岳遊のひとり言

日々の暮らしに農作業や好きな山登りのことなどを伝えていきたいです。

山の総会を終えて

2009-03-16 23:19:55 | 山登り
村の登山隊 「小杉 トレッキング倶楽部」の21年度総会を町の宿泊体験施設である古民家「いろり館」で行なった。

総会後に懇親会を兼ねて一杯飲むのが慣例で安く泊れて遠慮が要らない「いろり館」には毎年お世話になっている。

リーダの R 君の号令の下、開会の4時間前から集合し本命の酒宴の準備に余念がない(笑。

       
今夜はチャンコ鍋だそうだ。 会にはもちろん女性会員もいるのだが、押し付けたようになるのが嫌で男の手料理にこだわっている・・と言えば聞こえもいいが、実際面白がっているのは僕ら男の方だ(笑。

今年は簡単質素にと言いながらも、他に揚げ物や煮物などに僕の漬物と姉が差し入れてくれた厚焼き玉子にチラシのおにぎり等で今回も豪華になった。

夕方5時には総会を開き つつがなく無事終了。 夏にはふるさと富山を改めて認識しようと立山三山を縦走し大日~称名へ下る山行を。 秋には昨年に続く山形で、今回は朝日連峰を訪れることに決まった。

総会が終われば秋まで僕にとっては長い長い山との別れになるわけだが、今年も皆が怪我もなく遭難もなく来年の今日を笑顔で迎えられることを願わずにはおられない。


総会が終了し、今では恒例になっている山の達人であり生き字引の佐伯邦夫さんをお招きして今回も興味深いお話しを聞かせて戴いた。

佐伯さんは富山で言うところの「みゃらくもん」であるが、事その道に入ると思想はきっちり一本通ってて、そんじょソコラのなぁなぁの「みゃらくもん」とは違うのだ。

        
話しはいきなり映画「剱岳 点の記」から始まった。 時を同じくして各山域で行なわれ、未だ剱岳ほど脚光を浴びることのない三角点測量の「点の記」を興味深く聞いた。
        
また、佐伯さんは「剱岳 点の記」 の原作者である新田次郎氏に山案内で初めて対面した際に「この男は本物の山男だ」と言わせしめた人であり、そんなことなども思いだしながら楽しく伺った。

今は一切山から退かれて久しいが、今度新たに本を出されると聞きこれもまた今から楽しみである。
        
夕方に入りめっきり冷え込んで堪らなく、話の途中で語り手も聞き手も一杯注ぎながらの講演となったが、これがかえって良かったか終わって誰かが「今日の話しは最高やった」と言った(笑。

もちろん講演が終わり鍋も程よく出来上がったところで佐伯さんを囲み、旨い酒を酌み交わし山の写真など鑑賞しながら談笑し大いに盛り上がったのは言うまでもない。


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