木曽Now

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ウメバチソウ 芸術的な花

2018年09月30日 08時00分17秒 | 木曽Now

開田高原アメダス  今朝の最低気温    11.3℃   昨日の最高気温    12.5℃

木曽町新開     午前8時の気温    12.5℃     今朝の天気     曇り

 (2018.9.28   10:10)


昨日も雨

木曽に来て晴れたのは

28日だけでした。

 

毎年この時期

楽しみにしている

花があります。

 

晴れ間を利用して

拙宅の敷地内を

探してみました。

 

咲いていました白い花

ウメバチソウです。

 

なかなか満開の時に

木曽に滞在できず

適期を逃していました。

 

顔を近づけてみると

花のつくりは

なかなかおもしろく

芸術的でさえあります。


真ん中に白くて丸い

円錐形の雌しべが

あります。


この雌しべに

くっついているのが

雄しべです。


日にちがたつにつれ

雄しべが伸びて

1本ずつ開いていきます。

 

さらに雄しべの外側に

不思議なものがあります。

数年前調べてみて

仮雄しべだと分かりました。


仮雄しべには

モウセンゴケのような

粘液状のものが

ついています。

上ってきたアリは

仮雄しべの根元を

なめているようなので

これは蜜腺ではないようです。


花粉を出さない仮雄しべは

芸術的な姿をして

虫たちを集めているのかも

しれません。

 

 

 


ナギナタコウジュ スカートから伸びた足

2018年09月29日 08時00分48秒 | 木曽Now

開田高原アメダス  今朝の最低気温     8.3℃   昨日の最高気温    18.9℃

木曽町新開     午前8時の気温    10.5℃     今朝の天気     雨

(2018.9.28   10:00)


昨日

朝の冷え込みは厳しかったが

昼過ぎには20℃近くまで

気温があがり

穏やかな一日だった

 


歩いている道沿いに

薄紫色の見るからに

シソ科の顔をした

花が咲きている。

 

片側にだけ花をつけ

花穂が少し反り返る

面白い花

ナギナタコウジュだ。


名前を覚えたのは大昔

ナギナタは勿論知っていたが

コウジュのことは

気にも留めていなかった。


ずいぶん時間がたってから

コウジュとは香需と書き

漢方の生薬のことだと知った。

 

全草を乾燥させ粉末にしたものは

解熱などに効能があるとか。


花は毛むくじゃらで

足のような雄しべが

ニューと伸びている。


小さすぎて

雌しべなどは

詳しくわからない。


茎や葉を触っていためか

シソに似た匂いが

帰りの車の中に

充満していた。

 

 



サラシナショウマ 試験管ブラシのような花

2018年09月28日 08時00分10秒 | 木曽Now

開田高原アメダス  今朝の最低気温     2.6℃   昨日の最高気温    15.1℃

木曽町新開     午前8時の気温     4.5℃     今朝の天気     快晴(霧)

今朝は厳しい冷え込み

全国の最低気温ランキングは

3位まで長野県が占めた。


ヒトリシズカさんのブログ

戸隠森林植物園の

サラシナショウマを読んで

木曽に来てさっそく

サラシナショウマに

会いに行ってきました。


咲いていました!

理科室にある

試験管ブラシのような

花を咲かせています。


ヒトリシズカさんの記事通り

たくさんの昆虫が

集まっています。


コアオハナムグリは

花の中に体をうずめて

花粉や蜜を食べています。


微動だにしないので

顔は見られません。


秋も深まり

翅が痛んだ

クモガタヒョウモンと

思われる蝶も

ひっきりなしにやってきます。


サラシナショウマの花は

さながら短い秋の

オアシスのような状態です。

 

