木曽Now

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花と比べて大きすぎます。

2016年08月31日 06時18分37秒 | 日記
フウセンカズラの果実が
優雅にゆれています。


果実は大きく目立ちますが
花はとても小さく目立ちません。
大きさは5~7㎜ほど
白い花を咲かせています。


花弁は6枚に見えますが実は4枚です。
大きさの違う4枚の萼のうち2枚が
花弁のように見えているのです。


雄しべや雌しべは
拡大して見てもよくわかりません。

ここからは本の情報です。

雄しべは8本あるそうです。
黄色い部分は筒状になっていて
蕊を保護しているようです。


黄色い色は蜜標だと思います。



この風船状の果実はいったい何なのでしょう?



明日アップします。


よく似た花です、マルバルコウ。

2016年08月30日 06時52分28秒 | 日記
先日ルコウソウ(縷紅草)
アップしましたが
よく似た花マルバルコウ(マルバルコウソウ)を
探していました。


琵琶湖一周ウォーキングで
見つけました。

湖岸を歩いていると
放置されている別荘が
たくさんあります。
そのフェンスや空き地には
必ずと言っていいほど
マルバルコウが絡み付いています。

東大阪ではルコウソウは
花壇やプランターに
植えられています。
このマルバルコウは
江戸末期に観賞用として
入ってきたそうですが
今や完全に野生化しているようです。

ルコウソウと比べると
花はよく似ています。



朱赤色の花で中心は黄色です。
雄しべも5本あり

一日花で午後には
萎んでしまうところも
そっくりです。

葉はたまご形をしていて
大きく違います。

葉の形が名前の由来になっています。

この花も
緑の中でよく目立ちます。

第12回琵琶湖一周ウォーキング

2016年08月29日 06時14分29秒 | 琵琶いちぶらり旅
JR近江今津駅 ~ JRマキノ駅(10.1㎞)

昨日からの雨予報
これで3回連続と言うことになる。
高槻駅を過ぎた頃から車窓に雨が当たる。

近江今津駅下車
傘が必要なほど雨が降っている。
午前10時30分出発。


駅から200メートルの所に
「琵琶湖就航の歌資料館」がある。
「われは湖の子・・・」の歌で
広く知られている。


今津港を左折して
湖岸に一番近い道を北上する。
雨にもかかわらず水泳をする人
バーベキューをするグループ
水上バイクの音など賑やかである。

前回昼食予定場所が
閉鎖されていたことに懲りて
スーパー平和堂で昼食を仕入れ
さらに北へ。

湖岸は日本の白砂青松百選に
選ばれた松並木が続く。


右前方には竹生島が見える。

晴れていればもっと美しいしのだろうと
思いながら歩く。

雨は傘をささずに歩ける程度に
小降りになって来た。

12時30分今津百瀬川園地で
昼食をとる。

波打ち際まで出ると
前方に知内浜から海津大崎の岬に
至るまでが一望できる。

この辺りはプレジャーボートの航行が
禁止されているためとても静かである。

知内川を渡り

高木浜オートキャンプ場を左折すると
JRの高架が見えている。
目的地マキノ駅だ。
500mほど歩き14時到着。




琵琶湖の北部は
まだまだ水が美しく
静かである。
昼からも雨予報だったが
傘をささずに歩けたのが
ラッキーであった。

合計14,390歩

冬の準備をしています。

2016年08月28日 06時01分28秒 | 日記
カキの果実は
まだ色づいていませんが
もう冬の準備を整えています。




冬芽の形成時期は
樹木の種類や気候など
環境によって様々ですが
一般にはその年の生長が
終わった頃から形成されると
言われています。

8月の中旬を過ぎると
ほとんどの樹木は
冬芽の形成を終えています。

ハナミズキの花芽




クヌギの冬芽




ユリノキの冬芽






ソメイヨシノの花芽と葉芽



両端の太めのが花芽です。

シモクレンの花芽



春から夏にかけて
活発に光合成ができる時期に
花を咲かせて子孫を残しながら
次の年の冬の準備も
しっかりやっています。
植物恐るべし!!

