明日への道標~みんなが幸せになるために

さあ、また書き始めよう。どうしても伝えたいことがあるから。

市場はもっと優しい

2006-01-07 | 政治
毎日新聞のコラムから。

>新年、自民党のあるベテラン議員のビデオ&メッセージをのぞくと、

>よほどの才覚のある人でない限り、
>この世の中うまくやっていけないんではないか。
>あまりにも弱肉強食の風潮が強くなるんではないか

>と2006年の世相を占っている。競争原理を前面に出していく
>政治・政策に対する不安感である。そんな年になるのだろうか。
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/iwami/kinbun/

マスコミの人にこの手の文章は多いんだけど
すごく違和感があるんだよね。

確かに、特に小泉内閣発足以降、
日本に殺伐とした雰囲気が広がったのは事実だ。

マスコミの連中はそれをいつも「競争原理」と結びつけるのだ。

だけど、それは違うだろう。

「競争原理」が働く状況では、むしろ多くの参加者は
他のいろいろなステークホルダーとの共存共栄を図るように
行動するケースが多いのではないかと思う。

その方が自分の利益にもなることが多いことを
知っているから。

敵を抹殺するまで叩きのめすのは、
むしろ、陰湿な社会主義者、共産主義者達の得意技だ。

そして、小泉内閣がやってきたのは
小泉が標榜してきた「市場重視」の姿勢とは裏腹に、
民間企業を敵視し、それらに徹底的に国家統制を敷くことであり、
今の、殺伐として世相はまさにそこから生まれているのである。

今のマスコミで力を持つ団塊世代あたりは、
未だに潜在的に資本主義を毛嫌いしており、
何か、悪いことがあるとすぐ市場原理が悪いようなことを言う。

しかし、市場は彼等が大好きな社会主義的政府よりも、
はるかに、優しいことを知るべきだろう。

幸い、竹中が金融相をはずれたあたりから、
小泉内閣も次第に資本主義的な方向へ転換し、
その結果少しずつ景気もよくなり、
世相の殺伐さもやや和らいできている。

もし、今年も同様の方向で進むことができるのであれば、
日本の風潮も弱肉強食から共存共栄へと
次第に変わっていくのではないだろうか。

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