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懲りないトライアスリートのプチ移住生活

懲りないトライアスリートのプチ移住生活は、迷走だらけ!

休暇の読書

2008-12-29 | お勧めBOOK
休暇中に読む本をセレクト。

小池 真理子 「ふたりの季節」
五木 寛之  「人間の覚悟」
夏目 漱石  「こころ」

3冊とも、ジャンル・毛色も
まったく異なる。

しかし、3人とも、以前から
私の好きな作家だ。
特に、漱石はあらためて、
姜尚中氏の「悩む力」を読んで、
再度、読み直そうと思った。

「ふたりの季節」は、題名に
ひかれ、つい手にとってしまった。
舞台は、1970年代初頭。
偶然にも昔の恋人に再会、
高校3年生だったころの切ない
記憶がよみがえるところから、はじまる。


昼過ぎより、西新商店街に
暮れの空気を感じたくて
出かける。


世の中、不景気だというのに
西新商店街は、ひとだかり。


リヤカー部隊の売り物も、
正月飾り・花・もち・
雑煮用の野菜・ブリ・鯛・蒲鉾
といったぐあい。
やはり、正月モードになってしまう。
昨年の、今頃は
京都の錦市場で、暮れの京都を堪能していた。
来年は、京都で正月を迎えたい。

○●○●本日のトレーニング○●○●  
 RUN           5Km  
 SWIM          0.5Km 
 BIKE          20Km  
○●○●○●○●○●○●○●○●


君住む街へ(小田和正)

2008-12-26 | お勧めBOOK
君住む街へ(小田和正)


昨日は、クリスマス。
クリスマス恒例の小田和正
「クリスマスの約束2008」をみた。
小田和正が贈る年末恒例の名曲ライブ特番だ。

彼のファンは、わたしと同世代。
テレビに映るファンは、
小田ワールドにどっぷり。
涙して聞いているファンが多い。

彼の曲を聴くと、
タイムマシーンにのったようなもの。
過ぎ去りし自分の姿を、
遠くかなたから、
つれてきてくれる。
そして、あの時いたあいつ・こいつも
一緒につれてくる。
あの時の空間・時間が
フラッシュバックする。

こんな時、過ぎ去りし時間を
振り返えれることに
幸せを感じる。

これからも、振り返れるような
時間をつくっていこう。

今日は、御用納め。
トレーニングは、休息日。
Wiiでバーチャルトレ。
明日からの休みの
スケジューリングをせねば。


○●○●本日のトレーニング○●○●  
 RUN           0Km  
 SWIM          0Km 
 BIKE          0Km  
○●○●○●○●○●○●○●○●

トライアスロンジャパン休刊

2008-12-04 | お勧めBOOK
TJが2009年1月5日発売号をもって、休刊する。
あまりにも唐突のことで、驚いた。
定期購読者向けの
お知らせ以外にはまだ発表していないようで、
一部の読者にしか情報が伝わっていないみたい。
誌面には、定期購読キャンペーンの広告もあるし、
休刊についての記事は全く載っていない。
ネット上にもUPされていない。
唯一のトライアスロン専門雑誌が、
休刊になってしまうのは、
あまりにもさみしいく残念でならない。
TJの情報は、とても貴重で、
ありがたく思っていた。
トライアスロンというスポーツの側面だけではなく、
トライアスロン開催地のガイドブックとして
楽しむことができるような貴重な雑誌だと思う。
また、私の所属するトライアスロンチームのS君は、
本屋さんで偶然TJ誌を手に取ったのがきっかけで
トライアスロンを始めたのだ。
そういう、きっかけを作ってくれる
メディアがなくなるのは、惜しい。
私のの本棚には、TJ誌がずらっと並んでいる。
復刊を切に望む。

本日のトレーニング、
天候も悪く、
今日の仕事が肉体労働、
朝から展示会で立ちっぱなし。
AM10時よりPM5時まで、
クライアントのアテンド。
展示会場の隅から隅まで
よく歩いた、お昼も食べず。
まあ歩いたのがトレーニング。(言い訳ばかり)


○●○●本日のトレーニング○●○●
 RUN          0Km  
 SWIM         0Km 
 BIKE         0Km  
○●○●○●○●○●○●○●○●

