木曽Now

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フジの冬芽と葉痕

2016年12月31日 07時23分55秒 | 日記
冬芽には
冬の寒さや乾燥から
春に芽吹く花や葉を
守るため色々な工夫が
なされています。

葉の柄がついていたあとの
維管束痕と冬芽がセットになって
いろいろな顔に見えたりします。

何度か弊ブログで
紹介してきましたが
今回はフジの冬芽と葉痕です。

普通維管束痕のある場所は
植物によって
だいたい決まっているのですが
フジの場合
上の方にあったり
中央部にあったり
木や枝によって
変化します。

そのため色々な顔に見えたり
表情が変わったりしますので
想像力を働かせてご覧ください。
葉痕が緑色をしているのは
葉が落ちたすぐの葉痕です。






















明日元旦から三日間は
ブログお休みします。
1月4日から再開します。
2016年一年間ありがとうございました。
皆様よいお年をお迎えくださいませ。




いつ種を飛ばすのでしょう?

2016年12月30日 07時32分09秒 | 日記
川沿いの藤棚のフジ
すっかり葉を落とし
たくさんの果実が
ぶら下がっています。


花の時期には
たくさんのクマバチが
来ていました。

花の数からすれば果実は
かなり少ないようです。

果実は表面に
ビロード状の短い毛が
密生してます。


指で押さえてみましたが
びくともしません。
かなり丈夫な鞘で
守られているようです。

カッターナイフで
割ろうと試みましたが
カッターの刃が
折れてしまいました。

そこで枝切り鋏で
割ってみました。
かなり力を必要としましたが
割れました。
成功です。


1円玉より少し小さめの
種子が現れました。


この種子は数メートル
飛ぶそうですが
いつどんな方法で
飛ばすのでしょうか?

これから継続して
観察していきます。

明日はフジの冬芽を
紹介します。

冬芽が目立つようになりました。

2016年12月29日 06時10分48秒 | 日記
ハナミズキの
真っ赤に紅葉した葉が
まだ頑張って
しがみついています。


公園のハナミズキ
葉を落とし
たくさん冬芽がついています。

擬宝珠のような形をして
目立つのは花芽です。


この花芽の数で
来年の花つきが占えます。




一方
葉芽はかなり小さいです。
両脇に葉が落ちた痕
葉痕が残っています。


三日月形の葉痕には
維管束の痕が
3個くっきり見えます。


帽子をかぶった
小人さんのようにも
見えますね。



春と見間違えました。

2016年12月28日 06時15分59秒 | 日記
一昨日
梅一輪見つけて
喜びましたが
その帰り道
春と見間違える光景に
出合いました。


暖かい大阪とは言え
これから厳寒の季節を
迎えるのに
ムシトリナデシコ
咲いていました。


確か今年の7月
木曽でムシトリナデシコを
アップしたことを思い出し
検索してみると
何と3回もアップしていました。

ムシトリナデシコが
特別好きと言うわけでは
ありませんが
縁があるのだと
思います。


でもでもホントに
今頃咲くの???
信じられませんが
ほんのり温かい気持ちに
なりました。


7月5日ブログ

7月9日ブログ

11月15日ブログ

いちりんほどの暖かさ。

2016年12月27日 06時01分05秒 | 日記
昨日
ヒトリシズカさん
ブログを読んでから
散歩に出かけました。

北野天満宮で
梅が咲いているという
ブログでした。

散歩道の公園に
梅の木が数本あります。
まだ早いだろうと
気にもとめていませんでした。

ブログを読んで
ひょっとしたら
咲いているかもと
気をつけて見たところ
咲いていました!
たった一輪だけですが
今日咲いたところのようです。


梅一輪 いちりんほどの 暖かさ
の俳句を思い出しました。


嬉しくて何か良いことが
あるような気がしました。
ヒトリシズカさん
ありがとう。

すぐに嬉しいことが!

