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懲りないトライアスリートのプチ移住生活

懲りないトライアスリートのプチ移住生活は、迷走だらけ!

ただマイヨ・ジョーヌのためでなく /ランス・アームストロング

2009-08-14 | お勧めBOOK
本の内容の紹介では、
ランスは、25歳で睾丸癌を発病。
生存率20%以下、苦しい闘病生活を経て、
再び自転車に乗ることを決意する。
世界一過酷なツール・ド・フランスで復活優勝を遂げ、
栄光の黄色いジャージ、マイヨ・ジョーヌを着る。
さらに7連覇の偉業を達成。
過酷な人生を鮮やかに生きる勇気の記録といったものが多い。

しかしながら、
ランスのことについて書いたブログで
印象に残っている彼の言葉を思い出し、
また、読み返してみると
この本の重さをずしりと感じる。

僕がフランスの丘や山々を「飛ぶように登っていった」
という表現があった。
でも丘を「飛ぶように登る」ことなんてできない。
僕にできる ことは、「ゆっくりと苦しみながらも、
ひたすらペダルをこぎ続け、
あらゆる努力を惜しまずに登っていく」ことだけだ。
そうすれば、もしかしたら最初に頂上に
たどり着けるかもしれないからだ。

本日のトレーニングは、
仕事の後、ナイトJOG
スタートと同時に雨
さっさと退却!
結局、今日も休息日。

○●○●本日のトレーニング○●○●    
 RUN                 0KM
 BIKE                 0KM 
 SWIM                0KM
○●○●○●○●○●○●○●○●


「ムサシ」 井上 ひさし著 

2009-07-11 | お勧めBOOK
宮本武蔵と佐々木小次郎がふたたび相まみえる。
鎌倉の禅寺を舞台に、武蔵と小次郎に沢庵宗彭、
柳生宗矩らが入り乱れ、上を下への大騒ぎ。
この戯曲のテーマは、
人間は「報復の連鎖」を
断ち切ることはできるかということ。
9.11以来の世界情勢を
著者の独特の視点から、鋭く
コメデイタッチにそしてアイロニーをこめて
書かれた最高の戯曲。

巌流島での対決の後、
手当を受けた小次郎は生き延びていたという設定で、
再び相まみえんと小次郎が武蔵を探し出し、
数年後に再度闘うことになるというというお話。
本の中で、他の登場人物の敵討に、
小次郎と武蔵が協力させられるシーンがある。
暴力の連鎖を止めるためには、
誰かがどこかで報復をやめる勇気を持たなければならないという
メッセージが読み取れる。
まさに、9.11以降のアフガン・イラクの世界情勢を
念頭に入れてのメタファ。

やはりコメデイタッチに辛らつなテーマを
書き上げるストーリーの構成力のある
筆力のある作家は、後にも先にも
彼以外にはいないのではないだろうか!
とにかく、抱腹絶倒の戯曲だ。

村上春樹「1Q84」レヴュー

2009-06-27 | お勧めBOOK
「予断を持たずに読んでほしい」との村上氏の意向と、
「内容を知らずに作品を読みたい」という読者からの意見を受け
一切の内容が明らかにされなかった「1Q84」2巻
ようやく、読み終えた。
今回、どうしても一気に読み上げるということにはならなかった。

「1Q84」の執筆のきっかけは、オウム裁判。
犯罪の被害者と加害者
「両サイドの視点から現代の状況を洗い直すことでもあった」という。
どうしても、1巻目はオウムのことが思い出され、
1Q84の世界に、入れず、読み終える。
しかしながら、2巻目に入り、
やっぱり村上ワールドにどっぷりつかり、
最後の章では、究極のファンタジー・究極の恋愛に深く感動!
でも、3巻目がありそうとちょっと思っている。

あらすじは、
スポーツインストラクターの青豆を主人公にした「青豆の物語」と
予備校教師である天吾を主人公とした「天吾の物語」が
交互に書かれている。
青豆・天吾ともに幸福感に満たされているわけでは無いが
子供の頃には無かった充実した日々を暮らしていた。
しかし、1984年に2人とも同じ組織に対する活動によって
ふたりの人生が大きく変わっていく。。
そして、青豆は現実とは微妙に違う不思議な1984年を
1Q84年と名付ける。
ここから、現実なのか非現実なのか
よくわからない不思議なファンタジーの世界がつづく。
そして最後に、究極の恋愛となるのである。
2冊読み終えるには、ちょっと覚悟がいりますよ!


