木曽Now

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星を散りばめたような・・・(Part 2)

2016年05月31日 07時17分11秒 | 日記



ヤブガラシ
巻きひげを伸ばし
鉄柱やフェンス、他の植物に
絡みつきます。

巻きひげは
葉と対生に出て
先は二股にわかれます。







散歩道の鉄柵では
巻きついてもすべって
ほどけやすいため
様々な工夫が見られます。

必ず二股の巻きひげは
反対側から
絡みついています。

結び目をつくることは
できませんが
外れないように
先を折り返しています。

巻きひげの途中が
よじれてらせんになっています。
らせんの向きは
途中で逆転しているのも見かけます。
バネ状の方が
引っ張りには強いはずです。

このようにして絡みつき
マントを被せたように
光を遮り
他の植物(この植物はシャリンバイ)を
枯らせてしまいます。



もうひとつヤブガラシの特徴は
葉にあります。
フジやバラなどの葉は
羽状複葉と呼ばれていますが
ヤブガラシの葉は
鳥足状複葉と呼ばれています。

何となく鳥の足に
見えなくもないかな?

星を散りばめたような・・・(Part 1)

2016年05月30日 06時18分50秒 | 日記

チョウやハチたちが
いつも訪れている
不思議な植物があります。
ヤブガラシです。
この日
てんとう虫の幼虫も
やってきました。

この蔓植物が繁り始めると
植物をおおい尽くし
光をさえぎり
藪を枯らしてしまうので
ヤブガラシと名付けられています。


ヤブガラシの花の花弁は
緑色で
咲いたばかりの時は
花盤(花托の一部が平らになってつきだしたもの)が
オレンジ色です。

花盤の周囲に
4本の雄しべがあり
中心に短い雌しべがあります。

オレンジ色の花盤から
蜜が出ています。


時間が経つと
花弁と雄しべは
落ちてしまい
雌しべが長く伸びてきます。
そのため
ローソクバナ
と呼ぶ地方もあります。

中心の花盤の色も
オレンジから
ピンクに変わります。

不思議なことに
花弁が散ってからの方が
蜜の分泌が
多いように思うのは
気のせいでしょうか??

この蜜の多さが
昆虫を集める秘密です。


星形の花 ニワゼキショウ

2016年05月29日 07時08分19秒 | 日記

ニワゼキショウ
アヤメの仲間ですが
星形をしたスマートな花です。
6枚花びらがあるように見えますが
萼と区別がつかないため
花被片(かひへん)と呼びます。


よく見ると
紫色の筋が5本のものと3本のものが
交互に並んでいます。
5本の方を外花被片
3本の方を内花被片と言います。
外花被片の方が
ほんの少し幅が広く
よく見ると区別がつきます。




花の色は
赤紫色のものが普通ですが
白色から薄いピンク色のものまで
見られます。




右側の白い花は
ニワゼキショウより大きいため
オオニワゼキショウと
呼ばれています。




オオと名前がつくのに
花は小さく
果実が大きいという
変わった仲間です。


「海の向う」 北原 白秋

2016年05月28日 06時24分08秒 | 日記
さんごじゅの花が咲いたら、
咲いたらといつか思った、
さんごじゅの花が咲いたよ。

あの島へ漕いで行けたら、
行けたらといつか思った、
その島にきょうは来てるよ。

あの白帆どこへゆくだろ、
あの小鳥どこへゆくだろ、
あの空はどこになるだろ。

行きたいな、あんな遠くへ、
あの海の空の向うへ、
今度こそ遠く行こうよ。







花の咲いたときより
赤い果実の時期が
注目されているのは
サンゴジュ(珊瑚樹)と言う
名前で分かります。

たくさんの花粉と
微かな甘い香りを
漂わせています。

花の先は
5つにわかれ
咲くとすぐにクルリと
反り返ります。

5本の雄しべが
長くつき出て
目立っています。





北原 白秋が感じたように
どこか遠い島
異国への想いを
募らせる
花なのでしょうか?


金平糖のような花です。

2016年05月27日 06時29分47秒 | 日記

何の花でしょう?
たくさんの花が
集まっています。

花弁はなく
花被片(花弁と萼の区別がつかないもの)が5枚
雌しべの先が
3つに別れています。
雄しべは5~6本あります。


同じタデ科の
ミゾソバの花に
似ています。
金平糖のようにも
見えますね。

ヒマラヤ地方原産のタデ科
ヒメツルソバです。

茎が地面につくと
そこから根をおろし
広がっていきます。

グランドカバー植物として
広まっているようです。

コンクリートのすき間が
好きだとは
思いませんが
ちょっとしたすき間に
よく生育しています。


ぱっと見ただけでは
つぼみなのか
花が咲いているのか
もう種ができているのか
区別がつきません。


葉にはV字の模様があり
秋には紅葉します。
冬でも花が見られるくらい
丈夫な植物です。

まだまだ生育域を拡大中です。

大きな綿毛を追いかけてみると

2016年05月26日 06時33分34秒 | 日記
散歩中
大きな綿毛が
目の前をふわふわ飛んでいきます。
タンポポの綿毛より
何倍も大きいです。

何の綿毛だろう?
昔ブームになった
ケサランパサラン?(ふる~っ。)
木曽なら
蕗の薹の綿毛が
飛ぶ時期だけど・・・。

風上に歩いていくと
ありました!
見つけました!