河内木綿

2016年08月27日 06時48分59秒 | 日記

拙宅のある東大阪市は
隣の八尾市柏原市とともに
中河内(なかがわち)地方と呼ばれています。

河内地方では
江戸時代の初めから
ワタが栽培されていました。

河内平野を南北に流れていた
大和川は暴れ川で
住民は毎年のように
洪水に苦しめられていました。

1704年
中 甚兵衛さんの努力で
大和川は真っ直ぐ大阪湾に
注ぐように付け替えられました。
大和川の付け替え←クリック

それまでの川床が
新田(鴻池新田など)として開発され
ワタ栽培が益々盛んになり
「河内木綿」は全国的に
有名になりました。

そんな歴史的背景もあって
我が東大阪市でも
ワタを植栽している
家が多いのです。
最近は洋ワタ
多く植えられているようです。






花がしぼむとピンク色になります。


花がらを外すと
もう小さな果実が見えています。














畑のおじさんに聞くと
花が咲き終わっておよそ1ヶ月で
コットンボールができるそうです。
洋ワタのコットンボールは
上向きにはじけます。
原産地は雨の少ない地方なのでしょう。

ちなみに在来種の和ワタは
花の中心が濃い紅色をしていて
コットンボールは下向きにはじけます。
日本の風土に合っていますよね!

名前どおりの花

2016年08月26日 06時05分10秒 | 日記
毎朝散歩する川沿いの
インターロッキングブロックの
すき間から可愛い花が
顔を出しています。






確か梅雨入りの前から
ずっと咲き続けています。

トキワハゼです。

下くちびる(唇)をムーッとつき出したような
花の形です。






花の中をのぞいて見ますが
上唇と下唇のすき間が狭く
よく見えません。


下唇をはずし上唇の裏側を見ると
X字状になった短い雄しべが2本
長い雄しべが2本あります。
その真ん中に柱頭が上下に開いた
雌しべが1本あります。




確かこんな蕊
見たことがあります。

ノウゼンカズラの花です!
大きさは違いますが
そっくりですね。

トキワハゼの雌しべも虫などが
接触すると閉じるのですが
小さすぎて撮影は無理でした。

人に踏まれることなく
競争相手のいない
コンクリートのすき間で
生活しているからこそ
これだけ長い間花を
咲かせ続けることができるのでしょう。

トキワ(常盤)の名前どおりだと
感心しました。


ノウゼンカズラの花←クリック


ただ今北上中!

2016年08月25日 06時20分13秒 | 昆虫

散歩道で求蜜中の
ツマグロヒョウモンのメスを
見つけた。
カメラを近づけても
逃げる気配がない。
翅は少し痛んでいる。
産卵のための栄養補給かな?


ツマグロヒョウモンは
南方系のチョウで
20年ほど前は
東海地方あたりが
生息域だったが
最近は北関東まで
北上していると
言われています。

地球温暖化が原因ですが
食草のパンジーやビオラが
都会では冬まで見られることが
分布拡大の大きな要因だと
思います。


ツマグロヒョウモンは決まった
越冬の形がありません。
モンシロチョウやアゲハの仲間は
蛹で越冬します。
キチョウやテングチョウは成虫。
ミドリシジミの仲間は卵。
オオムラサキやゴマダラチョウは
幼虫で冬を越します。

秋に蛹になったツマグロヒョウモンが
冬の暖かい日に羽化したことが
ありました。
大阪周辺では
幼虫で冬を越しているようです。

オスの写真はありませんが
メスの翅先だけが黒く(褄が黒い)
名前の由来にもなっています。

これは南方系のカバマダラに
擬態していると言われています。
カバマダラの幼虫は
有毒のトウワタを食草にしているため
鳥などの天敵はいっさい食べません。

カバマダラのいない本州では
この擬態はまったく
役に立っていない訳です。

次の写真を見て
何か不思議に思うことは
ありませんか?

