木曽Now

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もちろん、花が咲くのです!

2016年10月31日 06時01分27秒 | 日記
「ヨモギって花が咲くのですか?」
「摘んだことありますが初めて見ました!」
観察会で
年配の女性の感想です。

今散歩道で
ヨモギの花が
満開です。

春にはヨモギの若葉を摘んで
草餅を作ったり
葉裏の白い毛を

モグサに使ったりと
有用植物として
よく知られていますが
秋に花を咲かせていることは
案外知られていません。

「ヨモギは秋の花粉症の原因になるでしょう!」
それは知っているけど
花とは結びつかなかった
という方もおられました。

ヨモギの花は
雄しべと雌しべがある
両性花と
雌しべしかない
雌花の二種類の花が
咲いています。

紐のように伸びているのは
雌花の雌しべです。
両性花の雄しべの葯が
黄色く見えています。
両性花の雌しべは
まだ顔を出していません。
ヨモギは風で
花粉を雌しべに
運んでもらいます。(風媒花)

散歩中の公園では
ヨモギが群落をつくっています。

セイタカアワダチソウと同じで
ヨモギは地下茎でも
増えていきます。
アレロパシー物質も分泌して
他の植物の生育を
妨げたりすることが
原因だと思います。

ヨモギの香りに
なぜか癒されます。
嫌いな人は
ごめんなさい。

マリーゴールドに似ています。

2016年10月30日 06時01分42秒 | 日記
北アメリカ原産の帰化植物
アメリカセンダングサです。
マリーゴールドに
どこか似ています。
(マリーゴールドに怒られるで!)
と言わないでくださいね。

雀(から)さんのブログ
「イーヨーの絵日記」
ひっつき虫を「バカ」と呼ぶと
教えていただきました。

このバカも厄介な
ひっつき虫なのです。

秋も深まった頃
アメリカセンダングサの茎が
倒れていることを知らずに
草むらに踏み込んで
靴下から靴まで
ハリネズミ状態に
なったことがありました。

トゲに逆刺(かえり)がついているため
外すのに時間がかかりました。
「バカのバカ!」と
言いたくなりますよね。

キク科ですが
花は筒状花(つつじょうか)だけで
舌状花(ぜつじょうか)いわゆる花弁はありません。







熟した果実は
球形に開きます。

ひとつずつの果実に
2本の鬼の角のような
トゲが出ていて
そのトゲの部分に
さらに細かい下向きの
トゲが生えています。

人が厄介だと思えば思うほど
遠くまで運んでもらえる訳で
アメリカセンダングサは
ニンマリしているのかもしれません。

アメリカセンダングサは
逆刺型ひっつき虫です。


クイズです!

2016年10月29日 06時01分11秒 | 日記
全国至るところで
セイタカアワダチソウ
咲いています。

傘のような形で
たくさんの花が
咲いているように
見えます。

さてクイズです!
この花のかたまりで
いったいいくつ花が
咲いていると思いますか?




一つひとつの枝を
バラバラにしてみると
これだけありました。
傘の上の部分の小さな枝は
数えていません。

29本あります。

ひとつの枝に
小さな花の塊
頭花と言いますが
頭花がこれだけついています。
あまりにも小さいものは
入れていません。

60個あります。


ひとつの頭花を
バラバラにしてみると
ひとつの花
筒状花(つつじょうか)が
約5~8個入っています。



ちゃんと風で飛ぶように
綿毛をもっていますね。

クイズの答えです。
ひとつの頭花に
最低数の5個として
計算してみましょう!

5個 × 60 × 29=8700個


この傘状の花は
およそ8700個(最低でも)の
小さな花が集まってできています。

すべてが種子になって
風で飛ばされる
訳ではないと思いますが
ものすごい量ですね。

それにセイタカアワダチソウは
地下茎でも増えていきます。

また他の植物の生育を妨げる
アレロパシーという物質を
根や地下茎から分泌して
自分の勢力範囲を広げています。

全国にセイタカアワダチソウが
広がる秘密のひとつが
わかってもらえたでしょうか?

