東海大学が10時間52分09秒の大会新記録で悲願の初優勝を飾りました。筆者は東洋大学が優勝するのではないかと予想していましたが大外れ、見事な逆転勝ちです。東海大学は黄金世代エース格の関颯人がケガの為出場できないにも関わらず、「黄金世代」を含め選手のレベルが高い。箱根駅伝は青山学院大の牙城が崩され、3強時代に突入し、2020年が楽しみです。
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スピードを持ち味とする東海大はこの夏、新たな取り組みに挑んだ。両角監督が初めて「今回は箱根で優勝を狙う」と宣言して夏合宿がスタート。例年のスピード練習よりも泥臭く走り込んだ。湯沢舜(4年)、郡司陽大(3年)、西田壮志(2年)らスタミナ型の選手が成長を見せた反面、例年より故障者が増えた。チーム内には疑問と不満が沸き上がったが、両角監督は基本方針を変えなかった。その中でたくましく成長した選手の象徴が小松だった。
前回優勝した6区間45・1キロの出雲駅伝(昨年10月8日)では3位と物足りない結果と内容だったが、8区間106・8キロと距離が伸びた全日本大学駅伝(昨年11月4日)では2位と光明を見いだした。
箱根駅伝のコースがある神奈川・平塚市にキャンパスを置く東海大にとって箱根路初制覇は悲願だった。平塚―戸塚間を走る8区で首位に立ったことは運命的でもあった。
15年全国高校駅伝「花の1区」上位6人中5人が東海大に入学。「黄金世代」と呼ばれる彼らも3年生となり、真価が問われるシーズンだった。エース格の関颯人は故障のため、外れたが、優勝メンバー10人のうち3年生が7人入り「黄金世代」の面目躍如となった。