強い会社は社員が偉い

2008-11-24 | お勧めBOOK
ちょっと身につまされる本だ。
いま、企業社会は大きな曲がり角に立っている。
バブル崩壊後、年功序列や終身雇用といった
旧来の日本的雇用制度が崩れ、一方でアメリカ由来の
「株主様第一主義」の株主資本主義が台頭し、
多くの企業が短期的な利益を追い求め、
いっせいに刹那的な成果主義を導入した。

結果どうなったかというと、これまで「正社員」
と呼ばれていた日本の企業社会を支えてき
いわゆるサラリーマンたちが疲弊し、
あるいは職を失った。

けれども、その結果、日本企業は強くなったのか?
残念ながらそうはならなかった。
短期的利益だけを求め、社員をコストとみなし、
安直な成果主義を導入すると、その会社からは、
市場で本当に競争力のある、
付加価値の高い魅力的なサービスや
製品は生まれてこないからだ。

モノもサービスもあまっている21世紀、
実は企業を救うのは、あえていうならば、
株主ではない。会社で主人公となり、
長期的視点に立って、魅力的なサービスや
製品を開発し、売り、消費者の心を
つかむことができる、正社員たち、なのだ。
そんな知的資本主義のパラダイムに企業が
乗るために必要なこと、それが正社員たちを
会社の主人公とする「社員様第一経営」だ。

21世紀、「強い会社は社員が偉い」。

いま、アメリカで起きた大手金融機関の破綻を
きっかけに、資本主義そのものが
見直されようとしている。
マネーゲームではない、ほんとうに価値の
あるものを生む企業、それが21世紀も市場と社会に
必要とされる企業だ。
そんな企業をどうやって作ればいいのか。
本書では、「強い会社は社員が偉い」
という観点に立って、人事マネジメントの
観点からその答えを出している。
以上、本書より抜粋。

著者の永禮弘之氏は、長年人事コンサルタントの
世界で活躍してきた人事の専門家。

本書の内容は、至ってシンプル。
従来の日本型経営の良さを書いただけのこと。
しかしながら、ちょっと新鮮。

日本型経営が欧米型経営に変質にすること
よって何が残ったのか。
市場原理と株主重視経営の名のもとに
社員をコストとしか捉えず、非正規社員を増やし
成果主義を導入。
その結果が、社員同士の競争で
ひとつのパイの奪い合い、
従来の集団の団結は崩れ、
人間関係は悪化・メンタルヘルスの悪化の急増。
新入社員は、3年以内には3分の1が退社。
そして業績悪化。
ドラスティックに経営の転換をするのではなく、
単なる人員削減しかできない経営者。
ほとんど、起こるべくして起こっている不の連鎖。

振り返ってみて、自分が入社した時
途中退職した人の話なんてきいたことなかったもんなぁ。
いま、優秀な人材ほど途中で退社する。
退社しない自分は能力がないから?
うーん考えさせられる本であった!

本日は朝から雨。
午前中より、コナミでラン・スイムトレ。
トレッドミルで、キロ8分10KM。
スイムは、1KMで精一杯。
やはり、この2週間のブランクは大きい。
持久力が極端に落ちている。
ハーフも走れそうにない。
フルなんてちょっと想像できない。

○●○●本日のトレーニング○●○●
 RUN      10Km  
 SWIM      0Km 
 BIKE      0Km  
○●○●○●○●○●○●○●○●

なぜ君は絶望と闘えたのか 本村洋の3300日

2008-11-04 | お勧めBOOK
なぜ君は絶望と闘えたのか 本村洋の3300日
/門田隆将/著

判決、死刑-。最愛の妻子が殺害された
あの日から、九年。
司法への義憤を抱え、時に死すら考えながら、
長き日々を苦闘し続けた、一人の青年の軌跡。
光市母子殺害事件を圧倒的な事実と
秘話で綴る感動の記録。
     ~書評より~

とにかく迫力のある一冊です。
本村さんの感情がリアルに、
伝わってきます。
一晩で読み切りました。
ニュースで見かけた本村さんは、
いつも毅然としている姿が印象的でした。
そして、見えない巨大な敵と闘っている姿が
とても痛々しく見えていました。
犯人以外の「何」と闘っていたのか、
今まで知り得なかったことが分かり、
ようやく事件の全容とみえさぜる敵との闘いが
なんであったのか、理解できました。

日本の司法の抱える大きな問題点、
少年法や実名報道、死刑問題、報道のあり方
とても大きなテーマですが、
とても考えさせられます。
そして、この裁判を通じて、
本村さんを支え続けた信念の人達の存在。
ちょっと感動します。
第6章 破り捨てられた辞表は、読み応えがあります。
なかなかこんな大人の上司には、であえないでしょうね。

本日は、火曜ランだけど、
足故障中のため、
スピードトレーニングは回避。
明日は、朝RUNしよう!