小学校3年の理科で
昆虫は体が
頭・胸・腹からなり
脚が6本あると
学習します。

でもこのチョウ
脚が4本しかありませんね?!

前脚には爪がなく
いつも胸につけていて
歩くときには使わないのです。

そのうち退化して
全くなくなってしまうかもしれません。
ちなみにタテハチョウの仲間
アサギマダラ
テングチョウは
すべて4本脚です。

赤い花が目立ちます

2016年08月24日 07時29分12秒 | 日記
朝の散歩道
川沿いの柵に
紅い花が咲いています。


ルコウソウです。
花が少ないこの時期
深い紅色の花は
かなり目立っています。

花はアサガオやヒルガオと同じ
漏斗形で上から見ると
星の形にも見えます。




雄しべは5本
雌しべは1本で
紅色の花に白い蕊は
よいアクセントになっています。




ルコウソウは漢字で
縷紅草と書き
「一縷の望み」の縷で
細い糸のことです。


糸のように細い葉と
紅い花をうまく
表した名前です。





秋の気配が・・・

2016年08月23日 06時47分57秒 | 日記
台風11号
台風9号の被害のあった
地域の方々
お見舞い申し上げます。

昨日の大阪は
最低気温28.6度
最高気温は36.3度でした。
台風の影響か
風が少し強い程度でした。


4~5月に花を咲かせた
木々が少しずつ色づき
実りの秋の足音が
聞こえるようになりました。

5月28日に
咲いていたサンゴジュの花
実りの秋を迎えています。






4月15日に
本当の花が咲いていた
ハナミズキの果実も
色づき始めました。






まだまだ暑い日が続いていますが
木々たちは確実に秋の足音を感じ
果実を実らせ始めました。

ついでに・・・。
ハナミズキの葉に
面白い性質があります。

ハナミズキの葉を
ゆっくり引っ張りながら
引きちぎると
糸を引いたように
つながります。






これはハナミズキだけでなく
ミズキ科の植物
ヤマボウシ
ミズキやクマノミズキにも
同じことがおこります。

らせん状に巻いた
細い維管束が
糸状に伸びるためです。




花期の長い花です。

2016年08月22日 06時00分01秒 | 日記
公園や川沿いに
春からずっと咲き続けている
花があります。

アベリアです。


どこにでも植えられている
ありふれた花ですが
花の時期がとても長く
植え込みや垣根等に
広く利用されています。


花は筒状で先が5つに
割れています。
雄しべは4本
雌しべは1本あります。


萼は3~5枚で
羽根つきの羽根のような
形をしています。


そのため別名
ハナツクバネウツギ(花衝羽根空木)と
呼ばれています。


花の内側には細かい毛が
たくさん生えています。


普通花の内側に生える毛は
昆虫が求蜜するときの
足場になることが多いのですが
アベリアは人の手で作り出された
園芸品種のため
受粉しても結実はしないのです。


遅い子育てで心配しましたが・・・

2016年08月21日 06時33分08秒 | 散歩道の鳥たち
昨日の大阪の最高気温は37.6度
最低気温は27.3度でした。
暑いというより熱いです。


7月26日にデビューした
雛に久しぶりに出会いました。
カルガモの遅い子育て←クリック

ところが親が見当たりません。
いつからいないのか
見ている方々に尋ねてもわからないそうです。



盛んに餌を食べているようで
元気そうです。
ここまで育てば
もう心配はないと思います。




大きなコイが水中を泳いでいても
全然気にしている様子はありません。

巣立ちまであと少しだと思います。
欠けることなく無事巣立つことを
願っています。




夏の間楽しませてもらいました。

2016年08月20日 06時38分35秒 | 日記
お盆が終わり
秋の気配が地域によって
感じられるこの頃ですが
大阪はまだまだ酷暑です。

真夏の花が
まだ元気に咲いています。
ノウゼンカズラです。


次々花を咲かせて