書籍係数

2009-05-30 | お勧めBOOK
俺の書籍係数って、高いよなあって
最近よく思う!
今月は、月末に村上春樹氏の「1Q84」が
刊行され、なおさら!
週に2~3冊、新刊・文庫を読むし
ランナーズなどのランニング雑誌・トライアスロン・
バイク関連雑誌、たまにビジネス誌
ちょっと気になると衝動買いしてしまう。
元来、本というものは自分の場合、
買わないとだめなのだ。
図書館で借りるということができない。
どうも、本というものに対する所有欲が強すぎるみたいだ。
買ったからって、借りる場合より
記憶に残るというわけではないのだが。
おかげで書斎は本で溢れ、
ロードバイクが我が物顔で占拠し
参加したランニング大会関係の資料が洪水のごとく
溢れ出し、足の踏み場もないぐらいだ。
おー、近々片付けなければ!

本日のトレーニングは、
午後から西総合市民プールで
ひとりスイムトレ。
めちゃ調子悪!
体に力が入らない。
疲労感あり。
プルで2500M泳いで引き上げ。
途中、50M×10 50Sをいれた。

夕方、愛宕浜海浜公園でJOG 5KM
こちらも走れず!

やはり、篠栗巡拝の疲労が取れないのか?
歳のせいか?

それでも、明日早朝、
なかやまさんとまいたけちゃんと
百道浜早朝スイムやります。
AM6時からです。
これる人は、来てねって。
通報されるかもしれませんが?

○●○●本日のトレーニング○●○●    
 RUN                5KM
 BIKE                0KM 
 SWIM              2.5KM
○●○●○●○●○●○●○●○●



「1Q84 」 村上春樹著

2009-05-26 | お勧めBOOK
29日に発売の村上春樹氏の7年ぶりの
2巻組み長編「1Q84」、
の予約が殺到しているらしい。

発売前から増刷。
発行部数が1巻25万部、2巻23万部になったという。
アマゾンジャパンでも、
ネット書籍ストアでの予約が1万冊を突破しているという。

初版は1巻20万部、2巻18万部で、各5万部の増刷。
同書の内容は、著者の「予断を持たずに読んでほしい」
との意向で明らかにされていないが、
今回は、ノルウエイの森並みの人気となりそうだ。

もちろん、私もすでに予約済み。
内容が、明らかでないだけに、
ちょっとたのしみ!

『即訳!ふくおか方言集』中村萬里 編

2009-05-11 | お勧めBOOK
福岡の方言についてあらためて
勉強したい方には、
お勧め。

本書は圏内を「筑前」「筑後」「豊前」の3つに分け、
これに「福岡の共通方言」の章を加え、
それぞれ五十音順に収録。
収録語は258。
「あいらしか」「しろしか」「うてあう」など日常生活で
頻繁に使われる方言入りの会話が即座に分かり、
使えるよう丁寧に標準語訳。
用例は会話文で紹介されており、
福岡の方言の持つ味わいやぬくもりを感じることができる。
また、言葉の由来や文献での記述の紹介は、
さすが大学教授の手になる編集で、
ただの方言の紹介とはことなり、文法的な説明もあり、
方言の豆知識も身に付く。

福岡県内でも、「筑前」「筑後」「豊前」
言葉の使い方が微妙に違う。
私は、筑後の出身であるが、
筑豊の言葉となると
ちょっとわからないこともある。
言葉というものは、
その地域に根ざし
時代と共に変化しているので、
こんな本を片手に
ちょっと方言について
かんがえてみるのも面白い。

方言は生活に深く結び付いた言葉。
大切に伝えていきたい。

編者は方言学、コミュニケーション学が専門の
中村萬里・筑紫女学園大教授。
ちなみに、トライアスリートです。
大学の教授紹介では、
バイクジャージ姿で紹介されています。
筑紫女学園って、オープンなんですね!

問い合わせは
西日本新聞出版部=092(711)5523。
《四六判・1300円》

AMAZON等NETでも注文できますよ!


道元「禅」の言葉 ・ 空は、今日も、青いか?

2009-04-21 | お勧めBOOK
先週読んだ本を2冊紹介

道元「禅」の言葉
ゆっくり読む、ゆっくり生きる 境野 勝悟著

禅の教えが手ににとるようになるわかる本ということで、
本当に大事なもの・悩みから自由になる・
自分の中から自信が生まれる・生き方を考える話100話で構成
迷いを解決するヒントは、
・大事なものはを外に求めない
・時には、考えるのをやめてみる
・理屈から離れてみる
・思い通りにいかないものと、心得る
・他人の評価に振り回されない
・ものごとを良い悪いで考えない

「思い通りにいかないものと、心得る」
そうかんがえると、いらいらせず生きれるかも?


「空は、今日も、青いか?」 石田衣良著

石田衣良氏の初エッセイ。なかなかいいですよ。
彼の人間性、暖かみがてていて、彼のメッセージも
伝わってくるし。
1つのエッセイが3ページから4ページで
大変短い文章で書かれていて、読みやすいし。
いろいろなジャンルについて
経済・少子高齢化・恋愛・音楽・子供・趣味・人生 等
テーマ・ジャンルもさまざま。

先々週読んだ、
下北サンデーズ
もおすすめです!
ドラマ同様、原作もおもしろい!