きっとこんなに
繁殖力が旺盛でなければ
花瓶に生けてもらえたでしょうに!


笑い話ですが
アレロパシー物質は
他の植物だけでなく
自分自身の生長も妨げるようで
いっときの勢いはないようですが
要注意外来生物に指定されています。

ひま人と思わないでください!
本当はひまですが。(笑)





これぞ、ひっつき虫!

2016年10月28日 06時01分37秒 | 日記
これぞ、ひっつき虫!
ひっつき虫の王者と言えば
オオオナモミだと思います。

全国各地で繁殖していて
地方で呼び名も違うようです。

はなこころさんのブログ
「みみかほう」
オオオナモミの
興味深いお話が
アップされています。
福岡では
「ひっつきぼう」
と呼ぶそうです。

ブログ「晴耕雨ログ」
のルイコさんは
「ヒッツキババ」。

ブログ「つれづれの日記」
tappeさんは
「ゴンボタネ」。

「さいちママのブログ」
のさいちママさんによると
「アバジギ」と呼ぶそうです。
アバはお母さん。
ジギは付くが訛ったものとか。
とても興味深いです
ぜひ地方での
呼び名を教えていただきたいものです。

数あるひっつき虫の中で
散歩中の犬の毛にひっついたら
取るのにとても苦労する
厄介物です。

散歩道に数本あるのですが
その厄介さのせいか
果実が熟す前にいつも
刈り取られてしまいます。



オオオナモミの花も
なかなか厄介な花なのです!

キク科の花は
虫媒花が多い中
ヨモギやオナモミの仲間は
風で花粉が雌しべに
運ばれます。

それにキュウリやカボチャなどと同じく
雄花と雌花がある
雌雄同株(しゆうどうしゅ)なのです。

雄花は大仏様の
頭のような形をしていて
クモヒトデのような
葯が5本出ています。



雌花は花弁もなく
トゲトゲの総苞の中にあり
見えません。
大きな二本のくちばしのような
総苞片から雌しべの柱頭が
顔をのぞかせています。

イメージとしたら
アメリカオニアザミの花が
ない状態を想像してもらうと
分かりやすいかもしれません。


熟してくると
総苞が成長して
果実をすっかり包みこんでしまいます。
二本のくちばしの間から
雌しべの柱頭の痕跡が見えています。









トゲトゲの部分は
何かと言うと総苞で
その中に果実があり
果実の中に種子が2個
入っているのです。
とても複雑ですね?!

オオオナモミはカギ針型のひっつき虫です。



久しぶりに川沿いの散歩です。

2016年10月27日 06時01分20秒 | 日記
久しぶりに
いつもの川沿いを
散歩しました。

木曽に行く前と
さほど変化は感じません。

ただ「ひっつき虫」が
目立つようになってきました。

しばらく川沿いの
ひっつき虫を紹介します。

帰化植物の
アレチヌスビトハギの果実
その本領を発揮するように
なってきました。

果実の表面は
かぎ状に曲がった毛が
密生しています。
まるでマジックテープのようです。



いえいえ間違えました!
マジックテープは
ひっつき虫から
発明されたものでした。

くびれごとに
線が入っていて
ズボンなどについた
果実をはがすとき
この線から折れて
節ごとにバラバラになります。
同じところに
散布されない工夫なのでしょう。


同じ仲間のヌスビトハギです。
これは街中では見かけません。
木曽で撮影してきました。

在来種のヌスビトハギは
奥ゆかしいのか
二つにしか折れません。




アレチヌスビトハギは
マジックテープ型の
ひっつき虫です。

アレチヌスビトハギの花←クリック

明日はオオオナモミです。


木曽の秋を満喫しました。

2016年10月26日 06時01分24秒 | 木曽Now
無事大阪にもどりました。
10日間木曽に滞在して
木曽の秋を満喫しました。
冷え込みもなく日中は穏やかで
過ごしやすかったです。

