『名も無く豊かに元気で面白く』

読んだ本、ニュース、新聞、雑誌の論点整理、備忘録として始めました。浅学非才の身ながら、お役に立てれば幸いです。

持ち家ビンボー世代出現?

2014-03-10 09:42:53 | 日記

バブル崩壊の傷跡は未だに癒えていません。日本人は本当に辛抱強い国民です。65歳以上の持ち家比率は81%と全世帯平均62%を大きく上回っています。65歳以上はちょうどバブル全盛期に30代後半で『今買わないと家は一生買えなくなる』『価格は上がり続けるから買ったもん勝ち、という不動産神話』に踊らされた人たちです。国やマスコミに踊らさせられた人たちの最後は悲惨です。バブル最盛期には住宅ローン金利は8%を超えていましたし住宅金融公庫ゆとりローンという収入が増加する前提で設定された支払い金額が増加するローンなどがありました。。35歳で期間35年3000万円8%の住宅ローン(最悪この条件で借り続けていた人は6000万円の金利を支払い続けることになります。)で借りていた人達が楽々な年金生活ではと思いきや、支給額が少ない場合や将来のリスク準備金として一定の金額を預金する退職金で住宅ローンを精算できない人達は70歳まで年金やわずかパート収入で住宅ローンを払い続けなければならない。とても悠々自適な年金生活ではない。この世代は社会からは支払い金額以上の年金受取額があり傍目には幸せ世代かと思いきや思わぬ落とし穴です。仮に家を手放すにしても築年数による減価償却や地価下落などによりせいぜい購入金額の半額ではないかと思います。また70歳以上では賃貸で借りることも難しくなります。退職金でローン残高を一部返済し、値下がりした住宅にしがみつき、70歳まで住宅ローンを払い続けることになります。以降、やっと支払いが終わったと思いきやインフレや消費税引き上げによる実質年金受取金額が減ることになります。若者に対する世代間不公平は住宅ローンを組んで家を購入せず、どちらかの親の家を相続した時点でかなり解消されます。世の中うまくできています。流れにうまく乗ることです。ところで、ウクライナ情勢の不透明やロシアに対する欧米の制裁(現政権が民主的なプロセスを経ず成立した点やクーデターに際して米国が関与した疑いなど時間が経てば正当性が疑われます。)、それに対するロシアからウクライナに天然ガス供給停止予想や中国の景気減速指標発表など世界経済は不透明です。しかし、何故か日経平均は下にいかずに押し留まっています。それは日銀黒田バズーカ砲期待です。異次元の金融緩和黒田バズーカが発動される時間が迫っていると考えるべきでしょう。

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