でも、みんなは だんだん そらまめくんが かわいそうに なってきました。
「よし、じゃあ、ぼくたちの ベッドを かしてあげよう」
えだまめくんの ベッドは―
ちいさい。
グリーンピースの きょうだいの ベッドは―
ほそい。
さやえんどうさんの ベッドは―
うすい。
ピーナツツくんの ベッドは―
かたい。
「やっぱり、やっぱり、あのベッドでなくっちゃ だめだ」
そらまめくんは、もういちど さがしに でかけました。
なんにちも なんにちも さがしましたが、ベッドは みつかりません。
「もう、くたくただよ。つかれちゃった・・・」
と、そらまめくんが つぶやいたとき―
わっ!
なんと、うずらが そらまめくんの ベッドのうえに、
どっしりと のっかっています。
「どうしよう。せっかく みつかったのに・・・」
「そうか、あのベッドで たまごを あたためているんだ。
しかたがない、すこしだけ かしてあげようかな。
でも、ぼくのたからものだからな・・・
そうだ、おうちを つくって、すこし ようすを みよう」
それから、そらまめくんは くるひも くるひも ベッドを
みはっていました。でもそのうち、ベッドよりも たまごのほうが
きになってきました。
「あのたまご、これから どうなるんだろう」
パリッ パリッ ぴよっ ぴよっ
「よし、もうひといき!」
「やった―! たまごが かえったぞ。ぼくの
ふわふわ ベッドで ひよこが うまれた―!」
そらまめくんは とくいになって いいました。
ひよこたちは ベッドから でて、おかあさんうずらのうしろを
ひょこ ひょこと あるいていきます。
「げんきでね」
そらまめくんが てを ふると、おかあさんうずらは
ふりかえって、そらまめくんを じっと みつめました。
そらまめくんは、うれしそうに ベッドを もって、かえりました。
「やあ、そらまめくん。ベッドが みつかって よかったね。
とっても しんぱいしていたんだよ」
えだまめくんも グリーンピースの きょうだいも さやえんどうさんも
ピーナツツくんも いいました。
「さあ、みんなで おいわいの パーティーをしよう!」
ふわふわ ベッドが みつかった
きょうは たのしい おいわいさ
カシャ カシャ、ドンドコ、プップクプ―
カシャ カシャ、ドンドコ、プップクプ―
そらまめくんは みんなと いっしょに
よが ふけるまで おどりました。
そのあと、そらまめくんは、みんなを じぶんの
ふわふわ ベッドに しょうたいしました。
「おやすみなさい。みんな、ぐっすり ねむってね」
(おしまい)
うずらさん卵が無事にかえって良かったですね!
美味しいそら豆を食べたくなっちゃいました(^_-)
若かりし頃イタリアへ行つた時生で食べているのをみて驚きました!
私たちも食べてみましたが、青臭くてダメでした🙅♀️
今回は、そらまめ君の童話の後半編ですね。めでたい解決編です。
添付された画像群によって、実際にそらまめのサヤが実るシーンがよく分かりました。
これまでは、そらまめのサヤが空に向かって伸びることしか知りませんでした。
なお、奇遇ですが本日の弊ブログも、ある野鳥の巣作り準備編です。2回にわたってお伝えします。
想像していた通り、ハッピーエンドで良かった~♪
ウズラの卵の乗るのど、確かにそら豆の莢は大きいですものね。
昔、養母はよく作っていましたが、それほど大きくはありませんでした。
そら豆の調理方と言えば、薄い醤油味で煮るだけでした。
薄皮が固いので出していました。
スイカの種をだすように^^;
また、実母は乾燥したそら豆を実家から貰ってきて、豆煎りで炒ったものをおやつにたべさせてくれました。
ポケットにはいつもそれ・・。
固いので、口の中で転がしているとほんのり甘い味がしてくるのでした。
美味しい懐かしい味です。
最初は嫌だったのが、もっと欲しいとせがむようになったのを憶えています。
何もおやつなんて見たこともないのでしたからね。
ずっと後に、フライにして塩をまぶしたものを売っているのも見たのでしたが、
ただ炒っただけのそら豆が懐かしいです。
撮られて見事に素晴らしいそら豆に
なりました。お話もうずらのひよこが
そして最後はこのフワァフワァベットで
素敵な二日間の物語をありがとうございました
こんな結末だったら、子供たちは「ソラマメさん良かったね、みんなも良かったね」
と、ほっと安心して満足したと思います。
ソラマメのベッドはフワフワ、人もフワフワお布団で幸せを感じますね(^_-)-☆
先日はハルカスの講座に来ていただきまして、ありがとうございました。
さて、せんべい布団と化しつつある僕のベッド、そらまめ君が羨ましいです。
そらまめ君のベッドができる前には、綺麗な花が咲くのですね。
心温まるストーリーと、お写真とで楽しませていただきました。
なかなかよろしかったです
今日も素敵を・・・ありがとうでした。