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米ハーバード大の研究チームは発表「抗ウイルス薬やワクチンの開発が無ければ新型コロナウイルスの世界的流行を抑えるには、外出規制などの措置を、2022年まで断続的に続ける必要」

2020-04-16 08:46:23 | 日記

米ハーバード大の研究チームは今回の流行が終わった後も、外出規制を1度だけで解除すればすぐに第2波が来ることを予想しました。厚生労働省クラスター対策班の西浦博・北海道大教授が15日、発表した何もしなければ重篤患者のうちほぼ半数の40万人以上が死亡する緊急予想を加味すれば何もしないことはありえないでしょう。今後2年世界中で何らかのコロナ対策規制が持続したとすれば、ウイルスが終息した後もグローバルな世界に戻る可能性は低いかもしれません。今回 国際的なサプライチェーン(製品の原材料調達から製造、在庫管理、物流、販売までの流れのこと=供給連鎖)が脆弱だったと判明したことで、保護主義や生産の自国回帰への動きが加速するとみられる気がします。世界大恐慌の可能性も含め世界情勢はアフターコロナで一変するかもしれません。

以下抜粋コピー

新型コロナウイルスの世界的流行を抑えるためには、外出規制などの措置を、2022年まで断続的に続ける必要がある――。こんな予測を米ハーバード大の研究チームが発表した。措置が必要な期間は、抗ウイルス薬やワクチンの開発、救急医療態勢の拡充などで短縮できるとしている。14日、米科学誌サイエンス(電子版)に論文が掲載された。
 研究チームは同じコロナウイルスで、一般的な「風邪」の原因になる二つのウイルスの毎年の感染状況から、米国のデータをもとに25年までの感染者の推移を推定した。その上で、季節によるウイルスの広まりや免疫の持続期間などを評価。多くの人が感染し、集団免疫を獲得して流行が抑えられるまでの時間を調べた。
 その結果、今回の流行が終わった後も、外出規制を1度だけで解除すればすぐに第2波が来ることなどが判明。感染者数のピークが救急医療態勢の能力を超えないように、断続的に外出規制を行うと、集団免疫を獲得するには22年までかかることが分かった。
 研究チームは「新たな治療法とワクチンがあれば外出規制の期間と厳しさを軽減できる」としている。しかし、制圧に成功したように見えても、24年までは再び感染が広まる可能性があり監視を続けることが必要だという。

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