人生には2度の勝負時があるようです。一度目は10代です。良き親に恵まれ大学に進学していった子供の多くは無事に定年まで過ごせました。中学、高校での出来の良くない親に育てられた不幸な子供の多くは脱落していきましたが、中には苦労し、技術や知識を身に着け秀でた子もいます。50代は一度リセットされ今まで所有していた学歴・親・組織から離れます。以降逆転され貯金・年金だけに頼る不幸な大人になるのか、自己投資し再度、自分が今まで築いてきたものをベースに再チャレンジするかで分かれます。人生二毛作なのです。しかも寿命が長くなり二度目のスタートがより重要になります。人間の脳のキャパシティーのピークは二度。一つ目は28歳。二つ目が55歳。20代のキャパが10だとすると30代、40代のキャパは2ところが50代にはもう一度キャパが上がって10しかも20代よりもキャパシティーが強いことが科学的に証明された。筆者が好きな言葉は『人生気づいた時がバースデー』タイトルといい、鷹の寿命のエピソートなど刺激がある本です。余命わずかな人たちへのインタビューで一番多い後悔は「しなければいけないことばかりやってきた。したいことをもっとしておけばよかった。」
以下コピー 「鷹の寿命には二段階あります。最初の寿命は40歳。この時に半分の鷹は死んでしまいます。40歳を乗り越えた鷹は70歳まで生きます。40歳の時に、くちばし、爪、羽根が弱くなります。生き残る鷹は、はるか高い高い山にたち、残っているくちばしを岩に打ちつけて自分で全部おります。そうすると、やがて新しいくちばしがはえてくるのです」
輝ける60代・70代を生き抜くために、いまどうやって古いくちばしを折り、新しいくちばしを再生させるべきなのか、様々なエピソードで著者はかたります。