大阪発のブログと
思いましたが
木曽で写した写真をアップします。

ほとんど花を
見かけなくなった
開田高原の農道で
ツリガネニンジン
リンドウ
可愛い花をつけていました。

萼は糸状で
雌しべは釣鐘型の花から
突き出ています。

キキョウ科の花らしく
雄しべの時期が終わると
雌しべの先が3裂する
雄性先熟の花のようです。

「山でうまいはオケラにトトキ」
と歌われるように
トトキ(ツリガネニンジン)は
美味しい山菜だそうです。
残念ながらまだ
食したことはありません。

リンドウも
濃い紫色の花を
咲かせていました。

開いている花が
少なかったのですが
この花も雄性先熟のようです。


帰り道赤い果実が
青空に映えていました。
ツルウメモドキです。

蔓性の樹木で
他の木に絡みついています。
花の時期は目立ちませんが
秋から冬にかけて
黄色の果皮と
朱色の柔らかい
仮の種皮の対比が
美しいのでとても
目を引きます。




帰り道
種類の違うチョウが
仲良くお食事中でした。

モンキチョウウラナミシジミです。
花の少ない時期だからでしょうか!?











ミゾソバより小さい花です。

2016年10月25日 08時01分32秒 | 木曽Now


開田高原アメダス  最低気温 -3.3℃  昨日の最高気温 13.6℃
木曽町新開     午前8時の気温 1.5℃  天気 晴れ(雲多い)

ミゾソバと同じ
タデ科の花です。

イヌタデのイヌは
本物に比べて役に立たない
と言う意味がありますが
昔はままごと遊びに
欠かせない花でした。
別名の『アカマンマ』は
赤い果実を赤飯に
見立てて遊んだことが
由来になっているようです。

どこに花が咲いているのか
よく見ないと分からないぐらい
小さい花ですが
ミゾソバの花に似て美しいです。

花被片は5枚
花が終わっても
花被片がより赤くなり
いつまでも残って
よく目立ちます。





種子は花被片に
包まれたまま熟し
パラパラと落ちます。


ちなみに役に立つタデは
『ヤナギタデ』で
お刺身の横についてくる
赤い小さな芽です。
私の住む東大阪市の隣
八尾市久宝寺(きゅうほうじ)の
八尾紅蓼(やおべにたで)は
昭和初期まで
全国生産の9割を
栽培していましたが
現在はたった2軒の農家さんで
栽培されているそうです。



10月24日(月)午前9時40分撮影

今日の昼から大阪へ向け出発します。
明日から大阪発です。よろしく!


どれだけ発芽できるのでしょう?

2016年10月24日 08時00分33秒 | 木曽Now


開田高原アメダス  最低気温 0.1℃  昨日の最高気温 11.7℃
木曽町新開     午前8時の気温 3℃  天気 晴れ

前回木曽を訪れた時には
緑色の果実だったウバユリ
すっかり熟して
種子を飛ばし始めました。


果実の裂け目は
粗い丈夫な繊維で
編み込まれたように
なっています。


そのすき間からのぞくと
薄い膜のような種子が
びっしり重なっています。




種子のまわりに
薄い膜のような翼が
ついていて
見るからに軽そうです。






果実の横から
強い風が吹くと
粗い目のすき間から
入り込んだ風であおられ
吹き上げられます。


ひとつの果実に
これだけの種子が
入っています。
このうち新天地で
無事発芽できるのは
どれだけなのでしょうか?

