木曽Now

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諦めていた花が咲いていました。

2016年10月21日 08時01分21秒 | 木曽Now


開田高原アメダス  最低気温 1.8℃  昨日の最高気温 17.8℃
木曽町新開     午前8時の気温 6℃  天気 晴れ
久しぶりに今朝は冷え込みました。


今年は
ツリフネソウの姿を
見ることができないと
諦めていました。

毎年家の周りの
日陰で湿った所に
たくさん咲いています。

ツリフネソウは
横から見ると
名前の通り
船をぶら下げたような
形をしています。


正面から見ると
下唇のように広がった花弁が
目立っています。


美しい模様の蜜標が
見えますが

その奥は急に細くなって
最後にはくるりと
渦巻きのように巻いています。

蜜はこの巻いている部分にあります。

花の入り口の上から
緑色をした雌しべと
それを取り囲むように
雄しべが見えています。


写真の花は
雄の時期で
花粉を出し終わると
葯が落ちて
雌しべが顔を出します。

蜜の場所が
渦巻きの奥にあるため
口吻の長いマルハナバチの仲間だけが
蜜を吸うことができます。

大きな花弁に脚をかけ
花の奥まで潜り込み
長い口吻を伸ばして
蜜を吸います。

その時ハチの頭から背中に
花粉がくっつきます。
しばらく観察していたのですが
時期が遅いのか
ハチは現れませんでした。

果実は細長い
莢のような形をしています。


熟した果実に触れると
一気に弾けて種子が
勢いよく飛び散ります。

ホウセンカや
インパチェンスも
同じ仲間で
触れると種子が弾けます。

自力散布型の植物です。