フェンスをした
コンクリート張りの
空き地に。

アメリカオニアザミです。


ヨーロッパ原産で
要注意外来生物に
指定されている
厄介な植物です。

葉、茎、萼すべてに
硬くて鋭いトゲに
おおわれています。


蕾もトゲだらけです。
何かに似ていると思ったら



あのひっつき虫
オオオナモミです。



弱い風が吹くたび
大きな綿毛を
たくさん飛ばしています。




タンポポの綿毛と比べてみると
どれだけ大きいか
分かると思います。




いったん風に乗ると
どこまでもどこまでも
飛んでいくはずです。

肥えた土地でなくても
コンクリートのすき間でも
育っていけるようです。




北海道などの酪農家が
とても困っておられます。
家畜が食べると
口の中が傷つき
化膿するそうです。


根こそぎ駆除しないと
街中がエイリアン
アメリカオニアザミに
占拠されそうです!

カルガモ親子のその後

2016年05月25日 06時35分08秒 | 日記

ずいぶん大きくなりました。

先週の親子← クリック


散歩中
カルガモの親子が
どこにいるかは
すぐ分かります。

大人気です。

保育園児が
大声で呼びかけても
悠然と休憩中。



ハクセキレイが
カルガモの子どもたちに向かって
急降下!
親は立ち上がって威嚇。

(残念ながらシャッターチャンスを逃がす。隅っこにハクセキレイ。)

邪魔が入ったからか
休憩はおしまい。
子どもたちは
お食事開始。

頭を川に突っ込み
夢中でお食事。






親は食事もせず
ずっと見守っています。

あともう少し頑張って!

大繁殖の秘密です。

2016年05月24日 06時57分04秒 | 日記


まだ熟していない果実


果実を上から見ると
すげ笠に10本ほどの筋が
入っています。
それぞれの部屋に
対応しています。


花の時期より
背が高くなっています。



弱い風でも大きく揺れて
種子をできるだけ遠くに
まき散らそうとしています。

果実が熟すと
すげ笠の部分が浮いて
すき間ができます。




すげ笠を外すと
10ほどの部屋に
分かれています。
どの部屋にも
ぎっしり種子が
詰まっています。

どちらの方向から
風が吹いても
確実に種子がこぼれ落ちます。

ひとつの果実に
これだけたくさんの種子が
入っています。(数えようとしましたが、あきらめました(泣))


どの果実もしっかり熟し
風が吹くのを待っているようです。


ナガミヒナゲシ← クリック

第9回琵琶湖一周ウォーキング

2016年05月23日 07時05分06秒 | 琵琶いちぶらり旅
突然第9回から始まることお許しください。
第1回から第8回までは
ブログを始める前に歩き終わっています。
また、機会があれば紹介します。

今回は5月22日(日)
おごと温泉駅~志賀駅まで歩く。






おごと温泉駅を10時に出発。国道161号線を北上し、浮御堂をめざす。
11時、蓮如上人ゆかりの本福寺到着。浮御堂はすぐそばだ。ただ、「堅田湖族にぎわい市」の最終日で、出店が並びスタンプラリーも行われ大変賑わっている。本福寺に入ると嘘のように静まり返り大変立派なマツの木が印象に残る。



本堅田の町をぬけ、湖岸沿いの道を琵琶湖大橋に向かう。12時道の駅びわ湖大橋米プラザに着き昼食をとる。

真野浜を通り、和邇川を渡ると木立に囲まれた木元神社だ。

中浜漁港、蓬莱浜をぬけ、蓬莱駅に15時に到着。

八所神社で休憩をとり、後は一気に志賀駅をめざす。えり漁
15時40分無事志賀駅に到着。
16.7キロメートル、30,021歩。

東海自然歩道、中山道、熊野街道と歩き、現在、琵琶湖一周に挑戦中です。長浜駅から出発して、ちょうど半分近く。あと何ヵ月かかることやら・・・。


嫌な名前がついていますが・・・

2016年05月22日 06時15分31秒 | 木曽Now

ドクゼリ
ドクニンジン
ドクムギなど
毒のつく植物がいくつかあります。

ドクダミは
毒と名前がつきますが
センブリ
ゲンノショウコと並び
三大民間薬のひとつです。

名前の由来は
解毒や痛み止めに
効果があることから
「毒痛み」が
転化したという説など
いくつかあるようです。


4枚の花弁のように
見える部分は
総苞片(そうほうへん)と呼ばれ
本当の花弁ではありません。

真ん中の
黄色いソフトクリームのような部分に
たくさんの花が集まっています。

小さな一つひとつの花には
雄しべが3個
先端が3つに分かれた
雌しべがあるだけで
花弁は見当たりません。











昔観察会で
「嫌な臭いがするでしょ?」
と話したら
嫌じゃないと答えた人が多くて
驚いたことがありました。
「くさい!」
と言ったのは
子どもばかりでした。

紅一点は私です。

2016年05月21日 06時48分35秒 | 日記

たくさんの男性の中
一人だけいる女性のことを
「紅一点」と言うことが多いです。

しかし
もともとは
王安石(おうあんせき)の詩
「詠柘榴」(ざくろをよむ)に
「万緑叢中紅一点」(ばんりょくそうちゅうこういってん)
「緑の草むらの中に一つだけ赤い柘榴が咲いている」
と詠まれています。