生まれて初めてメジロの姿を
ゲットしました。
逆光で遠すぎますが
機材のせいにしておきます。(笑)

厄介な樹木です。

2016年12月26日 06時44分58秒 | 日記
無事
母の三回忌が終わって
肩の荷がおりました。

散歩道の公園に
厄介な樹木があります。
オーストラリア原産の
アカシアの葉に
似ていることから
「ニセアカシア」
と呼ばれる
ハリエンジュです。


北米原産で明治時代に移入
街路樹や防風林などとして
盛んに植栽されました。

5月ころには
白い花が咲き
甘い香りが
一面に漂います。

蜂蜜が採れる木としても
有名で養蜂業者には
有難い樹木です。

しかし
旺盛な繁殖力のため
森林や河川に
進出するようになり
生態系を乱すようになり
環境省は
要注意外来生物に
指定しています。

特に長野県の河川敷では
駆除が困難な存在に
なってしまっています。

公園のハリエンジュは
葉を落とした状態ですが
冬芽が見当たりません。


冬芽は葉痕の中に隠れていて
隠芽(いんが)と呼ばれています。


針が残っていますので
何かの顔に見えませんか?


ツバキなのかサザンカなのか?

2016年12月25日 06時29分07秒 | 日記
散歩道の地蔵堂の前に
ツバキがある。
「ツバキだと思っている」
が正確かも知れない。








花は以前から咲いていたが
中心まで花弁が開ききらない。




昨日久しぶりの散歩で
最後まで開ききっている
花を見つけた。


のぞき込んで見ると
なんと頼りなげな
雄しべらしいものが
ひょろりと
のぞいている。


家で咲くオトメツバキの
開ききった中をのぞいても
雄しべらしいものは
なかったように思う。

雄しべは容易に
花弁に変わると言われる。
このツバキは
雄しべが完全に
花弁化していないと
言うことなのか?!

花弁をさわっていると
数枚の花弁が散った。
えっ。これは
サザンカの仲間なのか?


ルーペを取りだし
葉の裏の主脈を見るが
全く毛はない。

雌しべも
見当たらないが
子房辺りにも
毛はない。
やはりツバキの仲間か?!


サザンカとツバキの区別が
分からなくなった。

人が便宜的に
区別しているだけで
ツバキにとっても
サザンカにとっても
どちらでもよい話ではある。

さすが大阪です!