ウバユリは風散布植物です。
ウバユリの花 ←クリック
ウバユリの葉 ←クリック



開田高原木曽馬の里  10月23日(日)午前10時撮影

可愛い魅力的な花です。

2016年10月23日 08時00分31秒 | 木曽Now


開田高原アメダス  最低気温 4.4℃  昨日の最高気温 16.5℃
木曽町新開     午前8時の気温 7℃  天気 晴れ


この花も時期が遅く
数株だけ咲いています。
国道361号沿い
山から清水が流れ出る
湿った場所で
毎年群落をつくっています。

ミゾソバです。
ピンク色で
なんとも可愛らしい
魅力的な花をつけています。

茎の先に
淡いピンク色の
小さな花を
球状につけます。

たで科の花は
花弁と萼の区別が
つかないため
花被片と言いますが
5裂しています。

めしべの先は
3つに分かれています。

雄しべは8本ありますが
内側に3本
外側に5本と
2種類あります。

茎には下向きの
棘があります。
この棘を他の植物に
引っかけて
伸びていきます。
密生した場所で
生育するミゾソバにとって
大切な棘です。




別名は
「うしのひたい」
と言いますが
葉の形が牛の顔に
似ているからです。




10月22日(土)午前10時撮影


自然のつくった美しさです。

2016年10月22日 08時00分10秒 | 木曽Now

開田高原アメダス  最低気温 3.6℃  昨日の最高気温 16.1℃
木曽町新開     午前8時の気温 7℃  天気 曇り


何に見えますか?

ゲンノショウコ
種を飛ばしたあとの姿です。
お神輿の屋根に似ているので
ゲンノショウコは
神輿草(ミコシグサ)と
呼ばれることもあります。

遊園地のメリーゴーランドにも
どこか似ています。

ゲンノショウコは
花が終わったあと細長い
ロケットのような
果実ができます。


ロケットの根元には
5粒の種があります。


熟してくると
緑色から黒っぽい色に
変化していきます。


乾燥が進むと
種を包んでいた皮が
スプリングのように
一気に上に巻き上げられ
種を遠くに飛ばします。




よく観察すると
すべての種が
飛ばされるわけではなく
一部皮についたままになっている
ものがあります。
飛ばすのに
失敗したのでしょうか?








自分の育った場所は
生育に適している訳ですから
足元にも種を落として
子孫を残す確率を
高めているのではと
考えていますが
考えすぎでしょうか?

お神輿の横でまだ咲いていました!

ゲンノショウコは自力散布型の植物です。

ゲンノショウコの花 ←クリック

諦めていた花が咲いていました。

2016年10月21日 08時01分21秒 | 木曽Now


開田高原アメダス  最低気温 1.8℃  昨日の最高気温 17.8℃
木曽町新開     午前8時の気温 6℃  天気 晴れ
久しぶりに今朝は冷え込みました。


今年は
ツリフネソウの姿を
見ることができないと
諦めていました。

毎年家の周りの
日陰で湿った所に
たくさん咲いています。

ツリフネソウは
横から見ると
名前の通り
船をぶら下げたような
形をしています。


正面から見ると
下唇のように広がった花弁が
目立っています。


美しい模様の蜜標が
見えますが

その奥は急に細くなって
最後にはくるりと
渦巻きのように巻いています。

蜜はこの巻いている部分にあります。

花の入り口の上から
緑色をした雌しべと
それを取り囲むように
雄しべが見えています。


写真の花は
雄の時期で
花粉を出し終わると
葯が落ちて
雌しべが顔を出します。

蜜の場所が
渦巻きの奥にあるため
口吻の長いマルハナバチの仲間だけが
蜜を吸うことができます。

大きな花弁に脚をかけ
花の奥まで潜り込み
長い口吻を伸ばして
蜜を吸います。

その時ハチの頭から背中に
花粉がくっつきます。
しばらく観察していたのですが
時期が遅いのか
ハチは現れませんでした。

果実は細長い
莢のような形をしています。


熟した果実に触れると
一気に弾けて種子が
勢いよく飛び散ります。

ホウセンカや
インパチェンスも
同じ仲間で
触れると種子が弾けます。

自力散布型の植物です。


白い花が咲いています???

2016年10月20日 08時00分30秒 | 木曽Now


開田高原アメダス  最低気温 7.1℃  昨日の最高気温 20.3℃
木曽町新開     午前8時の気温 9℃  天気 晴れ


散歩道で白い花が
咲いています。
この時期に
何の花だろう?


