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深セン市の72階建て「賽格広場(SEGプラザ)」で「謎の揺れ」

2021-06-07 06:22:57 | 日記
中国深センで「謎の揺れ」がSEGプラザを襲っています。同ビルは深セン市内では5番目の高さで、世界でも72番目だが
築21年でTMD(チューンド・マス・ダンパー)と呼ばれる制振装置を設置していない。揺れの原因について、広東省政府
緊急事態管理局は「風やビルの地下を走っている2路線の地下鉄、気温の上昇による鋼材の伸びが揺れの原因だ。今後も
同じような条件がそろえば、揺れが生じる可能性がある」と分析している。
地上72階のビルが万一崩壊すれば深センに与える影響は計り知れず、予断は許せません。原因究明が出来なければ一旦
入居者は全て非難することが賢明でしょう。

以下抜粋コピー
中国広東省深セン市中心部にある高さ356m、地上72階・地下4階建ての高層ビル「賽格広場(SEGプラザ)」が5月中旬
2日間にわたって揺れ続け、ビル内のオフィスにいた約1万5000人が避難した。この騒動について、深セン市当局は直ち
に原因の調査を命じるとともに、SEGプラザのテナントの代替のオフィスを手配するなどの対応策を打ち出している。
 今後も同様の事態が発生すれば、深セン市に進出している企業が、他の地域へ流出することも予想され、北京の習近平
指導部からは、厳重な対策をとるよう求められているという。地元紙「深セン特区報」などが報じた。SEGプラザは深セン
市内では5番目の高さで、世界でも72番目だが、築21年でTMD(チューンド・マス・ダンパー)と呼ばれる制振装置を設置
していない。揺れの原因について、広東省政府緊急事態管理局は「風やビルの地下を走っている2路線の地下鉄、気温の上昇
による鋼材の伸びが揺れの原因だ。今後も同じような条件がそろえば、揺れが生じる可能性がある」と分析している。
香港の英字紙「サウス・チャイナ・モーニング・ポスト」によると、その後の検査では建物の構造や周辺環境に異常はな
かったとのことだが、駐広州市米国総領事館は米国市民に対して、原因が分かるまで、SEGプラザから離れるよう警告している。
 ロイター通信などの海外メディアは「人口1200万人を超える都市の中心部にあるこれほどの規模の超高層ビルが危険
建築物と判明した場合、当局が今後どのような対応を取るかは不明だ」と報じるなど、当局側の対応を注視している。
 習近平指導部も広東省トップの李希・党委書記に事態の原因究明と安全確認を命じた。李氏は陣頭指揮をとって対応
に当たっているが、具体的な原因は分かっていないという。対策が遅れれば、補償問題も生じるだけに、ビル側も対応
を急いでいるが、いまのところ、具体的な対応策はとれていない状況だ。
 このため、SEGプラザに入居している
テナント企業のなかには、他のビルに移る企業も出ているほか、一般市民もプラザ内の店舗やレストランなどの利用を
控えており、プラザ内は閑散とした状態だったという。あるテナント企業の経営者はサウス紙に対して、「最初のぐら
つきが起こったとき、エレベーターは止まっており、20階以上を階段で駆け下りなければならなかった。次の日も
階段を使って部屋に戻って、重い荷物を抱えて、歩いて駆け下りた。今後少しでも早くオフィスに戻ることができるよ
うに、調査を迅速に終えてほしい。その一方で、我々が安心できるように、徹底的かつ詳細な調査をしてもらいたい」
などと語っている。
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