THE BOOKハンター!

~〈本の虫〉の痛快読書日誌~

「人は見た目が9割」(竹内一郎/新潮新書)

2007年07月03日 | Weblog
 2005年10月に発刊以来、ベストセラーとして長く売れ続けている新書。そのタイトルに興味をそそられていた私は、ようやく買って読んでみることにしました。
 喋りはうまいのに信用できない人と、無口でも説得力にあふれた人の差はどこにあるのか。女性の嘘を見破りにくい理由とは何か。劇作家・演出家や漫画家としても活躍している作者は、すべてを左右しているのは「見た目」と言い切っています。
 本書は、心理学、社会学からマンガ、演劇まであらゆるジャンルの知識を駆使した日本人のための初めての「非言語コミュニケーション」入門で、顔つき、仕草、目つき、匂い、色、温度、距離など私たちを取り巻く言葉以外の膨大な情報が持つ意味をさまざまなデータを紹介しながら考えており、読み始めるとやめられなくなるほど面白かったです。
 ただ、タイトルから想像していた内容とかなりかけ離れており、少し残念でした。