題名が気になり読んでみました。佐藤氏のセミナーに参加するには200万円以上も費用が必要だったそうです。過去形にしたのは佐藤氏は既に3年前にお亡くなりになっています。氏が語る豊かさに満ち溢れた暮らしをするためには①丈夫な体を作る。②知力を鍛える。③心を豊かにする。という3つだそうです。そして、お金を使うことが幸せと感じられる人が真の富豪だそうです。有り余る資産を持ち、富豪信者に健康を説き成功を納めた佐藤氏が80歳で亡くなってしまうのは何とも皮肉です。人生は所詮思い通りには行かないものなのかもしれません。脳は事実と想像の区別がつかないくだりは目から鱗です。思いこむポジィティブ思想が成功を呼ぶのです。
佐藤富雄 語録抜粋
神経質でストレスをためやすいタイプの人は、作業能率の高さで出世する場合はあるかもしれませんが、新しいことに取り組んで大きく成長することは不得手です。できるだけストレスをためず、脳を快適な状態にすることは、健康を保ち、仕事の成功につながるのです。
言語習慣を変えれば、思考習慣も変化します。つまり「口ぐせ」を変えることで性格も変えることができるのです。これは脳や自律神経系の働きでも説明が付きます。人は、自律神経系によって動かされています。自律神経系は、心臓の鼓動や体温調節など、本来は人の意思を介さずに生体コントロールを行っています。しかし同時に、脳が思考したことに無条件に反応するという特性を持っています。梅干を想像するだけで、唾液が分泌されるのはその一例です。思考は言語で構成されていますから、言葉が自律神経系、ひいては人そのものを支配するといえます。つまり言語を操ることで、自分をコントロールすることができるのです。
脳は、事実と想像の区別がつかないので、まだ起こっていない心配事について悩んでいても、いまその心配事が起こっているかのような体の反応を引き起こします。心配性な思考習慣が、実際にネガティブな結果を招いてしまうのです。
運動をすると、自然の脳内麻薬様物質「オピオイド系ホルモン」が分泌され、脳の機能が活性化されます。なかでも、ドーパミンは意欲をアップさせてくれますし、ベータ・エンドルフィンはやる気や思考力を高め、免疫細胞に作用します。免疫細胞は体内のウィルスやバクテリア、がん細胞などを攻撃してくれます。意識的に身体を動かすことを続けていれば、自分の身体に対するイメージも変わりますし、自然と前向きになるはずです。