楽しませてくれました。

花はロート状で
先は5裂しています。


雄しべは長いものが2本
短いものが2本
合計4本ありますが
天井?にピッタリと
張り付いています。

花が開くと雄しべの葯から
さかんに花粉を出しますが
雌しべは目立ちません。

花粉を出しきると
雌しべの先の柱頭が
開きます。




ノウゼンカズラの雌しべの柱頭は
トレニアの柱頭と同じように
虫が触れると閉じる性質があります。






ノウゼンカズラも
キキョウと同じ雄性先熟の花でした。

不思議な花

2016年08月19日 06時08分41秒 | 日記
不思議な花がある。
名前は知っている。
ツルムラサキだ。


じっくり花を見たことがなかった。
咲いていない。
すべて蕾だ。

翌日もう一度見に行く。
やはり蕾。

穂のように立ち上がった
花序を細かく見る。

咲いている!
この花は完全に
開ききることはないのか?
ピンク色の先端部分だけ
わずかに開いている
これで満開なんだ!


花は多肉植物っぽく
白色で壺型をして
先端部分だけ
ピンク色になっている。

萼や花弁は?
わずかに開いている所から
雄しべが見える。
真ん中には雌しべ??
小さくてよくわからない。


帰宅後図鑑で調べると
花は花弁がなく
萼だそうだ。
雄しべが5個
雌しべの柱頭は3裂しているとか。

こんな開かない花だと
受粉はどうするのだろう?
翌日もう一度見に行く。

そうなんだ!
蝶(ヤマトシジミ)が
長い口吻をのばして
蜜を吸っている。
これで確実に受粉ができるの?



出来ている果実の数は
極端に少ないような気がする。

なかなか面白い植物だ。
もう少ししっかり観察したい。
仲よくしていこう!


花序や茎
葉は食べられるそうだ。
雄しべ等を見るために
花を開いてみたが
水っぽく粘りけがあって
中身がよくわからなかった。

きっと食べると糸を引くような
粘りけがあるのだろう。




こんなにいるとは!?

2016年08月18日 06時03分34秒 | 日記
7月20日
クマゼミの写真を撮っているとき
すぐそばで初めて見つけました。
kazuyoo60さんに
名前は「キマダラカメムシ」
温暖化で北上中だと教えていただきました。


体長は20ミリメートル以上あり
大型のカメムシです。

長瀬川(東大阪市)沿いの
ソメイヨシノの並木で
たくさん見つけました。


一本のソメイヨシノあたり
それも150~200センチメートルの
高さに4~5匹いる感じです。


近鉄線のひと駅
2キロメートル弱の桜並木
1本あたり4匹と考えると
どれだけの数の
キマダラカメムシがいるのか?
考えると恐ろしさを感じる。

キマダラカメムシの幼虫

ネットの情報によると
九州
四国
関西
今は関東まで
北上しているそうだ。

これだけ増えても
何も問題はないのだろうか?

クマゼミとニアミス←クリック


コスモスの秘密(2)

2016年08月17日 06時05分58秒 | 日記
コスモスはひとつの花に見えますが
たくさんの花の集まりです。


花の外側は舌状花(ぜつじょうか)と呼ばれ
普通8枚あります。
舌状花には
雄しべも雌しべもありません。

中心部は小さい黄色の花弁が5枚の
筒状花(つつじようか)が集まっています。
筒状花の集まりは
外側から順に
咲いていきます。






それぞれの花には黒色の葯を持つ
雄しべがあり筒状になっています。
花粉は筒の内側から出ているようです。

雌しべはまだ見えていませんが
花粉が出終わったあと
筒の内側から出てきます。
タンポポの雌しべと同じように
先が二つに分かれています。





舌状花ばかりのタンポポ
←クリック


実はコスモスの舌状花は
もともと筒状花だったものが
虫を呼ぶために大きく伸びて
花弁状に進化したものなのです。

コスモスの舌状花には
5つのギザギザの切れ込みが
あるのはその名残なのです。


切れ込みが3つのものも
4つのものもありますが
基本の切れ込みは5つなのです。