『名も無く豊かに元気で面白く』

読んだ本、ニュース、新聞、雑誌の論点整理、備忘録として始めました。浅学非才の身ながら、お役に立てれば幸いです。

異次元の天才・藤井聡太が将棋の叡王戦永瀬拓矢王座に逆転勝ち

2021-06-02 06:00:40 | 日記
藤井聡太2冠(王位・棋聖=18)が、豊島将之叡王(竜王=31)への挑戦権獲得に前進。5月31日、都内で行われた将棋の
第6期叡王戦本戦トーナメント準々決勝で永瀬拓矢王座(28)を下した。午前10時から始まった対局は、先手の永瀬が攻勢
を仕掛けて優位を築いたかにみえたが、チャンスを逃した後はうまく対応した藤井が午後5時23分、138手で逆転勝ちした。
1回戦で行方尚史九段(47)を下して本戦初勝利を挙げた勢いに乗り、前期叡王で本戦シードの永瀬も撃破。初のベスト4入
りを果たした。準決勝では、昨年の竜王戦決勝トーナメント初戦で敗れた丸山忠久九段(50)と対戦する。永瀬との
対戦成績は3勝1敗。初顔合わせとなった昨年6月4日の棋聖戦挑戦者決定戦で藤井が勝つと、同月23日の王位戦挑戦者決定戦
でも勝ち、そのまま2冠獲得へと駆け上がった。今回もライバルを下した。6月6日から始まる棋聖戦5番勝負では渡辺明名人
(棋王・王将=37)、同29日から始まる王位戦7番勝負では豊島の挑戦をそれぞれ受ける。防衛戦に加え、叡王戦本戦、竜王
戦決勝トーナメントなど公式戦は続く。頂上を目指す「熱い」季節が始まる。

以下抜粋コピー
現在の将棋界の序列上位は渡辺三冠=名人、棋王、王将=、豊島将之二冠(31)=竜王、叡王=、藤井二冠=王位、棋聖=
永瀬拓矢王座(28)。この4者が「4強」と呼ばれている。渡辺と藤井の決戦は、時代のトップクラスによる頂上対決と呼んでよさそうだ。
 豊島は藤井のことを「国民的なスーパースター」と評した。競争相手から素直にそうたたえられるほど、世間の目には藤井の存在感は
突出している。現代は史上空前の将棋ブームと言われる。一番の要因は、若く涼やかで知的なヒーロー、藤井の登場にある。もしかした
ら多くの人々は、藤井の防衛劇を望んでいるのかもしれない。
■自分の役割は藤井の壁
 渡辺は徹底した合理主義者だ。情実を排した上で、自らの立場を客観視できる目を持つ。渡辺は藤井応援の声が多いことも十分に承知
している。「藤井君がこんなに注目される中、対戦相手も強くないと盛り上がらない。藤井君の壁になれるかはわからないけど、そこは
自分が期待されている役割でしょうし、その一番手という意識はあります。藤井君が全部大楽勝だと、面白くもなんともない。世の中の
人がいま求めているのは、藤井君が強い相手にスレスレで逆転勝ちしたりするところでしょう」
コメント
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