サラシナショウマは小さな花が

たくさん集まっています。


穂先の花には

花弁や萼が残っていますが

開花後すぐ落ちるのか

根元の花には少ないようです。


花弁のように

賑やかに見えるのは

たくさんの雄しべです。


有毒なものが多い

キンポウゲ科の中で

若い葉は茹でて水に晒して

食べることができる

珍しい植物です。


思い切って木曽へ

2018年09月27日 08時02分19秒 | 木曽Now

開田高原アメダス  今朝の最低気温    10.7℃   昨日の最高気温    21.1℃

木曽町新開     午前8時の気温    11.0℃     今朝の天気     雨


不安もありましたが

思い切って

木曽にやってきました。


昨日は久しぶりの晴れ間とかで

太陽がのぞいています。


雲の中の御嶽山

4年前の9月27日

確か土曜日のお昼前

大噴火が起こり

たくさんの方が

犠牲になられました。

ご冥福をお祈りします。


木曽馬の里では

蕎麦の刈り取りが

行われていました。


刈り取った蕎麦は

うまく組んで(そば立て)

乾燥させています。


晴れの天気はいっときで

夕方からは

雨が降り出しました。



オオスカシバ 幼虫探し

2018年09月26日 07時44分13秒 | 昆虫

 幼虫苦手の方

スルーしてください。


先日産卵したての

オオスカシバの卵を

観察しようと

再び訪れた。

 

10mほど植栽されている

クチナシの新芽を

探し回ったが

結局見つけられなかった。

 

目だたない紐でもくくり付けて

目印にするべきだったと

後悔したが後の祭り。

 

その代わり

色々なステージの幼虫が

見つかった。

 

2齢ほどの幼虫が

クチナシの新芽で

たくさん見つかる。

 

小さくても

お尻に立派な突起を

もって持っている。

 

小指くらいの

大物も見つかった。

 

さすが新芽では間に合わないのか

かたくて古い葉を食べていた。

 

 

 

 

 


咲く時刻が名前に・・・

2018年09月25日 08時11分45秒 | 日記

午後3時に咲く花と

午後4時に咲く花を

紹介します。

 

ハゼランは

とても小さなな花ですが

午後3時頃

咲き始めます。

 

そのため

『3時草』と

呼ばれています。

 

では午後4時頃

咲きだす花は何でしょう?

 

それはオシロイバナです。

 

オシロイバナは朝も

咲いていますが

4時頃咲きはじめ

閉じるのは

次の日の昼前です。

 

そのため英名は

Four o'clock

フォー・オクロック

『4時』と呼ばれています。

 

夕方咲きだす花は

夜活動する蛾などが

受粉を担っています。

 

オシロイバナに

スズメガが来ているのを

見たことがあります。


一方ハゼランは

夕方には花を閉じてしまうので

 受粉するためには

わずか数時間が

勝負と言うことになります。

 

どうしてこんな賭けのような

戦術をとるようになったのか

不思議です。


オシロイバナは

受粉出来なかった時

雌しべと雄しべが

くるくると丸まって

自家受粉することが

知られています。


ハゼランも自家受粉する

仕組みがあるのでしょうか?


ちなみに

ヒツジグサは未の刻

午後2時頃咲くので

ヒツジグサと言うそうです。

イケリンさんのブログ『自然を求めて近辺ぶらり』より

 


 

 


ツユクサは秋の季語だった!

2018年09月24日 06時35分17秒 | 日記

秋雨前線の影響で

曇りや雨の日が多い中

朝歩いていると

やけにツユクサが目立つ。

 

ツユクサと言えば

6~7月の蒸暑い時期

早朝に咲き始め

昼過ぎには儚くしぼんでいく

イメージがあった。

 

ところが

暑さ寒さも彼岸までの

この時期

元気に咲いている花を見て

少々違和感を感じた。

 

写真を撮った後

家でツユクサについて

調べてみた。

 

花期は6月から9月なので

今咲いていても

おかしくはない。

 

更に俳句では

ツユクサは秋の季語に

なっていた。

 

よく見てみると

夏に見た花より

若干色が薄いように

思えるのは

気のせいだろうか。

 

朝夕の涼しさで

短い花の命も

わずかながらでも

長くなることを

祈らずにはいられない。

 

2年前の6月にも

ツユクサを取り上げていました。

『とても興味深い花です』

 

 


長瀬川に鳥の姿が

2018年09月23日 06時59分16秒 | 散歩道の鳥たち

暑さが一段落すると

散歩道の長瀬川に

鳥の姿が戻ってきました。

 