○●○●本日のトレーニング○●○●
 RUN       0Km  
 SWIM      0Km 
 BIKE      0Km  
○●○●○●○●○●○●○●○●


「赤い長靴」

2008-10-24 | お勧めBOOK

夫の背中に向かってひとり微笑む日和子。
危ういけれどかけがえのない、夫婦というもの。
江國ワールドが新展開する注目の連作短篇

「私と別れても、逍ちゃんはきっと大丈夫ね」
そう言って日和子は笑う、くすくすと。
笑うことと泣くこととは似ている……。
日和子と逍三、結婚して10年、子どもはいない。
定評のある、繊細で透明な文体が切り取る夫婦の情景―
―ささやかだけどかけがえのない日常、ふいによぎる影。
何かが起こる予感をはらみつつ、怖いくらいに美しい、
14の物語が展開。
江國ワールドが新しい境地を切り開いた、
注目の連作短篇集。
以上書評から。

江國香織著「赤い長靴」
一晩で、読みきったが今までの江國作品と違い、
どうもすっきりしない、ぼんやりした空の中の
雲みたいな作品。
結婚十年目の夫婦の日常を扱うこの小説が、
ふとした瞬間、「美しいと感じられるのは、なぜか」、
連作短編のチャーミングな短編と思わずにはいられない。
と言う書評もあるが 、わたしはそう思えなかった。
今までなにかしら、はっとするような一行、
透明感のある文章で、読者を 満足させたけれど。
これってなーにって感じ。
どーしたの?
久しぶりに疲れる作品。

○●○●本日のトレーニング○●○●
 RUN       0Km  
 SWIM      0Km 
 BIKE      0Km  
○●○●○●○●○●○●○●○●



走ることについて語るときに僕の語ること

2008-10-16 | お勧めBOOK


村上・笹川流れ国際トライアスロン大会が終わり、
ノーベル文学賞の発表も終わり、
夏に読んだ村上春樹の「走ることについて語るときに僕の語ること」
を読み返している。


走ることについて語りつつ、小説家としてのありよう、
創作の秘密、そして「彼自身」を初めて説き明かした
画期的書き下しメモワール
1982年秋、『羊をめぐる冒険』を書き上げ、
小説家として立つ手ごたえを感じた時、彼は走り始めた。
以来、走ることと書くこと、それらは、村上春樹にあって
分かつことのできない事項となっている。
アテネでの初めてのフルマラソン、年中行事となった
ボストン・マラソン、サロマ湖100キロ・マラソン、
トライアスロン……。
走ることについて語りつつ、小説家としてのありよう、
創作の秘密、そして「僕という人間について正直に」、
初めて正面から、綴った画期的書下ろし作品。

作者本人が「これはエッセイではない」
と書いているとおり、
この本は村上春樹が自分自身を日頃内省している
その思いを伝えている作品。

走り続けているからこそ、小説を書き続けることができていると。
毎年フルマラソンに出て、毎年一つの小説を書き上げ、
そしてまたマラソンに出て。
そうやって1年1年を追いかけてきたと。

ただ、あるときからタイムが今まで以上にあがらなくなる。
レース前のちょっとした故障に不安になる。
精神的な緊張で自分が過呼吸になっている。
そういった一見小さな出来事で彼は自分が
年月を経ていることを実感。
ある意味、老いについての哲学も感じる。

爽やかに、軽やかに、なんでもないことのように語っているが、
それは自分が 1年1年をすごし、そして自分にどう向き合うべきか
ということを考えさせる。

彼の立ち向かう姿勢に感動させられた。
これからも、彼は何事にも立ち向かい、自分にも向き合っていくのだろう。

※来年は、村上・笹川流れ国際トライアスロン大会に出場してみたい。

○●○●本日のトレーニング○●○●
 RUN       0Km  
 SWIM      0Km 
 BIKE      0Km  
○●○●○●○●○●○●○●○●

