。

今こちらは吹雪いています。気温も下がってとても寒く、我家はすき焼きでした。
やはり寒い時はおでんや鍋ものが一番ですよね。
エーさんも僕も子供の頃は同じだったんですね。
小屋ですが、近所の方などはみなさん手を止める(仕事の手を)からと言って、気を使って頻繁には来られませんね。
僕の方は、こうやって訪問があるほうが会話も出来ますし、気分転換にもなっていいんですけどね(笑。
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