山里の暮らしに関する一考察

本州内の町で、人口密度が下から2番目の小さな町・宮城県七ヶ宿に所在する社内で最小の事業所、七ヶ宿林業所のブログです。

狩猟解禁

2012-11-15 16:42:48 | 山里の
全国一斉の様ですが
宮城県も本日が狩猟解禁日です。

不詳私も自然保護員を委嘱されておりますので
ちょっと早出をしてザット見回り
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更に、仕事の合間に縄張りである
七ヶ宿東部(社有林含む)のあっちの山や
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こっちの山
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等を見回りました。

国道などの幹線道路を走行しているときは
「いかにもハンター」とすれ違うのですが
山で出くわした狩猟者は1名だけ


ちょっと偉そうに
「自然保護員で~す、許可証お願いします」
なんて、お巡りさん的な物言いで

「何狙いすっか?」と知ったふりして聞いたところ


「ヤマドリだぁ、おらいの方は食えないからよ」
と隣県からお越しの方でした。
なんだか、切ないですね。


宮城県は今年度、害獣駆除でクマを取り過ぎたので

有害駆除85頭、既に上限超え 宮城県、猟友会などに要請(←click!)

という状況だそうです。

狩猟をされている方々と話すと
大概の方は熊猟を狩猟の最高峰と位置付けており
今までも「おたくの山に入れさせてけろな」
と言われることもありました。
ハンターの方々は、がっかりしていることでしょう。


狩猟は野生動物に「人に対する怖れ」を刷り込む機会です。
罠で捕っても数が減るだけで
そうした効果は少ないんでしょうね。