2冊読んでふと考えたこと、
流れにまかせて
ポジティブに生きる術。

それがなかなか、むずかしい!

本日のトレーニングは、
早朝JOG
愛宕浜海浜公園~百道浜往復 7KM
キロ5分 ラストキロ4分

○●○●本日のトレーニング○●○●  
 RUN              7KM           
 SWIM             0KM
 BIKE              0KM    
○●○●○●○●○●○●○●○●

読書進化論(著:勝間和代)

2009-04-05 | お勧めBOOK
読書進化論(著:勝間和代)
「読書進化論 人はウェブで変わるのか。本はウェブに負けたのか」
(著:勝間和代)を読んだ。
今まで勝間本読んだことなくて、
タイトルに引かれ、
一応初めて読んでみた。
読後感としては、
いまいちといったところ。

書いてある内容の多くは、
斬新なものではなく、
書かれている内容が、薄く感じられる気がする。
著者自身の読書体験、本を売ることに関するマーケティングに
関しては、面白い記述だと思うが、
本の構成が、切り張りしたようなものとなっているのが、
少し多作になり、手をぬいたように思われてならない。
いい意味で解釈すれば、
現場の声を活かした構成と考えることもできるが。
本題と思われる読書に関しての問題提起はあまりなく、
ちょっと突込みが足りないように感じるのは、気のせいだろうか。
それでも、自分の読書スタイルを振り返るうえでは、
一読の価値はあると思う。
他の彼女の著作を遅ればせながら読んでみようと思う。

それから、著作の中での読書体験で
切り口を変えた本の読み方というのは、
トライアスロンのトレーニング方法にも通じる。
切り口を変えたトレーニングをすることで、
モチベーションをアップさせるのと同じだ。
また、「継続は力なり」 王道だな。

このブログも書き始めて、半年が過ぎた。
毎日、好き勝手に書いているが、
継続して書くことによって、
自分自身のことをふりかえることができ、
いろいろな人がコメントしてくれることが、
自分自身の糧となっている。

毎日、100人以上の人がアクセスしてくれて
閲覧数は、400PVをこえている。
私のブログは、アクセス数を増やすような仕掛けを
しているわけではないので、
私の日々のたわごとにおつあいしていただいて
感謝・感謝です。
これからも、日々好き勝手に書いていこうと思います。
こんなこと考えたのは、この著作のおかげかなあ。


マラソン三都物語

2009-04-03 | お勧めBOOK
(東京マラソンで配本された「フィニッシュ・ゲートから」)
 
走ること、ランニングすることで得られる自己実現や達成感。
それを感じてもらうために、
アシックスが協賛する「ニューヨーク」「東京」「パリ」三都の
市民マラソン大会をテーマにした、
三つの書き下ろし短編小説を
アシックスのランニングサイトで読むことができる。

フィニッシュ・ゲートから
あさのあつこ

東京マラソンがスタートする頃、
主人公(南野悠斗)はフィニッシュゲート近くに一人いた。
三万人のランナーの中から、ただ一人のランナーを待つために―。
東京マラソンを走る人、それを見守る人、全ての人に捧げる物語。

ランナーだからわかりえる、
ランナーでなくてもわかりえる、
3つの短編小説、おすすめです。
www.asics.co.jp/running/santo/tokyo/

本日のトレーニングは、
モチベーション上がらず、
休息日。

○●○●本日のトレーニング○●○●  
 RUN             0KM           
 SWIM            0KM
 BIKE             0KM    
○●○●○●○●○●○●○●○●

「納棺夫日記 」青木新門

2009-03-07 | お勧めBOOK
はじめは、
興味本位で、本書を手にした。
本書の内容は、
本のタイトルと違い、
いい意味で裏切られた。
とても詩的な文章で、
とても普遍的な不思議な本である。

死者の体を清めて棺に納める。
そんな納棺の仕事に就いた青年を描き、
アカデミー賞を受賞した映画「おくりびと」。
映画の発案者でもある本木雅弘さんが、
読み、そして映画の原案になったのが本書。

「毎日毎日、死者ばかり見ていると、
死者は静かで美しく見えてくる」と著者は語る。
と同時に、死を恐れる生者たちの、
醜悪さが気になるようになってきた、
死を忌むものとしてでなく、誰にでも訪れるものとして
真っすぐ見つめる眼差(まなざ)しに触れるうち、
次第にこちらの心も静かになっていく。

映画公開から、口コミで本書の存在が広まった。

1、2章は納棺夫としての体験を交えて語られるが、
第3章は死に対する考察が、宗教観や宇宙観まで交えてつづられる。
死とはどういうことか、深く書かれている。
本書で一番の脳裏に焼きついた言葉

「心が変われば、行動も変わる」
肝に命じよう!