そこから
「紅一点」は
ひときわ目立つ存在のことを
指す言葉になったようです。











ザクロの花 2016.5.20撮影

鮮やかな紅色が
新緑の中で
目立つ様子は
まさに
「紅一点」です。

中国でザクロは
子孫繁栄の象徴とか。
やはり
「紅一点」は
女性に関係する
言葉なのかも・・・。





デビューが遅くなりました。

2016年05月20日 07時15分23秒 | 日記
長瀬川の生き物(10)
2016.5.18撮影


毎年4月中旬から下旬にかけて
カルガモ親子の泳ぐ姿を
見かけたのですが
今年は木曽滞在中の
5月4日に
デビューしたそうです。

デビューから2週間
かなり大きくなり
お母さんも
少々もて余しぎみ。


川を上ったり下ったり
疲れたら段の上にあがって
休憩します。

子どもたちが
すべてあがったのを
ちゃんと確認してから
お母さんも休憩です。


休憩中も
お母さんは
しっかり目を開いて
子どもたちの様子を
見守っています。


5月4日には
10羽いたそうですが
現在は6羽。

これ以上
欠けることなく
育ってほしいです。

三横綱の揃い踏み

2016年05月19日 06時52分21秒 | 木曽Now
2016.5.12午前1時開田高原にて撮影

大きな三角形です。

午後8時を過ぎると
北東の空から
明るい星が
姿を現します。
こと座の1等星ベガです。

続いてもう少し北よりから
はくちょう座の1等星デネブが
昇ってきます。

最後は
わし座の1等星アルタイルが
ほぼ真東から
登場です。
夏の三横綱
揃い踏みです。

さしずめベガが白鵬
鶴竜がデネブ
日馬富士がアルタイル
と言ったところでしょうか。


午後11時を回ると
東から北東の空に
夏の大三角が
すべて姿を現します。

大都会のビルの間からも
この3つの1等星は
よく見えますから
ぜひ探してみてください。

夏に向けて
どんどん早い時間に
姿を現しますので
見つけやすくなります。

今回の星・星座シリーズは終わります。
次回は夏の星・星座を紹介したいと思っています。



人の善悪をはかる てんびん座

2016年05月18日 07時21分54秒 | 星・星座
今日もまた
目立たない
星座の紹介です。

さそり座の東に
3つの星が
平仮名の「く」の字を
裏返した形に並んでいます。


黄道12星座のひとつで
9月24日~10月23日生まれの人の
星座です。

線で結んで見ると
何となく天秤に見えるかも・・・?


ギリシャ神話によると
正義の女神アストレアの持つ
天秤の姿だとされています。

人が死ぬと
アストレアは
その人の心臓を
この天秤にかけてはかり
善人は天国へ
悪人は地獄へ送ったそうです。




都会の明るい場所では
ほとんど見えません。
申し訳ありません。

明日は大都会でも
ちゃんと見える星を
紹介して
今回のシリーズ
終わります。

今、さそり座がにぎやかです。

2016年05月17日 07時18分04秒 | 星・星座
春の星座たちが
西の空にかたむく
午後9時過ぎ
南東の空から
さそり座がのぼってきます。
2016年5月13日午前1時 撮影

10月24日~11月22日生まれの方の
星座です。
黄道(太陽の通り道)12星座の中でも
形がわかりやすく
有名な星座です。
「さそり座の女」
歌にもなっているくらいです。(古~っ)

線で結ぶとこんな形になります。

サソリの心臓で赤く輝く
1等星アンタレスは
一生の終わりに近づいている星で
近い将来大爆発を起こし
吹き飛んでしまう運命の星です。

近い将来と言っても
明日か
百年先か
千年先かわかりませんが・・・。

アンタレスと言う名前は
アンチ・アレス
火星に対抗するもの
という言葉に由来しています。

今その対抗している火星が
アンタレスのすぐそばで
赤さを競っています。

書き込むのを忘れましたが
火星のすぐ左側で
明るく輝いている星は
土星です。
惑星を二つも従えて
さそり座は今とてもにぎやかです!



火星は5月31日に
2年2ヶ月ぶりに
地球に最接近します。
その頃はもっと赤く
輝いていると思います。


さそり座は
夜中1時ころ
真南近くにやって来ます。
ぜひにぎやかなさそり座を
探してみてください。