まちがいだらけの自転車えらび

2008-09-29 | お勧めBOOK


エンゾ・早川著
「まちがいだらけの自転車えらび」を読んだ。

・知識がないのに量販店にロードバイクを買いにいくという愚行
・インターネットで自転車を買うという愚行
・体感できない性能にカネをだすという愚行
 等々、素人が読んでもかなりロードバイク界の本質を突いた
 内容だなと思った。
 ロードバイクを買うときは、
 ロードバイクの知識が豊富なプロがいるショップで買おうと決めた。
 価格よりも、面倒を見てくれる、
 頼りにできるショップで買おうと思った。
一方、独善的な記述も多い。
「昔からかっこわるい自転車の乗り方をしているのは
 ジャイアントに乗っている人とトレックに乗っている人と
 相場が決まっていて、コルナーゴやデローサをかっこわるく
 乗っている人なんていなかった。」

「コルナーゴやデローサに乗っている人のなかにも
 かっこわるいのがちらほら目立つようになってきた。
 スコットなんかは、 もはやジャイアントとトレック
 を超えた感もある。・・・」

「そもそもロードバイクとは高い知性レベルが
 要求されるスポーツである。
 もっとも、そんな君たちのために、
 ちゃんとマラソンやゴルフといった
 すばらしいスポーツが用意されている」

等々。

バイクはジオス、コンポはカンパといいたかったのだろう。
私のバイクは、スペシャライズド・コンポは、シマノ。
ということは、著者からすると不幸せなバイクのりということか?

彼の書いた「ロードバイクに乗るときに読む本」は、
オーソドックスな本なんだけどねえ。

今日のトレーニングは、久しぶりにコナミでとトレッドミル4KM。
昨日の、LSDのためちょっと筋肉痛。早々ときりあげ。
プールでプル750M 50M×4 100M×1
おにゅのウエア・おにゅのゴーグルで気持ちよく泳ぐ。
広角ゴーグルは、特に快適。
ウエアの機能は、いまのところ効果があるかどうか不明?

○●○●本日のトレーニング○●○●
 RUN      4Km  
 SWIM    1.0Km 
 BIKE      0Km  
○●○●○●○●○●○●○●○●

ジャーナリズム崩壊

2008-09-04 | お勧めBOOK
Q 総理の会見が国民には人ごとのように感じるとよくいわれ、きょうの退陣会見を聞いてもそういう印象をもつ。こういう辞め方になったことについて、自民党を中心とする現在の政権に与える影響どんなふうに考えますか。

A 自民党公明党政権ですか?順調にいけばいいですが、それに越したことはない。しかし、わたしの先を見通す目の中には順調ではない可能性がある。そして、この状況の中で不測の事態に入ってはいけない、そういうことを考えた。人ごとのようにとおっしゃったが、私自身は自分自身を客観的に見ることができるんです。あなたとは違うんです。そういうことも併せ、考えて頂きたい。

福田首相の退陣会見で、福田首相の本音を引き出した記者に注目が集まっている。
なぜに話題になるのか?
それは、今回の記者の質問は権力と癒着した従来のジャーナリストの質問スタイルと違い、痛いところを質問し首相の本音を引き出した点にあると思う。
わが国のジャーナリズムは、権力と癒着し官僚より官僚的。
記者クラブ制度がその悪の元凶だといわれている。
上杉隆著「ジャーナリズムの崩壊」を読むと今回の退陣記者会見がなぜ話題になる
のか、ジャーナリズムの本来のあるべき姿というものが何なのかよく理解できる。


   本日のトレーニング

ランニング 11KM (トレット゜ミル)
スイム    1KM





悩む力

2008-09-01 | お勧めBOOK
遅ればせながら、ベストセラーの姜尚中著[悩む力」を読んだ。
情報ネットワークや市場経済圏の拡大にともなう猛烈な変化に対して、多くの人々がストレスを感じている。格差は広がり、自殺者も増加の一途を辿る中、自己肯定もできず、楽観的にもなれず、スピリチュアルな世界にも逃げ込めない人たちは、どう生きれば良いのだろうか? こうした苦しみを百年前に直視した夏目漱石とマックス・ウェーバーをヒントに、最後まで「悩み」を手放すことなく真の強さを掴み取る生き方を提唱する。
読んで、なるほどと思うところ多し。
悩みの果てに突き抜けたら、横着になってほしいというくだりは、すばらしい直言だ!
横着な破壊力のあるトライアスリートになろう!


  本日のトレーニング

スイム 500M (やる気なし)