山里の暮らしに関する一考察

本州内の町で、人口密度が下から2番目の小さな町・宮城県七ヶ宿に所在する社内で最小の事業所、七ヶ宿林業所のブログです。

日本海側の気候になると

2012-11-09 17:57:51 | インポート
奥羽山脈の中に位置する七ヶ宿は
春から初秋までは太平洋側気候で
晩秋から春までは日本海側の気候になります。


昨日、大黒柱ツアーで訪れた藤沢営業所ご一行も
宮城県の天気を確認してきたそうで
「晴れのはずだったのに…」と時折強く降る雨に
ガッカリされておりました。(山行時は止んでました)

本日も時雨模様で、晴れと雨が目まぐるしく変わっていました。


この頃になると発生するのが↓
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ムキタケです。

ムキタケは洗ったり、湯通しすると
皮が剥け、食べるときは白っぽいキノコになります。

香りも味も殆ど無いのですが
分厚く他の食材や調味料を吸収するところと
ツルッとした食感が好まれています。


天然性も珍しくは無いのですが
栽培しても天然と変わらない物が採れることと
探し歩かなくていいことから
七ヶ宿では、栽培者が何人かいるようです。

ところがこのムキタケ
何故か時を同じくして一斉に出るので
今頃の、時雨模様が続く時期になると
町内にある直売所は「ムキタケ祭」状態になります。

また、ムキタケが店頭に並ぶ頃

我が社取引先の製材所のダンナが
鍋物をしていて、ムキタケをパクッとやったら
厚い身から、熱い汁が飛び出し口腔内火傷をした
と言う話を毎年繰り返すのでした。

もう15年ぐらい…