アホの「改革案」らしきもの

なんか、今日アホの民主党が「改革案」と称するものを出したらしいが。


【民主党の改革案】
　1、郵便貯金の預入限度額、簡易保険の加入限度額の段階的引き下げを始める。
　1、郵貯・簡保は徹底縮小し、8年間で郵貯210兆円のうち100兆円を民間に開放。
　1、郵便と、お金の出し入れや公共料金支払い、年金受け取りなどの
　　決済サービスは国の責任で全国的サービスを維持。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050815-00000168-jij-pol


もう開いた口がふさがらんぞ。苦し紛れとは言え
よくそんなデタラメを出すな。

まず、最初の「限度額引き下げ」なんかは意味がないのは
先日書いた通り。
http://blog.melma.com/00099352/20050813231103

次の「１００兆円を民間に解放」ってのも具体的方法は
どうやるのよ？

先日書いた通り、民営化によって民間とのイコールフィッティングを
確保することで、市場原理を活かして流すなら簡単なんだけど。

でも民主党は「徹底縮小」だそうだ。

なんでせっかくあるインフラを活かさないのか
さっぱり解らんし、郵便局員の雇用も激減するだろう。

一瞬、なんで「組合命」の民主党がそんなことをいうのかと
思う人もいるだろうが、「民営化」という分水嶺さえ越えなければ
あとはいくらでもうやむやにできるだろうからね。

それにしても、せっかく民営化して株式を売却すれば
いくらかでも国庫の赤字の穴埋めなるネタがあるのに、
それを、わざわざ「縮小」しようなとと言ってみる神経が解らん。

で、最後の「国の責任」で云々。
ただでさえ年間１兆円の免税(＝補助金)を注ぎ込んでるのに
業務を減らしたら、それどころの補助金じゃ済まなくなるだろ。

「国の責任」などというとカッコいいが、
要する国民の税金をあてにしてるだけだろ。

これ見て「ああ素晴らしい」などという国民がいるのかねえ。
民主党もあれだけ「小泉の民営化はダメ」云々と言ってたから、
よっぽど目の覚めるような改革案が出てくるかと思ってたんだけど。

それにしても、こういう官公労の奴隷のような政党が
のさばってくると、いくら税金払っても追いつかない
世の中になりそうだ。

この政党だけはホント滅んで欲しいんだけど。