安倍晋三首相は新型コロナウイルスの感染拡大に備える改正特別措置法(新型コロナ特措法)に基づく、緊急事態宣言について今日宣言します。対象地域は東京、埼玉、千葉、神奈川の首都圏と大阪、兵庫、福岡の7都府県。8日午前0時から効力を発生させる方針で、実施期間は5月6日までの約1か月を想定する。休業に入る飲食店や娯楽施設が多数出てくるはずです。緊急事態宣言について今日宣言します。対象地域は東京、埼玉、千葉、神奈川の首都圏と大阪、兵庫、福岡の7都府県。8日午前0時から効力を発生させる方針で、実施期間は5月6日までの約1か月を想定する。休業に入る飲食店や娯楽施設が多数出てくるはずです。そうした中、多くの国民が子供のころ接種したBCG ワクチンが新型コロナウイルスに一定の効果があるようです。只ウイルスは日々変化しているようで第2派は確実に襲ってるはずで油断は禁物です。
以下抜粋コピー
日本ワクチン学会 2020 年 4 月 3 日
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する BCG ワクチンの効果に関する見解【2020.4.3 Ver.2】
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の広がりが、国内外で医学的、社会的に大き な問題となっています。国内でも感染者数と共に死亡者数が日増しに増加している状況 ですが、一部の国と比較しますと、現時点では爆発的ではなく、緩やかなカーブを描い ているように思われます。この原因は、これまでの政府および各地方自治体による様々 な施策が功を奏していることと、国民一人一人の自制の効いた行動と心掛けによるとこ ろが大であるとまずは考えられます。 一方で、国内外より、幼少期の BCG ワクチンの接種の有無が各国の患者数や重症者数 の多寡に関与しているのではないかという仮説 1)が提唱されています。国外では、医療 従事者における BCG ワクチン接種の有効性を確認するための臨床研究も準備されてい る 1,2)ということです。 これを受けて、一般に新型コロナウイルス感染症による重症化のリスクが高く、BCG ワクチンの接種歴がない世代の方々より、接種を希望する声が医療機関に届き始めてい るようです。 こうした動きに対しまして、日本ワクチン学会の見解として、留意すべきポイントを 下記のようにまとめました。
「新型コロナウイルスによる感染症に対して BCG ワクチンが有効ではないか」とい う仮説は、いまだその真偽が科学的に確認されたものではなく、現時点では否定も肯 定も、もちろん推奨もされない。 BCG ワクチン接種の効能・効果は「結核予防」3)であり、新型コロナウイルス感染症 の発症および重症化の予防を目的とはしていない。また、主たる対象は乳幼児であり、 高齢者への接種に関わる知見は十分とは言えない。 本来の適応と対象に合致しない接種が増大する結果、定期接種としての乳児への BCG ワクチンの安定供給が影響を受ける事態は避けなければならない。
新型コロナウイルス感染症に対しては、現時点までに蓄積された科学的知見をもとに した対応がなされていくことが第一義であると考えます。これと並行して、治療薬の開 発、予防のためのワクチンの開発が早期に進むよう、本学会としても果たすべき役割を 認識するところであります。