今年はこの川で

子育てをしなかった

カルガモ達も

お気に入りの場所に集結

数えると17羽もいました。

 

すぐそばでは

水草に隠れている魚を

脚で追い出しながら

ゆっくり歩いています。

 

目の前で大きな魚を

飲み込み満足そうです。

 

アオサギは

大きなカメがさも邪魔そうに

首を伸ばして

獲物を狙っています。

 

いつもの定位置で

頑張っているのは

ゴイサギです。

 

しばらく見ていましたが

一度も餌に

ありつけなかったようです。

 

冬に向かうこの季節

水鳥たちも

しっかり食べて

脂肪を蓄えるのでしょう。


 


ヒガンバナ 生き残り戦術

2018年09月22日 06時33分51秒 | 日記

「嫁のかんざし」「御神輿」「馬の舌曲がり」「手腐り花」「狐の松明」

すべてヒガンバナの異名。


「死人花」「幽霊花」など

おどろおどろしい名前は

よく知られるが

ものの本によると

各地に400以上の

異名があるそうだ。


きっと名前をつけたくなる

花なのだろう。


異名のひとつの

「はみずはなみず」は

花の咲く時期に葉がなく

葉が生えるときには

花がないからだという。


秋いきなり花を咲かせ

他の草が枯れるころに

葉を茂らせる。


緑芽吹く春に枯れていて

夏は土の中で眠っている。

何ともへそ曲がりな花だ。


しかし 

これがライバルのいない

冬の太陽を独り占めし

栄養を球根に蓄える

生存戦略だとすれば

なかなか抜け目ない奴だ。


日本のヒガンバナは

花が咲いても種子を結ばないから

増えるためには

人手がかかわっているはずだ。


その毒でモグラなどを

防ごうと植えたり

毒抜きをして

飢饉の際の食料にしたり

人々の暮らしと共に

ヒガンバナは

生育地を広げてきた。


異名の多さは

人との付き合いが

長いことの証しだ。


明日9月23日は

人々が真西に沈む太陽を見て

西方浄土を思い描いた

お彼岸の中日である。


そんなおり忘れずに

赤く艶やか花を咲かせ

人々の心をひきつけるのも

もしかしたらヒガンバナの

生き残り戦術なのかもしれない。


クチナシ大好き! オオスカシバ

2018年09月21日 06時55分11秒 | 昆虫

目の前を

素早く横切るものが!

ハチか?

 

ちょうど川沿いの

クチナシが

植栽されている場所だ。

 

立ち止まって見ると

オオスカシバだ。

 

ホバリングしながら

クチナシの茂みの中に

入っては出てくる。


産卵だと直感したので

茂みの上部に

産卵する機会を

カメラを構えて待った。

 

一番突き出した新芽に

ホバリングしながら

腹部を押し付けた。

 

もちろんシャッターを

切ったが飛び去った後

姿かたちも写っていない。

 

その葉をよく見ると

球体を少し押しつぶしたような

緑っぽい美しい卵が

ひとつ産み付けられていた。

  

大きさはアゲハの卵を

少し小さくしたくらいか?


家のクチナシなら

丸坊主になる前に

処分になるのだろうが

ここは川沿いの公の場所

しばらく観察することにしよう。

 


ミカン豊作?!

2018年09月20日 07時17分53秒 | 日記

小さなミカンが

鈴なりだ

ちゃんと色までついている。

 

ミカンと言っても

大きさ数ミリ

コミカンソウの果実だ。

 

コミカンソウは

道端や公園などで

ごく普通に見られる

雑草である。


背が低いため

上から見ていると

熟したミカン?に

気が付かないことが多い。

 

葉の裏をめくってみると

1列にずらりとミカンが

並んでいる。

 

並んだ果実の

葉先の方に

咲いている花を

見かけることがある。

小さい花だが

6枚の花弁を持つ

美しい花である。

 

よく見ると

 花の中心にミカンの

赤ちゃん

子房も確認できる。

 

更に葉先を見ると

花の形が変化する。

 

子房が見当たらないので

雄花である。

 

こんな小さな花でも

ちゃんと雌花と雄花を

つけていることに

驚かされる。

 

美味しそうな果実だが

トウダイグサ科の植物には

有毒なものが多いので

試食する勇気はない。

 

 

 

 


昔もっと見かけましたが・・・

2018年09月19日 06時35分13秒 | 日記

以前の話である。


夏の暑さが落ち着くころ

目にもとまらぬスピードで

花から花へ飛び回る

蝶がたくさんいた。

 

そんな光景を見かけなくなって

もう何年くらいたつだろう?