思い出した!
ここは夏にボタンヅルを
写した場所だった。
ボタンヅル(←クリック)の
綿毛のついた果実が
輝いて白い花のように
見えていたのです。




まだ飛ぶ時期には
少し早いのか
息を吹きかけても
飛んでいきません。

強い風が吹くと
ばらけて飛んで
行くのでしょう。

果実の部分をよく見ると
細かい棘状の毛が
生えています。

飛ばされた先で
この突起物によって
引っかかるのでしょう。
この棘がなければ
風が吹くたびに
飛ばされ続けます。

タンポポと比べると
飛ばされる距離は
それほどでもないのかも
しれませんね。


木曽の散歩道では
残念ながら
センニンソウは
見当たりません。

でもボタンヅルと
よく似ています。
白い綿毛を
仙人の髭に
見立てて仙人草と
名前がつけられています。

白山神社へ二カ月ぶりのお参り

2016年10月19日 08時01分41秒 | 木曽Now


開田高原アメダス  最低気温 9.0℃  昨日の最高気温 19.0℃
木曽町新開  午前8時の気温 11℃  天気 晴れ

地元の氏神様
白山神社に
二カ月ぶりに
お参りに行きました。
神社にはトチノキの大木が
2本あります。
毎年大量の栃の実が
落ちているのですが
今年はなぜか
とても少なかったです。


境内の裏手には
オオウバユリが
果実をつけていました。


日当たりのよいところには
ノギク(野菊)が咲いています。


この辺りでは
ノコンギクと
ヨメナが
見られます。
花だけでは
ほとんど区別が
つきません。

図鑑などには
葉のざらつきが違う。
花の柄が長いとか
短いとか書いてありますが
花を割ってみれば
一目瞭然!すぐわかります。

ノコンギクは
花を割ると
タンポポのように
冠毛があります。






ヨメナは
花を割っても
冠毛がありません。




よく似た仲間でも
種子散布の違いは
大きな違いです。

ノコンギクの種子は
風で散布されますので
道路わきの斜面などで
大きな群落を
つくっていることが
多いのです。


木曽二日目は雨の一日でした。

2016年10月18日 08時03分46秒 | 木曽Now
開田高原アメダス  最低気温 10.0℃  昨日の最高気温 16.8℃
木曽町新開  午前8時の気温 11℃  天気 晴れ


昨日は昼から
雨がやむ予報にも関わらず
一日降ったりやんだりの
一日でした。
霧雨の中開田まで
出かけてみました。



平日の午後
観光客はいませんが
ソフトクリーム屋さんだけは
人があふれています。

カラマツなどの紅葉は
まだ少し早いようですが
美しさは期待薄かな?
と言う感じです。



今朝は昨夜来の雨もあがり
日が昇るについれて
ガスも取れ晴れています。



御嶽山の上には
名残の月がぽっかり
浮かんでいました。

留守の間に珍客が・・・

2016年10月17日 09時13分37秒 | 木曽Now
開田高原アメダス  最低気温 9.9℃  昨日の最高気温 16.5℃
木曽町新開  午前8時の気温 10.0℃  天気 雨



昨日昼過ぎ
不安を抱えながら出発。

まだまだ車の振動が
傷口に響く。

セキセイインコの
『ピーちゃん』を
乗せているので
スピードも控えめ。

名古屋高速との
合流地点あたりで
渋滞に巻き込まれ
結局木曽到着は
午後7時過ぎ。

車を降りると
気温は12℃
かなり寒い。
それに小雨も
降りだした。
また大阪から
雨を連れてきてしまった。

電気をつけると
リビングの
薪ストーブの
床の上に
何かいる!?
小さな茶色い
丸まったものが。


ネズミか?!
どこから入ったんだ?!
死んでる?
そっと掌に乗せてみる。
のびをするように
動いた!
冬眠中のヤマネだ!!!


でもでもお前
どこから入ったんだ?
ちゃんとノックしたか?
そんなこと言ってる
場合じゃない!

ごみ箱に新聞紙を
丸めて敷き
ティッシュを
クッション代わりに入れ
巣箱をつくる。








室温が14℃
ストーブを焚くので
冬眠から目覚めないよう
地下室に移した。

それにしても
どこから侵入したのだろう?
最大のミステリー。

ヤマネは国の天然記念物
飼育はできない。
春になればさようならだ。