集団的自衛権行使容認は閣議決定への流れが決定的です。行使容認に理解を示している日本維新の会やみんなの党を評価し公明党をけん制するのに役立ちましたが、政治利用です。安倍内閣の舞台裏でいろいろな駆け引きがあることが見え隠れする討論会です。舞台裏は、野党第一党民主党も同じで任期途中のお家芸、自分たちの都合による「海江田おろし」を画策です。いずれにしてもなぜ憲法改正を経ないで閣議決定による『集団的自衛権の行使容認』なのか説明は出来ませんでしたし、行使容認の必要性を認めるのかどうなのかについては議論がありませんでした。つべこべ言っていると伝家の宝刀、衆議院解散を秋にでもするぞ。との脅しとも取れます。少なくとも、分党による準備不足の日本維新の会、渡辺元党首が自己の政治資金問題で辞任した、みんなの党にはこの脅しは効きます。公明党にしても都知事を輩出するなど与党でいるメリットを考えれば離脱は出来ないはずです。議論する野党が不在の中、与党内を抑え、安倍内閣が長期政権への階段をほくそ笑みながら上がっていく構図です。
(以下コピー) 安倍総理大臣は11日の党首討論で、自らが目指している憲法解釈の変更による集団的自衛権の行使容認に理解を示している日本維新の会とみんなの党を評価する発言をしました。
「国民の命を、安全な暮らしを守っていくという、平和な暮らしを守っていくという責任を果たさなければならない。私たちは何をすべきかということを今、与党において責任を持って議論をしているわけであります。みんなの党の諸君や維新の会の諸君は、難しい問題ではありますが、あえてしっかりと国民の皆さまに立場を表明しているではないですか」(安倍首相)
安倍総理は民主党の海江田代表との党首討論の場で、あえて集団的自衛権の行使容認に理解を示している日本維新の会とみんなの党の名前を挙げて評価しました。
党内の安全保障政策がバラバラだと指摘されている民主党を批判するとともに、行使容認に慎重な公明党に対するけん制という側面もありそうです。
一方、公明党の山口代表は党首討論の終了後、「期限にこだわって、国民の理解を深める合意を形成するという本来の目的が失われては元も子もない」と述べ、政府自民党が目指す今の国会の会期中の閣議決定には改めて慎重な考えを示しました。
追加 明日から開幕するブラジルW杯で世界中が盛り上がる最中、盛り上がらないニュースは韓国が2002年日韓W杯ベスト4進出のためにした審判買収疑惑です。朴大統領の出身セヌリ政党からソウル市長選に出馬し落選した買収疑惑の中心人物、元FIFA鄭副会長が審判買収を裏付ける爆弾発言です。世界中の純粋なサッカーファンを怒らせた買収を懺悔するどころか誇示するトンデモ発言です。
(以下コピー)2002年のサッカー日韓W杯。韓国はポルトガル、イタリア、スペインと強豪国を次々撃破しベスト4という好成績を収めた。アジアサッカー史に残る偉業だが、一方では疑惑の判定が相次いだことで中国では八百長だったと疑う人も多い。今回、その審判買収説に新たな証拠が登場した。
証拠となったのは元国際サッカー連盟(FIFA)副会長、鄭夢準氏の失言だ。ソウル市長選に立候補した鄭氏だが、選挙演説で「秘密の話をしましょう」と切り出し、「(審判買収説が言われているが)私の能力がそれだけあるのだから市長を任せても大丈夫ということでしょう」と発言した。これが日本メディアに報じられ、買収説の信憑性をさらに高める証拠として扱われている。
w杯明日開幕戦 開始合図の笛を吹くことになった西村主審 過去中韓戦で危険行為と関係ない中国選手を一発退場にしてしまった経験を持つ、誤審だけは避けたい