 

その蝶は

イチモンジセセリ。

 

アサギマダラは

渡りをする蝶として

よく知られているが

イチモンジセセリも

渡りをする。


渡りの様子は

マーキング調査をしている

アサギマダラほど

分かっていないが

春には南から北に移動し

秋には越冬のために南に

移動するようだ。


夏の終わりから

秋にかけてこの蝶を

よく目にしたのは

集団移動中だった

と言うわけだ。

 

イチモンジセセリの食草は

イネ科の植物

代表はイネだ。

 

幼虫はツトムシと呼ばれ

米作りの農家で嫌われる害虫だ。

 

イチモンジセセリの減少は

米作りの減少や

農薬の使用などにも

原因があるのかもしれない。



 


花の少ない時期に・・・

2018年09月18日 07時16分59秒 | 日記

朝夕涼しくなり

散歩道でもようやく

彼岸花の花茎が伸びてきた。

 

彼岸花が咲きだすと

寂しかった川沿いも

急に艶やかになるが

この時期

花の少ない季節である。

 

その川沿いで

点々とピンクの小さい花を

つけているのが嫌われ者

「アレチヌスビトハギ」である。


爆裂花

キャラクターのような花として

何度かブログでも

取り上げたが

今年も川沿いの草原で

咲き始めた。

 

この花が咲き始めると

ついつい座り込んで

花を見てしまう。

 

細い草の茎を

花に突っ込んで見たり

目のクリクリした花を

探してみたり・・・。

 

同じように見える花でも

微妙に顔が違うから

面白い。

 

こんなことができるのも

健康であればこそなのだと

しみじみ思う。

 


痛い思い出

2018年09月17日 07時03分53秒 | 日記

公園のヤブガラシの花で

たくさんのアシナガバチの仲間が

吸蜜している。

 

ハチにカメラを向けたとたん

痛い思い出が蘇った。

 

もう何年も前

人家もない里山で

何気に藪に

顔を突っ込んだとたん

鼻の頭に激痛が走った。

 

何が起こったのか

分からなかったが

鼻を押さえながらよく見ると

大きなアシナガバチの巣が

目の前にあった。

 

ハチだと分かってから

必死で指で毒を絞り出した。

 

アシナガバチに刺されるのは

二度目なので

アナフィラキシーショックが怖くて

病院を探して駆け込んだ。

 

見てくれた医師は

患部を見るなり

たいそうにと言うような顔をして

薬を塗ってくれた。

 

二度目なので

アナフィラキシー・・・と

言いかけると

「ショックを起こすなら

とっくに症状は出ています!」


他人の体だと思って・・・と

思ったがとりあえず

安心した。


それ以来

クマバチは怖くないのに

アシナガバチを見ると

恐怖心を覚えてしまう。


マントかカーテンか? 

2018年09月16日 06時56分44秒 | 日記

川沿いの散歩道で

大繁殖している

つる植物群?を見た。

 

何の木に絡みついているのかさえ

今となっては分からないぐらいだ。

 

マント群落と言う

業界用語?があるが

まるでマントをまとっているか

カーテンをかけられているようだ。

 

以前から

こんなに広がっていたのだろうか?

 

マントの主は

ヘクソカズラ!

 

金網などに絡みつくヘクソカズラは

よく目にするが

ここまでの光景は

初めて見た。

 

近寄ってみると

なかなか美しい花を

咲かせている。

 

ついつい名前に負けて

敬遠されがちだが

竹を使った花器に

ヘクソカズラの花を活けると

趣があると教えていただいたことがある。

 

来年もう少し早い時期に

ヘクソカズラを

活けてみようかと思う。

 

きっと似合わないだろうな?!