明日への道標~みんなが幸せになるために

さあ、また書き始めよう。どうしても伝えたいことがあるから。

「裸の王様」の暴走、再び

2006-09-18 | 政治
>竹中氏退場で問われる安倍氏の経済政策、海外勢に懸念も
>[東京 15日 ロイター] 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060915-00000572-reu-bus_all

この手のインチキマスコミのデタラメ記事には、
ほとほと愛想がつきる。

まえにこんなことを書いたっけ。

>最近はマスコミが「市場の声」を「作っている」とさえ思う。
>「市場の声」といっても市場関係者全員にアンケートをとったものではない。
>逆に言えば「市場の声」と称して何を言ってもウラは取られないのだ。
http://homepage3.nifty.com/~fwhh1899/page88.htm

これを書いたのが98年だが、今も状況は全く変わらない。

相変わらず「市場は~~」、「海外投資家は~~」と言っては、
自分達の思い込みを垂れ流す。

私も市場関係者の知り合いは山ほどいるけど、少なくとも
ポルポト竹中なんかを評価してる人はほとんどいないぞ。

じゃあ、なんで彼らにはちゃんとした情報が流れず、
みっともない「裸の王様」になってしまうのだろうか。

これについても前にこんなことを書いた。

>なぜ彼らか「裸の王様」になってしまうのかそのメカニズムを少し解説しておこう。

>よく「○○証券アナリスト」とか「○○投資顧問運用部長」とか
>いう人たちのコメントが新聞で紹介されている。
>まず、こういう人たちはキ印経済新聞の論調に沿ったことしか言わない。

>なぜか?

>サラリーマンである彼らは上司や役員までが読んでいる新聞に
>名前が載れば、トクすることはあっても損することはない。
>だから、彼らは実際にはどう思っていようと
>新聞が引用してくれそうなコメントを提供するのである。

>中でも外資系証券会社のアナリストとかストラテジストというのは特にひどい。
>これも仕組みが解れば当然のことだ。
>彼らの主たる商売はいわゆる「セールス」の人たちと客先の機関投資家に同行することだ。
>その見返りに期間投資家はその証券会社に売買注文を出し、それが彼らの評価になる。

>ところが、機関投資家は名前の売れたアナリストを好む。
>確かな分析をしていても無名のアナリストではだれもありがたがらない。
>歌の上手い歌手より、歌は下手でもテレビによく出る芸能人をありがたがるのと同じだ。
>だから、新聞がコメントを引用してくれたり、顔写真を載せてくれたりするかどうかは、
>セールスが客先に連れていってくれるかどうかに直結し、彼らにとっては死活問題なのだ。
>うまくやれば年収数千万、ダメならクビである。

>かくして「裸の王様」の周りには王様を称え上げる「乞食」が群れをなし、
>王様は自らの倒錯した世界感にますます自信を深めていく。
>「乞食」達のおべんちゃらを「市場の声」だと思い込むようになってくる。
>「裸の王様」の暴走は起こるべくして起こったのである。
http://homepage3.nifty.com/~fwhh1899/page155.htm

これは、大きなメディアはどこも同じだ。

典型的なのが、2002年に日経が散々「柳沢を更迭して
不良債権処理を進めれば株価が上がる」と主張していた時だ。

その時の拙文を再掲しよう。

>あれ?柳沢が更迭されたら株は上がるんじゃなかったの?
>「市場の声」は不良債権処理を求めてるんじゃなかったっけ?
>キ印経済新聞の言う所の「市場の声」に媚びて
>竹中などに金融相を兼任させる小泉のバカさ加減には愛想も尽き果てたが、
>そもそも、そんな「市場の声」なんかどこにも存在しなかったのだ。
http://homepage3.nifty.com/~fwhh1899/page155.htm

結果は、ご存知のように株価は大暴落です。

まあ、だいたいこういうものですから、
くれぐれも騙されないように。



P.S.
いわゆる市場関係者の平均的な感覚を知りたかったら、
ここらあたりの定点観測がおすすめかな。

>今朝のドラめもん
http://www.fpeye.co.jp/fpeye/fpeye.php?fid=7


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