2016年12月24日 10時13分24秒 | 日記
無事大阪に戻りました。
さすが大阪です。
暖かいです。
朝の室温は12℃ありました。

モミジの紅葉の下で
ニホンスイセン
咲いています。


花のつくりを
見てみましょう


黄色く目立つ部分は
副花冠(ふくかかん)
筒のような花弁の一部が
伸びだしたものだと
言われています。



花の中をのぞくと
雄しべが3つ見えています。


真ん中に
先が3つに割れた
雌しべが見えます。


でも奥の方に
まだ黄色い雄しべが
見えているようです。

花を縦に割ってみると
下の方にまだ3個の雄しべがあり
合計6個の雄しべがありました。



ヒガンバナの仲間ですので
花の下に子房があります。
子房の中には他の植物と
同じように胚珠があります。


しかし種子ができないのです。
原因は花粉がうまく作れない
ためだそうです。
そのためスイセンは
もっぱら球根で
子孫を増やしています。

ヤドリギの戦略。

2016年12月23日 08時01分12秒 | 木曽Now


開田高原アメダス  今朝の最低気温 +3.4℃  昨日の最高気温 11.9度
木曽町新開     午前8時の気温 +3℃    天気  晴れ

もう今日の昼から
大阪に戻らなければなりません。
母の三回忌法要のためです。

今回の木曽は
雪がなく暖かい日が続き
ウォーキングもでき
星の写真も撮れ
充実していたと思います。

開田高原で
以前から気になる
植物があります。


ヤドリギです。
冬のこの時期になると
緑色のボール状の塊が
目立つようになります。





木の枝に根を張り
養分を横取りするだけでなく
自分でも光合成を行う
半寄生植物です。


果実は球形で
半透明の薄い黄色をしていて
熟すとオレンジ色になります。




果実は粘ると言われますが
つぶしてみると
多少粘り気がある程度です。

粘り気のあるのは
種子の周りの透明な部分と
種子を取り巻くような
白い筋の部分が異常に粘ります。


果実を飲み込んだ鳥が
糞を落としますが
地面に落ちた糞の中の
ヤドリギの種子は
発芽できません。

鳥が糞をした時
消化されなかった
粘る白い筋のような部分と
ヤドリギの種子は
鳥のお尻に
ぶら下がったままになります。
ちょうど金魚の糞の状態に
なるわけです。

お尻に種をぶら下げたまま
木の枝にとまると
そのねばねばした種子が
枝に絡みつき
発芽することになるのです。

ヤドリギの種子散布に協力する鳥は
ヒレンジャクやキレンジャクと
言われていますが
残念ながら私はまだ
観たことがありません。

拙宅のシラカバに
粘るヤドリギの種子を
くっつけておきました。
うまく発芽してくれれば
これから低い位置で
芽生えから観察できるのですが・・・。



最後に星の写真を一枚!

NIKON800E 120mmf4、ISO800、80秒 ソフトフィルター・ポータブル赤道儀使用

肉眼で見えるお隣の銀河
アンドロメダ銀河M31です。
大型銀河では
最も近いため
肉眼で見ることができます。
最近になく
きれいに撮れました。

7個の一等星!

2016年12月22日 08時07分37秒 | 星・星座


開田高原アメダス  今朝の最低気温 -4.8℃  昨日の最高気温 10.4度
木曽町新開     午前8時の気温 +2℃    天気  雨

冬の星々を
紹介します。

牡牛の肩先に
プレアデスという
美しい星団があります。
清少納言も枕草子で
「星は すばる。ひこぼし。ゆふづつ。よばひ星、すこしをかし。」
と一番に取り上げるほど
美しい星々です。


牡牛の顔をつくっている
V字形の星の並びが
ヒヤデス星団です。



赤く輝く一等星は
おうし座の
アルデバラン。

牡牛の角の先に
五つの星が
ひしゃげた五角形を
つくっています。



ぎょしゃ座です。
ぎょしゃとは
馬車のたづなをとる人
運転手のこと。
一等星はカペラで
一番北にある一等星です。

次にふたご座です。



兄カストルと
弟ポルックスの
双子の兄弟です。
弟のポルックスが
一等星。

最後に冬の大三角です。

オリオン座の赤い一等星
ベテルギウス。
全天で一番明るい一等星
おおいぬ座の
シリウス。
その左上の一等星
こいぬ座のプロキオンです。

この付近だけでも
7個の一等星が見られます。
さすがに冬の星空は
絢爛豪華ですね。

輝くオリオン座!

2016年12月21日 08時13分13秒 | 星・星座

開田高原アメダス  今朝の最低気温 -7.3℃  昨日の最高気温 5.4度
木曽町新開     午前8時の気温 -5.5℃    天気  晴れ

一昨日の夜
昨夜と満天の星空だった。

最近星空にカメラを
向けることはなかったが
久しぶりに
愛機ニコンD800Eを
引っ張り出す。

この時期
オリオン座は
午後7時を回ると
東の空から
顔を出すが
木曽は山の中
拙宅では
9時前にならないと
全体像は現れない。


華やかな星ぼしで飾られる
冬の代表的な星座だ。

オレンジ色の一等星
ベテルギウス。
青白色の一等星
リゲル。
その四角形の中を
斜めに並ぶ三つ星。



(絵が現れます)

三つ星の下に
小さな三つ星が並ぶ。
小三つ星の真ん中で
ぼんやり輝いているのが
おりおん大星雲М42だ。




88星座の中でも
1、2を競う
美しさだと言える。

気温-4℃。
寒さに耐えるだけの
値打はある!

ギフチョウ舞う雑木林に・・・

2016年12月20日 08時01分02秒 | 木曽Now


開田高原アメダス  今朝の最低気温 -4.6℃  昨日の最高気温 9.9度
木曽町新開     午前8時の気温 -1.5℃    天気  曇り

昨日の散歩は
ギフチョウの舞う雑木林に
行ってきました。
去年の初夏以来
とても久しぶりです。

一昨日より寒さは
緩んでいたのか
少し歩くとじんわりと
汗ばんできます。




日陰は雪がとけず
動物の足跡もあちこちに
見られます。


湿気が多いせいか
スギゴケの緑が
朝陽に美しく
輝いています。







スギゴケに負けじと
ヒカゲノカズラも
緑を競っています。


初夏にチョウが
舞っているような
白い花を咲かせる
オオカメノキ(ムシカリ)も
すっかり葉を落とし
可愛い冬芽を
輝かせています。



何に見えますか?

ウサギが
ひょっこり
顔を出したようにも
見えますね!?

山菜のコシアブラや
ハリギリの冬芽も
寒さ対策は万全のようです。






もうすぐ
本格的な雪の季節です。
ギフチョウの蛹も
山の植物たちも
あと四ヶ月
ゆっくりおやすみ下さい。


御嶽山を見ながらの散歩。

2016年12月19日 08時03分58秒 | 木曽Now

開田高原アメダス  今朝の最低気温 -5.9℃  昨日の最高気温 5.6度
木曽町新開     午前8時の気温 -4.5℃    天気  晴れ

いつもの散歩コースではなく
開田高原を歩いた。
そば道場に軽トラを置き
御嶽山を見ながらの散歩。

朝の10時を過ぎているが
はく息は白い。
トンネルの手前の温度計は
確か3℃だった。

木曽馬の里の手前を
右へ下ると
髭沢渡の集落に出る。

そこから坂道を上る。
両側の山の斜面の木々は
葉をすべて落とし
寒さに耐えている。

冷え切っていた身体にも
ほんのり汗がにじむ。

国道361号に出て
御嶽山を背に
気持ち良く歩く。

髭沢川の手前を右折して
髭沢渡の集落をもう一度通り
旧飛騨街道の標識に従い
雪が残る山道に入る。

霜柱を踏みしめ
春を待つ木々を
観ながら上る。

オニグルミの冬芽と葉痕に
思わず微笑む。




牧場の柵が見えてくると
もうそこは
木曽馬乗馬センターだ。

かわいい木曽馬が
出迎えてくれた。

木曽に到着しました。

2016年12月18日 08時28分19秒 | 木曽Now

開田高原アメダス  今朝の最低気温 -7.4℃  昨日の最高気温 0.6度
木曽町新開     午前8時の気温 -6.5℃    天気  晴れ

昨日夕方
木曽に無事到着。
気温1.5℃。
大阪の寒さとは
ひと味もふた味も違う。

室温は2℃。
水払いをしていなかったので
心配したが異常はなし。

家中のストーブをフル回転で
部屋を暖めた。

夜就寝前
ようやく室温17℃まで
上がった。

今朝は快晴。
開田高原まで
車を走らす。

道路わきに
雪が残るが
車の運転に
支障はない。

快晴の空に
御嶽山が眩しい。
十八日月が
白く輝いている。

そば道場前から


シンボルツリーのコナラを入れて


手前はブルーベリー畑

舟に乗った種子

2016年12月17日 07時01分36秒 | 日記
散歩道に
数本のアオギリがある。

ほとんどが葉を落とし
褐色の毛で覆われた
冬芽が目立つ。

まるで
アフロヘアーのようだ。
防寒対策は
バッチリできている。

このアオギリは
毎年の剪定のため
花が咲いたことはない。

川沿いにある
大学のアオギリは
毎年花をつけ
この時期
果実が開いて
種子をのぞかせている。






種子は
舟形の果実の皮についていて
風が吹くとくるくる舞って
落ちてくる。
出来るだけ遠くに
着地するため
舟に乗っているようだ。


この皺のよった種子は
煎るとコーヒーの代用品になる。
戦時中に飲まれていたとか。


アオギリと言えば
先日も毎日新聞に
載っていたが
被爆イチョウと共に
広島の爆心地近くに
植わっていて被爆
その後奇跡的に復活して
人々を勇気づけたと
言われている。

戦後70年
被爆アオギリ2世が
各地で元気に
育っていると聞く。

明日から
木曽発です。